|
カテゴリ:カテゴリ未分類
7月22日から8月9日まで関東地方に出張しておりました
北海道を出るのも、飛行機に乗るのも、上京するのも、昨年11月以来約8ヶ月ぶり! 移動当日は、前日までご一緒していた指揮者の円光寺雅彦さんや石丸幹二さんと同じ飛行機になるというサプライズがありました その足で「例年通り」和波先生のお宅へ直行 八ヶ岳サマーコースで演奏するヴィオラを借りがてら、近況報告と二台ヴァイオリンの合わせをして、実家のある茨城へ1年ぶりの帰省 両親の顔を見るのも大事ですが、何と言っても後期高齢猫となったカイノスケに会いたかった!😽 少しよたよたしてはいましたが、鳴き声はまだまだ元気! 一度など一緒に階段を駆け上がってくれました… やっぱかわいいなぁ…😻 さて今回の帰省では、2つの大きなプロジェクトに関わらせて頂きました! 一つは山梨県北杜市で行われる「八ヶ岳サマーコース」のアシスタント業務とヴィオラ、ヴァイオリンの演奏、そしてもう一つは神奈川県横須賀市での「みんなで楽しむコンサート2021」 八ヶ岳サマーコースは、師匠である和波先生、土屋先生によって始められてから今回で35回目となる、すでに「歴史ある」といっても過言ではないミュージックキャンプで、自分は15歳からほぼ毎年受講し、2003年以来アシスタントとしてお手伝いさせて頂いており、もうすでに「年間体内時計」に組み込まれていますね… このコースではまず初日に講師陣とゲストによる演奏会があるのですが、今年の演目は、 ドヴォルザーク 「アメリカ」 ドヴォルザーク 森の静けさ クーセヴィツキ アンダンテ・カンタービレと小さなワルツ ルクレール 二つのヴァイオリンのためのソナタop.3-2 シューベルト 「鱒」 というもの アメリカと鱒はヴィオラ、ルクレールはヴァイオリンの二刀流です 毎年のようにやっていることとはいえ、一つのコンサートで違う楽器を往復するのはなかなか大変なコトなのですよ… 今年も気持ちよくヴィオラを鳴らせるようになるまで、かなりの時間と労力を要しました…😵💫 まぁツボを掴んでしまえば後は楽しむだけなのですが… 和波先生ご夫妻はもちろんのこと、昨年に続いてご一緒させて頂いているチェロの荒庸子さん、数年ぶりの共演となるコントラバスの市川雅典さん、そしてこのコースにも参加経験のあるヴァイオリンの石川未央さんとのアンサンブルは、とても濃厚で充実した時間となりました 北杜市長坂でのコンサートが終わると、今年の受講生との顔合わせがあって、その後バスに乗ってサマーコースの会場となる北杜市谷戸のセラヴィリゾート泉郷への引率 フロントで鍵を受け取り、それぞれの別荘へ送り出し、レッスン場で会場を作ったところで初日が終わります 翌日からはほぼ一日中行われる和波先生のレッスンに出席して、視覚のお手伝いをしたり、アドバイスをしたり、所見の一端を述べたり、ヴィオラでアンサンブルに参加したり… ところでこのコースは各別荘で自炊となっており、毎年時短のためにレトルト中心の哀しい食事になってしまうのですが、今年は同居することになった視覚障害の高校生親子のお母様が毎食美味しいごはんを用意して下さったお陰で、とても幸せな日々を送ることができました! やっぱり食事は大事です! 心から感謝です! さて今年のコースは前・後期に分かれており、2回の修了コンサートがありました。 前期のコンサートでは、期間中に必死に練習してみるみる上達していったチェリストや、美しい音を武器にお客さんを魅了した我が同居人、元門下で現在音楽学を専攻しながら定期的にレッスンに通っているコの熱情的なシューマン、そしてやはり元門下で現在ベルリンに留学中の古澤香理ちゃんの「すべての音が語られている」圧倒的なイザイなど、素晴らしい演奏のリレーで幸せな空間となりました! (遠くに富士山を望む) (左の建物がレッスン場である土屋山荘) (毎年様々なドラマが繰り広げられる土屋山荘内レッスン室) 翌日は後期から参加の受講生が到着 引き続き濃厚な時間が流れます ちなみに後期からの同居人は仙台フィルの中村隆人さん とても誠実で情熱的なチェリストです 演奏員としてこのコース初参加の彼は、自炊だと知らされていなかったのか、全く食料を持参せず🤣 前期に受けた恩を彼に繋ぐことになりました😌 ところで今年のコースには先程紹介した古澤香理さんがオフィシャルには肩書きが無いものの、アシスタントとして参加してくれていて、補講レッスンや的確なアドバイス、そしてアンサンブルの演奏員としても素晴らしいリーダーシップを発揮してくれて、実に頼もしい限りでした こうしてコースを盛り上げてくれる「和波ファミリー」が活躍してくれることは、コースの活性化や講師陣の大きな刺激となります 来年以降も予定が合えばいいですね! 後期の修了コンサートも受講生一人一人のドラマが凝縮された、とても充実したものとなりました 自分もヴィオラ4曲にヴァイオリンではルーマニア民俗舞曲を演奏 働ききりました🎻🎻🎻🎻🎻 (コンサート後の一枚 食事は一方向を向いて黙食です😅) これにて今年のコースはおしまい みんなと再会を誓って山を下ります 毎年のように起用してくださる和波先生御夫妻に心から感謝です その日は翌日からのリハーサルに備えて横浜市杉田に宿を取りました 実はコンサートの行われる横須賀周辺に泊まりたかったのですが、手頃な値段のところが無く、範囲を広げて見てみたら、駅前に古民家まるまる一軒借りられてクリーニング代込みの6600円という条件に思わず飛びついてしまいました なかなか趣きがありますでしょ? 1955年に建てられたというこの古民家 家は傾き、トイレは段のない和式、そして大雨で踊り場からは水が漏るなど、レトロ感満載! でもホントに快適に過ごすことができました!👍 ここはリピートかも😌 翌朝は逗子の素敵なホールで同級生で歌手のちふみとピアニストの東誠三さんとのリハーサル まだコースの疲れとヴィオラの感覚が残りすぎていて集中しきれません… それでもお二人の素晴らしい音楽と前向きなオーラに助けられて何とか成立したかな… リハ後はホテルでひたすら休養して本番に備えます 9日の本番は横須賀市民会館 会場入り時間の20分前に到着すると、すでに多くの演奏会実行委員会のメンバーが待機 すでに熱気ムンムンです!🤩 ご挨拶したスタッフの中に調律のもちづきさんという方がいらっしゃり、その方は数年前に亡くなられた横須賀出身の札響ホルン奏者、橋本敦さんと親しかった、とのお話をして頂きました 一層気持ちが入ります…! この「みんなで楽しむコンサート」は普段会場に足を運ぶ事の困難な子供たちや障害を持つ方々も聴けるように、と養護学校の教諭の経験のある知史が企画したもので、プログラム一曲一曲に愛情が詰まっています 一語一語に強いメッセージを込めて歌う知史、知性と美しい音が際立つ東さんから力を得て、最終的には会場一杯に幸福感の満ち溢れたコンサートになったように思います 頂いたアンケートも喜びに満ちたものばかりで、役割を果たせた事に心から安堵しました 知史や東さんにはもちろん、実行委員会の方々の熱意にも本当に頭の下がる思いです、感謝です! また出演させてもらえたら嬉しいな… これにてこの夏の内地での任務は全て完了😎 北海道に戻ります✈️ ちなみに帰りの便で奮発して購入したクラスJのシートがたまたま国際線仕様だったせいか、ビジネスクラスの如くフルフラットシートだったのです! 上空でベルトサインが消えた瞬間にシートを倒して爆睡😴😴😴 おかげさまであっという間のフライトでした🚀 やっぱり旅はいいな! 次に海外に行けるのはいつになるのやら…🌴 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Aug 11, 2021 01:33:30 PM
コメント(0) | コメントを書く |
|