「taraの憩いの部屋」のブログ

2018/08/21(火)23:23

槍ヶ岳登山 3日目(8/14)

日々の出来事(327)

4:00、起床。  例によって早起きな他の方々のお陰で夜明け前に目が覚めました。  外は晴れ!  そして、眼前には漆黒の槍がそびえ立っていました!!  槍ヶ岳様、お初にお目に掛かります!!!  昨夜はボンヤリとしか見えませんでしたからね。ちょっぴり感動。  山肌や山頂に見える光の点は登山客のヘッドライトで、左の肩に見えるのは槍ヶ岳山荘の明かりです。  東鎌尾根を歩いている光も見えます。  絶景を見ようと思うのなら、あの様の根性が必要って事ですね。  ちょっと明るくなってきました。  槍ヶ岳山荘の下にも光の列があります。  凄い数の登山客ですね。  キタ~。  御来光です!  ビューティフル~。  槍もバッチリ、モルゲンロート!  と言いたい所ですが、これは一眼レフの設定でそれっぽく撮れただけで、実際は期待したほどにオレンジ色にはなりませんでした。  蝶ヶ岳の時もそうだったけど、条件が必要なのかなぁ。  そんな事は置いといて、槍ヶ岳とやっと相対する事が出来ました。  なんと美しい姿でしょう。  槍ばかりに目を奪われていましたが、周囲を見渡せば大パノラマが展開していました。  遠くには富士山も。  登ることは出来なかったけれど、この美しい姿を見られたので雨の中を登ってきた甲斐がありました。  今から登れば良いではないかと言われそうですが、槍ヶ岳は渋滞するため肩から山頂まで2~3時間は掛かるという話です。  無理をすれば登頂可能かも知れません。  しかし、我々は今日中に下山して宿に着かなければなりません。  健脚な人ならば可能でしょうが、ここでも無理は禁物と言う事で諦めました。 5:40、下山開始。  ヒュッテ大槍から見る最後の槍の姿です。  また来るからね~!  快晴!  行く先には雲一つありません。  こんな中を登りたかった・・・。  振り返れば槍の勇姿が。  本当はこんな景色を見ながら登るはずだったのか。  どんなに疲れていても、この景色はさぞかし強い励みになった事でしょう。  美しい山々を眺めながら下山します。  下り用に膝のサポーターを新調したのですが、足の運び方が良くないのでしょう。  ここで速くも僕の膝は悲鳴を上げ始めました。  例によって、親父はハイペースで下っていきます。  とても付いてはいけません。 9:15、槍沢ロッヂに到着。  やっとの思いで辿り着いたって感じです。  朝食を食べようと思ったら、食事の提供は10:00からと言う事だったのでカップラーメンになってしまいました。  カップヌードルの中ではこのシーフードが一番美味しいと思うのですが、皆さんはどうですか?  槍沢ロッヂのヘリポート脇にはこの様に望遠鏡が設置されていて、覗くと槍が見えることになっています。  しかし、既に雲がかかっていて槍の姿は見えませんでした。 9:50、槍沢ロッヂを出発。 11:30、横尾に到着。  木漏れ日が眩しいです。  しかし、ここから徳沢に向かう途中で天気が急変してしまいます。  一転して雨の中を歩く事に。  膝は痛いし、ビショ濡れにはなるし、疲労困憊です。 14:10、嘉門次小屋に到着。  帰りに食べようと決めていた嘉門次小屋の岩魚を食べるために立ち寄りました。  一匹、1000円!  値上がりしたかな?  高くても食べる価値のある岩魚です。 15:30、河童橋に到着。  疲れ果ててこんな写真しか撮れませんでしたが、取り敢えずゴール。  もしあの時に槍を目指していたら、河童橋到着は19:00を越えていたかも知れません。  やはり無理して槍を目指していたら厳しい事になっていましたね。  この後に再び強い雨が降り始めました。  僕ら登山客は雨具を装備しているから良いけど、一般の観光客の中には傘を持っていない人もいて可哀想でした。  一時的に晴天に恵まれた時間帯があったものの、今回は全体的には天候に泣かされる登山となってしまいました。  槍ヶ岳に登れなかった事や山頂からの写真が撮れなかった事については、「何度も来なければ納得のいく登山は出来ないし、綺麗な写真も撮れないさ。」と親父は言っていました。  実は親父も山に行くたびに写真を撮って、自費で写真集を作ったりしているんですよ。  数回の登山しかした事のない者が多くを望んではいけませんよね。  今年の夏休みの日記は未完のまま北アルプスを後にします。  そして誓います。  またあの頂きを目指す事を!

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