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小言幸兵衛の「徒然日記」

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2006.12.25
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カテゴリ:カテゴリ未分類
 先の大戦で無条件降伏した日本は、占領軍によって、憲法、政治、経済、教育、産業等、

全てが根本的に改革(一部改悪)された。教育制度の改革は、日本の良き慣習を一変させ、欧米の

制度に統一された。明治維新以後、試行錯誤を重ね確立した日本の教育制度は、素晴らしい

制度であった。小学校6年、中学校5年(工業学校、商業学校を含む)、そして旧制高等学校3年

(旧制高等商業、旧制高等工業、師範学校、海軍兵学校、陸軍士官学校、大学予科、専門部)

は正に青春時代を謳歌しえた最高の3年間であった。この旧制高校を卒業した学生は、殆んど

無試験に近い状態で旧制帝国大学に進学できた。故に悩み多き青年はこの間に、生死を真剣に

考え、人生とは如何なるものか、そして如何に生きるべきかを、真剣に考え、勉強し、成長して

いったのである。今の教育制度にはこのような大事な時間がない。

彼ら旧制高校の生徒が最も愛読したのが、写真の3冊である。勿論これ以外にも沢山あるが

この3冊は現在76歳以上で旧制高校を出た人はきっと読んでいるはずである。

当時の学生は形而上学的な世界を彷徨い、思索し、苦悩しん吟しながら精神的な成長を

遂げて言った。「三太郎の日記」(阿部次郎)、「善の研究」(西田幾太郎)「出家とその弟子」

(倉田百三)は特に必読書であった。しかし「善の研究」は難解で、読みきることすら出来ず

深い哲理は殆んど理解出来なかった。近年再び入手し再読しているが、相変わらず難解である。

彼ら旧制高校の生徒は、これら日本の哲学書だけではなく、カント、ショウペンハウエル、デカルト、ゲーテ

等を読破していった。勿論道徳、倫理、文学等も研鑽し、人格形成に役立てた。今の偏差値

のみでエリートになった官僚には、このような精神修養の過程が殆んど欠落している。

従って大衆の苦しみや悩みには一顧もせず、おのれの利権と権力の維持に躍起になり、蓄財に

走っている。原点に戻って勉強してもらいたい。そして何時までもアメリカの押し付け憲法に呪縛

されていないで、憲法を改正し教育制度も日本人にふさわしい制度に戻すべきある。





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Last updated  2006.12.25 12:06:18



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