この漢字何と読む?
毎日新聞の「週刊漢字」で中元の季節に関して次の3つの漢字が出ていた。1 盆供2 水引3 熨斗正解は次の通りである。1、は「ぼんく」と読む。「ぼんきょう」と読んでしまいそうだが、お盆の供養または供え物をいうので、「ぼんく」が正解という。現在はどうか知らないが、かっては亡くなった人に向け、初盆にそうめんなどを供えたという。お中元として世話になった人に食料品などを贈るが、これは「ぼんく」のなごりだそうである。 2、はそのまま読むと「みずひき」であるが、それが正解である。贈り物の包みにかける「紙ひも」を意味する。こよりに水のりをひき、固めたという由来があるという。あまり気にしたことはないが、お中元の場合は紅白の蝶結びが主体である。3、は会話ではよく使う言葉であるが、書くことはほとんどないので見たことがない人も結構いるものと思う。「のし」が正解である。色紙を細長い六角形に折った飾り物である。アワビを伸ばしたものを入れたことが由来という。最近は、贈り物につける紙には図案化された「熨斗」と「水引」が印刷されているが、これは「熨斗紙」と呼ばれ、正確には「熨斗」とは呼ばないそうである。お中元一つをとっても、日本のしきたりは難しい。