『暗き黄昏の宮』 彩雲国物語原作ツアー 19巻 感想
彩雲国ナビのたぬきじじいです。読む本がなくて、『スカーレット・ウィザード』を読み返して、暁の天使シリーズまで、一日、1冊読んでいました。19巻ということは、最新巻を残すだけになってしまいました。20巻がでてからが少し、長すぎるかな・・・首が長くなって、折れそうになっています。雪乃さん、早く読みたいです。では、19巻の感想を・・・18巻で外伝で、本編に戻ったこの巻では、舞台は、リオウくんの実家と劉輝のいる王城・・・・紅家の経済封鎖を解除するために貴陽を出た秀麗の体調の変化、こぼれおちていく命・・・・最後のほうにその原因が語られます。秀麗の母が自分の命と引き換えに渡してくれた命・・・貴陽にいれば、普通の人生を送れた命・・・出ることによって失われていくということを知りながら、送りだす秀麗の父、ショウカ・・・この覚悟はすごい・・・妻との約束を守る・・・。秀麗を救うためにリオウが採る手段・・・もう一つの聖域 縹本家へ秀麗を狙うと思われた縹瑠花・・・秀麗に乗り移ろうと画策した瑠花が、なぜ、乗り移ろうとしないのか・・・この謎が解けることはないのかもしれません。少し、瑠花が変わっている気がします。最初に語られる瑠花と弟の物語・・・粛清の女王、血塗られた過去、そして縹一族の存在意義、そして若き日の瑠花の言葉・・そしてそれを守る羽羽様追い詰められていく劉輝、自ら選んだ宰相鄭悠舜に感じる疑問・・・玉座を狙う旺季・・・その配下と思われる悠舜・・御史台長官・・・そして、巻き起こる蝗害・・・その対応を旺季にまかせてしまう劉輝十三姫との会話がいい。そしてシュウエイと十三姫の会話・・・「兄上が露店で売られていたら、必ず兄上のナスだけは、買います。」ボケナスの意味だろうか・・・僕のナスは誰が買ってくれるだろう?そして、帰る方法がない縹本家へ向かうシュウエイと迅・・・回復する秀麗が、覚醒する・・・ここからが本番で次巻につながる。秀麗が選択する未来、瑠花が選択したもの・・・安易に否定できない選択これは、深い・・・・瑠花のために生きる姉妹達・・・白い子供達・・・哀しい物語・・・・縹本家編の始まりで、次巻がつなぎで、結末が21巻でしょうか。ずっと影で見え隠れしていた人間が最後に出てきました。彼はどのような役割を果たすのでしょうか・・・・僕の希望をいえば、杜影月と藍龍連の活躍を見たいですね。大団円まで、もう少しという感じですが、まだまだ読みたい。最後は決戦でしょうか・・・違う解決があってもよいと思うのですが・・・僕の予想のナナメ上を行く作者ですから、どうなるかはお楽しみということで今から、20巻を読みます。ではでは