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みなさん、こんにちわ。
毎日暑い日が続きますね。 なた間が開いてしまって本当にすみません。 なんだかんだと忙しくて・・・ 探偵犬「武蔵」のその後なんですが、今のところ症状は落ち着いているようです。 でも、やっぱり以前とは全く違う犬のような感じです。 ただ、発作が出ていないことがなによりも救いです。 発作の最中の武蔵の表情は、例えようのないくらい苦しそうな表情ですからね・・・ では、探偵日記の続編です。 僕達は他に調べたいことがあったので、調査員と手分けして報告書の作成と調べ物を同時に済ませました。 そしていよいよ、松平さんに報告です。 数日後、松平さんと待ち合わせ、今回の調査の報告です。 僕は松平さんの前に調査結果をまとめた報告書と調査の際に撮影したビデオを出しました。 そして、今回は松平さんの会社の領収書入れから、会社とは関係のない領収書を持ってきてもらい、調査の間、彼女が立ち寄ったお店などと照らし合わせることにしました。 通常、調査結果の報告は調査の開始日から終了日までを順を追って報告していきます。 今回も同様に一日目から報告していきました。 予め領収書は日付順に並べてありますから、それと平行して進めていきます。 報告書には対象者が利用したお店の名前、住所、電話番号、走った道路名、道順、曲がった交差点名、入ったホテルの名前や部屋番号まで、全て詳細に記載されています。 ですから、報告を受ける側は、その日の状況が手に取るようにわかるんです。 僕の探偵事務所の調査報告書は、そんじょそこらの探偵会社の報告書とはわけが違います!! けっして他の探偵会社が駄目と言うわけではありませんけど・・・ これだけは見てもらえればその違いは歴然!! 特に、肝心の証拠映像や証拠写真は天下一品です!! ですので、いつもクライアントには大喜びしてもらってるんです。 もちろん、今回も報告書の内容は抜群です。 報告を進めていくと、彼女が立ち寄ったお店や有料道路が領収書とぴったりと一致していきました。 さすがに僕も松平さんもこれには呆れ気味・・・ ここまで徹底してるとは・・・ってかんじですね。 報告も大詰め、彼女が男性とホテルに入るところになりました。 以前の日記でも書きましたけど、毎回ここは緊張します。 どれだけ心の準備ができているとはいえ、さすがに目の当たりにすると憤慨するクライアントもいますからね・・・ 一呼吸おいてページをめくりました。 そのページには彼女が男性とホテルに入る写真が貼ってあります。 一瞬、松平さんの表情が険しくなりましたけど、すぐに元に戻りました。 僕もほっと一安心です。 ひととおり報告を終えてみると、松平さんに持ってきてもらった領収書の全てが彼女が紛れ込ませたものだとわかりました。 それだけでも数万円にはなります。 Q 「以上が今回の調査の結果となります。」 松 「ありがとうございました。」 Q 「今後はどうされますか?」 松 「そうでうね・・・、今回の調査でこれだけの証拠を集めていただきましたから、さすがの彼女も言い逃れはできないでしょう。」 Q 「そうですね。今回の調査では後半になりましたけど有力な証拠を押さえることができましたし、同じ男性と2度もホテルを利用していますからね。けっして『出来心』なんて言い逃れはできないでしょう。」 松 「そうですね。本当に有難うございます。で、本来ならこれで充分なんだと思うんですが・・・」 Q 「ん? なんですか? 遠慮しないで言ってくださいね。」 松 「はい・・・、この男性の身元を調べてもらうわけにはいきませんか? もちろん、別に料金はお支払はしますから。」 Q 「あ~、そういうことですか。」 松 「すみません、ややこしいことばかりおねがいして・・・。ただ、今回の一件に関係した人間の中で、唯一ホテルに入った男性ですからね。何かあったときのために身元だけは知っておきたくて。」 Q 「なるほど。実はね・・・」 松 「なんですか?」 Q 「もう何回も松平さんとお出会いして、沢山お話もしましたから松平さんの人間性はわかってるつもりなんです。で、きっと松平さんのことですからこの男の身元も知っておきたいと思うだろうなと思ったんです。」 松 「じゃ、まさか?」 Q 「はい、そのまさかです。すでにこの男の身元は調べてありますよ。」 松 「本当ですか!?」 Q 「これが、この男の身元になります。」 僕は鞄から別の報告書を取り出しました。 表題には「別添資料」と書かれています。 松 「ありがとうございます! もう、Qちゃんもいじわるですね~。それならそうと先に言ってくれればいいのに~」 Q 「ははは、すみません。でも、このほうがうれしいでしょ?」 松 「それもそうですね! じゃちゃんと料金は払いますね。」 Q 「いえいえ、これに関しては料金はけっこうですよ。」 松 「えっ!? そんな、ちゃんと調べてもらってるのに、ちゃんと払いますよ。」 Q 「いやいや、今回の調査では、すでに調査料金は全額頂いてますし、いろいろ協力もしてもらいましたからね。 通常なら別料金なんですが、今回は僕もいろいろ勉強させてもらいましたから、これは僕からの気持ちだと思ってください。」 松 「ほんとうですか。有難うございます!」 Q 「まだあんまり感謝しないで下さい。 むしろ本番はこれからですからね!!」 松 「そうですね!」 その後、これからのことを細かく打ち合わせて松平さんと別れました。 後は、今回の証拠をもって、彼女に決別を宣告するだけです。 つづく・・・(次回、完結編) こちらはIT探偵Qちゃんのいる「日本アイティ探偵社グループ」のHPです。 最後にワンクリック!! お願いします!! SSDS特殊技能探偵養成学院もよろしく!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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