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2006.02.26
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カテゴリ:旅行
2006年2月25日、会社の同僚4人でスノボーに行った。個人的には2年ぶりとなるゲレンデを楽しみにしていた。1週間前から職場でプログラムについてあれやこれやと練っていた。

早朝東京駅ホームに集合した我らメンバーはまず想定外の事情に驚いた。というのも新幹線ホームには黒山の人だかり=乗車口の並びは数十メートルに達してた…。

ホーム到着して仕方なく20分後に出発した新幹線では通勤電車並みの混雑、都合よく(2階建て新幹線だから)階段だったのでそこで大宮まで座れた。腹が減っては戦ができないので7:50から朝食?として階段でビールを飲み始めた。大宮からは更に人が乗り込んできて一層混雑に拍車がかかり場所移動、1時間は通路に立ちながら越後湯沢駅・ガーラ湯沢駅まで行った。

ガーラ湯沢駅でボードをレンタルし『ゴンドラ』に乗車、予定通り10:30にゲレンデに到着。空は快晴、風はゆるく、絶好のスキー日和(^_^.)

久しぶりの割にはスイスイとボードに乗れて「超ご機嫌」、実はビール5本をスキーセンターの脇の雪の中に入れといたので冷蔵していた状態で2時間後のランチに持ち込みして乾杯、スキー場でビールを2本飲んで(朝からあわせたら3本目)気分も良く午後の部再開。

やや風が出始めたが全然困ることはなかった、でも4時ごろにはビールのだるさで右足の踏ん張りが利かなくなってきた、休憩をかねてコーヒーブレイク。

そろそろゴンドラの列ができ始めたので最後一本滑って帰ることにした。4:40には1時間待ちの状態であったが6:48の新幹線には十分間にあうはずだった・・・。

山頂の向こう側に太陽が隠れて一気に気温が低下し始めた、風も少し強くなってきた。列は短くなるばかりかどんどん長くなる??????足元も冷えてきて指先の感覚がなくなってきた、1時間たってもあまり進まない、一向に乗れる気配がない。

アナウンスで「強風の為ゴンドラは停止と徐行を繰り返しいている、新幹線に乗り遅れても払い戻ししません」と一方的な宣言。そもそも、ゴンドラを使わないと下山できない唯一の交通経路なのに、それを止めておいて知らんふりするとはええ根性や無いか、JR東日本!!ボケー!!

やがて風も冷たくなりスキーウエアを着ていても冷凍庫の中に入れられた感覚で数千人がゲレンデで立ちんぼ、子供達は体力を消耗し、大人は口数が減って祈るのみ。

やがて、緊急事態を感じたゲレンデ運営会社が7時ごろ「隣のスキー場まで雪上車でピストン輸送する」とのアナウンスが入った。が、1回あたり40人程度しか運べず、往復40分かかるらしい、石内丸山スキー場に向かってもそこからバスでガーラ湯沢駅まで戻ること考えると最速で1時間半はかかるだろう。そちらにも長蛇の列ができていた。あと30分ぐらいで乗れそうな場所に来ていたのでゴンドラを待つことにした。

結局3時間以上待って凍死するかと思ったけどなんとか生きてゴンドラに乗れた、強風で途中何回も停止、揺れは大きく乗客は悲鳴をあげるが俺は気にしない。やっとの思いで下山できた (-_-;)

長い寒い世界に居たので暖かい世界に本当に感激した、ロッカーについたらゴンドラが揺れていた感覚が残っていて頭がユラユラ揺れていた。そこでまたまたアナウンス。「21:25に臨時新幹線を走らせます」もうガーラ湯沢発の電車はなくなっておりバスで越後湯沢に向かうしかなかったから本当に喜んだ。少し前に下山していた人はバスで越後湯沢に向かったはずだから我らは偶然助かったのだ。

1時間以上待ったがその間に冷めたホットドッグを晩飯代わりに取って十分満足した。始発だったので当然座れた、初めてきちんと座った感覚。後輩と疲れた体を鞭打って将棋をして(負けて)熊谷から睡眠、やがて東京駅に到着。自宅に向かう為に乗り換えをして夜の12時過ぎに自宅に着いた。本当に長いサバイバル生活の一日が終わった。

翌日の新聞やインターネットでガーラ湯沢で多くの人が取り残されたことが大きく載っていた。限れた文字数で読むだけではあの壮絶な状態がわからない、まさか自分がそんなアクシデントに遭遇すると思わなかったし、部長行くことを報告しておいて良かった、もし事故でも起こっていたら会社で問題になるところだった。(ちょっと喉が痛いけど)

そう思うと、戦争やテロなんかTVや新聞で知るけど、思っているより何倍も悲惨で恐ろしいんだろうと思う。「百聞は一見にしかず」が良くわかった。





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Last updated  2006.02.26 16:20:15
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