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個人的戯言 集英社【新修】国語漢和辞典への旅

個人的戯言 集英社【新修】国語漢和辞典への旅

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tara_20b

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tara_20b@ Re[3]:※番外編 【大阪帰郷ツアー】(12/18) kiki"さん >行った事はございませ…
kiki"@ Re[2]:※番外編 【大阪帰郷ツアー】(12/18) tara_20bさん >kiki"さん >>行…
tara_20b@ Re[1]:※番外編 【大阪帰郷ツアー】(12/18) kiki"さん >行ったら戻れなくなる…
kiki"@ Re:※番外編 【大阪帰郷ツアー】(12/18) 古い日記貼るから・・・ 行ったら戻れな…
tara_20b@ Re[1]:【し】と云う処への旅日記(12/14) kiki"さん >結構【し】好きでしょ…
2006/11/29
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今日の旅の友は【馬鹿】なんであるが、関西弁で云うと“阿呆”となる・・・って云う風に世間では云われているのだが、俺は違うと思うのである。


何故ならば、この“アホ”と云う意味には叱責する意味以上に、まずは相手を認めた上で好意を含ませたニュアンスがあるからだ。


とは云え関東での【馬鹿】の意味が100%相手を非難する場合のみ使用されるのかと云うと、そうでもない。例えば誰かがミスを犯したとして、それが笑って許される場合「馬鹿だねぇ」と笑顔で言ったりもする。


しかし関東の場合、相手を叱責する場合も【馬鹿】と云う単語を使うのだ。


それが関西では叱責の意を強く押し出す場合“アホ”の前に“ド”を付けて“ドアホ”と云うのだが、これとて【馬鹿】と同等の叱責の意が含まれるかと云うと、そうではない場合が多い。


それを証拠に、例えば「他人を馬鹿にした態度」と云う言葉は、関西でも「他人をアホにした態度」とは言わず、ちゃんと「他人を馬鹿にした態度」と言うのだ。これは“アホ”の意味に好意を含ませたニュアンスがあるからこそ使わないのだろう。


だから100%相手を非難する場合には、関西でも【馬鹿】と云う単語を使用することからも【馬鹿】は関西弁で云う“アホ”とは違うと推測されるのだ。



では【馬鹿】を関西弁で何と云うか。

答えは「そんな単語は存在しない」なんである。


しかし関西でも相手を100%非難する場合も当然ながらある。では、その場合、どう云うのかと云うと・・・“言葉を付け足す”事によって、その意を伝えることになるのだ。


例えば、憎らしい相手と口喧嘩になったとする。


その場合、関東では「馬鹿野郎!!なに言ってやがんだ!!」となるのだが、関西では「ドアホ!!なにヌカシてんねん!!」と関東と同等の意の言葉を発した後に“必ず”「シバくぞ!!」なり「殺すぞ!!」がセットで付いてくるのだ。

逆に云うと、これで関東での「馬鹿野郎!!なに言ってやがんだ!!」と同等の意味になるのだ。

要するに関西は関東よりも「ヒトコト多い」のである。




関西人は“お喋り好き”と世間では認識されている。

しかし、これは関西人が“お喋り好き”と云われる所以は、やはり上記に書いた通り「ヒトコト多く」喋らなければ本来の意味が通じない言葉の形態に関西弁がなっているからではないだろうか。


とはいえ、確かに大阪のオバハンは寝る時以外ずっと喋り倒している。四六時中以上に喋り続けていると云っても過言ではない程だ。


このことを考えると、やはり関西人は“お喋り好き”と云う事になるのだろうな。










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Last updated  2006/11/29 12:22:22 PM



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