利尻山荘花りしりの中の人の話

　さて、先日修理の依頼された
2点のおもちゃですがカエルさんのほうを
手がける事にしました。
で、ここまでやってみた。

まずは破折部を瞬着で仮止めして
脚部は真鍮線が収まるぐらいに溝を掘り
上顎部は元の部分と破折した場所を貫通させるように
ピンバイスで0.7mm前後の穴を掘り
そこに真鍮線が通るようにいたしました。
で、ココで真鍮線を埋め込むために用意したお品は
歯科用の常温重合レジンでしてまあプラリペアの
親戚のようなものです。

DAYTONA（デイトナ）　プラリペア　クリアー　【洗車グッズ＆ケミカル】【補修充填剤】
ただ、元々、義歯の修理用に用いるので
硬さ、水に対する耐久性が高く
お風呂で遊んだり邪険に扱っても
多少は大丈夫と自負しております。
で真鍮線の周りでは強度も不足がちなので
破折部一帯を削り一旦、レジンに置き換える事にします。

で、レジンを築盛後、硬化するまで待ちます。

あと、さとしさんタバコのほうをお忘れですので
おいらの所で預ってますので気が向いたら
取りに来て下さい。


で、お風呂の時間です
いやいや、この工程はようはこの即重レジンって
粉(ポリマー)と液(モノマー)の化学反応で
硬化するのでしてどうしてもモノマーの成分が残りがちなのよ。
まあお湯に付ける事によって修正部の
残留モノマーの除去と未重合部の重合促進を
させる工程なのですよ、
で、無事に固まりリューターで形状修正後
(歯科用レジンはけっこう硬いのでカッター等では
切削不可ですよ。)
こうなったわな。

まあ修理はほぼ終わったので
組み立てて最終チェックと動作確認をしてみたところ
思わぬ落とし穴が！

それは緑の何かを引っ張るヤツの動力部を
押さえつけるモノがないのでカエルさんの
おなかの中で暴れちゃうのよ。
当然このままじゃいけないので
明日は動力部のマウントを作成をする事にします。
これでカエルさんはいいとこいったんじゃないでしょうかネェ？

あとは外輪船だな！