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襖紙の裁断が、襖仕事の中で、一番神経を使う行程になります。
襖紙の、伸び縮みを頭に入れておかないと、張る時に大変な思いをしてしまいます。 何とか、裁断の作業も終わり、下準備は完了、襖張りの準備にかかります。 まず、2種類の糊を作ります。 1つは、襖紙のフチにつけて、紙を襖に貼り付ける、「硬い糊」 もう1つは襖紙を柔らかくして伸ばすための、「水糊」 糊の濃さや薄さは、紙の種類や、襖の状態で変ってくるので、経験が物を言います。 それらが終わると、張る準備に取り掛かります。 作業台に、古新聞を敷き詰め、裁断しておいた、襖紙を小さい順に置いていき、その順番に 襖も壁に立てかけていきます。 準備が終わると、作業場の中の窓や入り口を締め切り、乾燥しないように、水をまいたりします。 水糊を襖に塗り、よくハケで、伸ばしていきます、程よく伸びたら、フチに硬い糊をハケでつけて いくのですが、紙をづらさないように、気をつけながらつけていきます。 水糊の乾き具合を、見計らって、受け紙を貼り付けていきます。 そして、仕上げの硬い糊を再度つけて、立てかけておいた襖に貼り付けます。 襖を張り、4角を決めたら、撫ぜる刷毛で撫ぜながら伸ばしていきます。 続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年07月15日 07時57分37秒
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