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ぐうたらたぬき途中下車

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June 5, 2017
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熊野神社は、弘仁2年(811年)に紀州・熊野大神を勧請したことに始まると言われています。
熊野信仰が盛んだった平安時代末期、後白河上皇は何度も熊野詣に出かけたことはよく知られています。そして、ここ熊野神社に対しても手厚く支援がなされたということです。室町時代には、足利義満から広大な土地が寄進されるなど隆盛をきわめましたが、応仁の乱によって荒廃します。
江戸時代の寛文6年(1666年)に再興されました。
現在の本殿は、天保6年(1835年)に行われた大修造時に下鴨神社から旧本殿を移築したものだそうです。


境内には、京都の銘菓「八ッ橋」の改良に力を入れ、「八ッ橋」中興の祖とも言われる西尾為治氏(1879年~1962年)の銅像が立っています。彼は「本家八ツ橋西尾株式会社」の12代目社長でした。やり手の営業マンだったそうで、京みやげ「八ッ橋」の名を全国に広めたと言われています。

時代を遡って元禄2年(1689年)。箏の名手であり作曲家でもあった八橋検校(やつはし けんぎょう)の死後、検校を偲んで、琴に似せた干菓子を「八ッ橋」と名付け、聖護院の森の茶店にて販売し始めたのが「八ッ橋」の起源だそうです。

発祥の地だけに、熊野神社の周囲には八ッ橋を扱う店がいくつかあります。「本家」「元祖」「総本店」「老舗」などと掲げられており、ぼんやり見ていると見間違ってしまいそうになります。




京都には「京都八つ橋商工業協同組合」という名の組合があり、15社が名を連ねています。みなさんはどのお店の八ッ橋(あるいは生八ッ橋)がお好きでしょうか。







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Last updated  June 5, 2017 01:33:44 AM
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