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カテゴリ:街を歩いて見かけたもの
宇治といえばお茶。毎年10月1日は「製茶記念日」、10月第一日曜日は「宇治茶祭り」なんだそうです。豊臣秀吉が京都の北野天満宮で「大茶会」を開いたのが10月1日なんだそうです。 「宇治製茶記念碑」(平等院前) 平等院表門近くに、「宇治製茶記念碑」と書かれた大きな石碑があります。 明治12年(1879年)、横浜で開催された「全国製茶共連会」で、宇治の製法に特別一等賞が贈られました。銀200円、今の価値でいうと500~600万円相当の賞金なんだそうです。これをもとにして、「宇治製茶祈念碑」が建設されました。碑文は故・久邇宮朝彦親王の御筆だそうです。 毎年10月1日の「製茶記念日」には、この碑の前で先駆者たちに対する感謝を表し、宇治茶の隆盛を祈ります。 毎年10月第一日曜日の「宇治茶祭り」では、かつて豊臣秀吉が宇治川の水を汲んで茶会を開いたことにならい、宇治橋の中央付近「三の間」にて宇治川の水を汲み、列をつくっておごそかに興聖寺に運ばれます。 興聖寺の本堂では、「茶壷口切の儀」が行われます。茶壷から取り出されたお茶は石臼で挽かれ、汲み上げられた水を使ったお湯でお茶を点て、茶祖の「明恵上人」「栄西禅師」「千利休」に献茶されます。 栄西禅師は初めてお茶を中国より日本に伝え、明恵上人は宇治に茶園を開きました。千利休はごぞんじのとおり、茶道の始祖と言われます。 興聖寺門前には「茶筅(ちゃせん)塚」があります。 「茶筅塚」(興聖寺前) 同上 ここでは、茶筅に感謝して「茶筅供養」が行われます。 「宇治茶祭り」は昭和7年(1932年)から開催されているということですから、まもなく80年になろうとしているんですね。たんなる伝統やしきたりだけでなく、感謝を忘れないということが大切なんだと思います。
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