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久しぶりに函館でコンサートがあり、せっかく道南にいるのだから、と以前から気になっていた、松前町の大千軒岳に登ることにしました
江戸時代初期にはこの辺り一体で砂金が採れたようで、千軒もの番屋が建っていたというのが、この名前の由来だそうです そしてキリスト教徒の迫害が始まったのも丁度その頃で、この山の中でも50人処刑されたそうです… 松前町のホームページより http://www.town.matsumae.hokkaido.jp/hotnews/detail_sp/00000356.html 今回はそんな歴史も噛みしめながら、大自然を堪能したいと思います 丁度一年ほど前にチラシ配りでお世話になった木古内町の「きこないビュウ温泉のとや」を7時前に出発、国道228号を福島町方面に向かいます この看板を目印に細〜い林道をひたすら走り、登山口へ 到着地で登山靴に履き替え、ストレッチをして、いつかの「逆転人生」の教訓を生かして、初めて入山者カードに記入します、上り4時間、下り2時間半の想定で…😅 時刻は7時半、さぁ出発🥾 最高に良い天気、山の匂い、鳥の声も心地良い… と、悦に入っていたのも束の間、いきなり現実を突きつけられます 「この沢を渡りなさい」と… もうこうなったらハラくくるしかないべナ、ジャブジャブ行きます! 実に変化に富んだコース 時にはこのように藪をかき分けて進みます 2時間ほど登り続けて金山番所跡に到着 毎年7月の最終日曜日に慰霊ミサが執り行われているそうですが、ここまで来るだけでも大変です! さてこの千軒銀座の看板を合図に一気に傾斜がキツくなります まずは挨拶代わりのロープ登り ここからしばらくが地獄の連続でした! あまりの傾斜と足元の悪さにみるみる体力と集中力が削がれていきます 10回以上座り込んだり、チョコ🍫をかじったり、スポーツドリンクを流し込んだり…いやぁまぢでキツい…! しかも今まで登ったどの山よりも登山道が整備されていないので、足元の木の階段は朽ち放題、ピンクリボンは見つけにくい、草木が伸び放題で足元が全く見えない、など苦難に次ぐまた苦難… 突如🧸の落とし物に遭遇 いつもより余計にクマ鈴を鳴らし、「失礼しますよー」と声出しして、自分の存在を知らせながら進みます🔔 そしてようやく見えてきた千軒平 大きな十字架が建っています あの十字架の向こうに見えるのが頂上です… あと少し、と速力も上がりそうなものですが、気がかりなのが、やはり🧸 どうやら山頂の少し手前にどデカい落とし物があるらしく、緊張感はいよいよMAX😅 出たー! しかも周囲の草木が横倒しになってました…😨 怖い怖い!早く抜けよう!💨 ほどなくして頂上に到着! 笑顔を作る余裕も無し! 本来ならここでゆったりとお昼ご飯を楽しみたかったのですが、見晴らしがあまり良くない上に虫がブンブン飛びまわっていて、しかもいつ🧸が現れるともわからない状況で落ち着かなかったので即下山開始! 先程の十字架のところに戻って休憩としました 一杯一杯で写真が撮れませんでしたが、本州がすぐ近くにくっきり見えて、奥尻島の方までも見渡せましたよ さて下山を開始したのですが、ある箇所で道を見失いまして、危うく遭難しかけたところで遠くから熊笛で助けて下さったハイカーさんがいらっしゃいました また同じことをしかねないし、とその方が一緒に下山することを提案して下さり、これ幸いにと、甘えさせて頂きました 苫小牧から来たあべさんという方でしたが、登山経験の豊富な方で、これからこちらが登りたいと思っている山の情報や、🧸と2度までも遭遇した時の経験談など、とても勉強になりました! そしてその方をもってしても、この山は相当キツい、羊蹄山の全てのコースや利尻富士の方がまだマシだ、とのこと 良かった! いや、今まで登山でこんなに気持ちが萎えかけたことは無かったので、報われたような気がしました… そんな彼と一緒でも一瞬道を見失いました… もし1人だったらどんな事になっていたやら…😱 最終的にこの本にあるように行き4時間、帰り2時間半の6時間半では到底到着せず、 登り始めて9時間半後の17時頃到着🥵 殉教者に想いを馳せてる余裕はどこにも無く、自分が生きて帰って来れた事にただただ感謝でございました 宿に戻って生ビールの美味しかったこと! 生きてるって素晴らしい! 追伸:歩数計過去イチ更新です…🥾 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 28, 2021 09:36:45 AM
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