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カテゴリ:七ヶ浜町訪問
朝4時半起床。昨夜大工道具を車から降ろすときにムリしたのか、腰が痛い。 車中泊スタイルはエアーマットを加えて、快適に眠れるようになってきた。初めてエアーマットを使ったので、空気を入れるバルブが二つあることに気づいたのは片付けるときだったけど。 冷凍炒飯に水を加えて雑炊風にした朝食を食べながら今日の準備をする。駐車場からは、町内から集められた瓦礫の山が見えた。山というより瓦礫の丘と言えるほどの量。朝食の片づけが終わったので、町の様子を見に出掛けた。 海岸のほうに行ってみると、それは想像以上の光景が広がっていた。 建物は基礎だけが残っている状態だったり、半壊したままだったり。クルマや建物の残骸が無造作に散らばっていて、どこから手をつけていいのかわからないような景色が広がっている。 そんななか、町の人が普通に散歩をしている。毎日この光景を見ているので、この光景が日常になっているのかななんて思ってみたり、写真を撮る人達をみてどう感じるのかななんて思ってみたり。 6時半頃サッカーグランドの駐車場に戻り、持ってきたステッカーを切る作業。 着替えをして、ボランティアセンターに向かう。まだ開いていなかったけど、他のボランティアの方と話をしながら待つ。 ボランティアセンターの資材担当の人が来たので大工道具を見せると、本格的なものなので全部は使えないということだったが、小さめの丸ノコを渡すことができた。さて、渡せなかった大工道具はどうしようかな。 9時になるとオリエンテーションが始まり、マッチングと呼ばれる作業へ。仮設住宅での話し相手役や、ボランティアセンター内の整理整頓、在宅被災者へのニーズ掘り起こしのローラー作戦など様々な作業があり、手を上げた人で役割分担が決まっていく。 僕は海岸清掃に行くことになり、バスで来ていた団体や他の個人ボランティアの人達と菖蒲田浜に集まった。 七ヶ浜の若者SS木君が「石原軍団が炊き出しに来る」という情報を得ていたようで、作業説明とともにそんな話がみんなに伝わった。 作業自体は海岸清掃なのだが、ゴミの規模が半端なく多い。 作業も部分的にしか進められないのでまだまだ手の入っていない場所も多く、今年の海水浴シーズンには海開きができないそうだ。 ここ七ヶ浜町は、仙台市の北に位置し、海岸線を一つ越えるともう日本三景の一つ、松島に行くことができる。景観もよく、国際村があるので外国人の方も多く住んでいたり別荘を持っていたりする。外国人集落があるとSS木くんが言っていた。 エリアを決めてゴミ拾いを始めると、バージニア州から来ていたアメリカ人夫婦と一緒のグループになった。七ヶ浜に別荘があるぞうで、もう20年来日本を訪れているそうだ。英語が話せるボランティアの人もいて、カッコいいと思いつつ僕も負けじと片言の英語で静岡から来たことを伝え、富士登山の話で盛り上がった。 ゴミを拾ったりふるいにかけたりして、午前の部終了。ボランティアセンターに戻ると、炊き出しをしていたのは「BOND&JUSTICE」の方々だった。その様子はこちら。BOND&JUSTICEの紹介はこちら。 ポスターに石原軍団越え炊き出しと書いてあったので、SS木君の知り合いはこれと石原軍団が来るのを勘違いしたのかな。分厚い肉や沢山の飲み物が用意してあった。 僕はクルマに戻って自炊。全日程分の食料があるので、今回はレトルトのカレーを温めてカレーうどん。 午後は再び海岸に行く。大きなゴミがあるらしく、多人数で掘り出し作業に取り掛かる。 コンテナの壁のような、大きな金属の板。やっとの思いで掘り出すと、さらにもうひとつ大きなのが埋まっている。遠くでカミナリの音が聞こえてくるし、段々満潮に近づいてきて波がもうそこまで来ている。 みんなで頑張ってなんとか掘り出したときの達成感と一体感がうれしかった。 作業を終えボランティアセンターに戻った後、ジムニーで仙台市に向かった。大工道具を持ち帰るわけにはいかなので、リサイクルショップに持っていくのと、Jリーグのベガルタ仙台対清水エスパルスの試合を見に行くためだ。 続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.07.20 12:09:44
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