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小言幸兵衛の「徒然日記」

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2007.03.07
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カテゴリ:カテゴリ未分類
 3日前、NHKテレビで柳原和子さんの、肝臓癌の闘病記録が放送された。彼女の不屈の精神と

最新の肝癌医療技術の進歩に驚愕した。医療機器は日進月歩で進歩している。機器だけではな

く、抗癌剤や手術のレベルも大いに進歩している。つい最近までは「肝臓癌、膵臓癌、胆管癌」

は最もオペが難しく、不治の病とされていた。柳原さんが癌を宣告されたのは10年程前で

あった。懸命な勉強により治療の基本を医師と相談しながら決めた。当然外科手術であった。

手術は成功したが、3年後再発する。今度は肝臓だけではなく、膵臓にも転移した。彼女は

決して諦めなかった。あらゆる可能性について自ら研究し、何人かの有能な医師と相談し

治療の方法を模索した。通常の手術では治せないことを知った彼女は、抗癌剤治療、放射線

治療を試みたが結果は思わしくなく、遂に骨盤にまで転移した。そしてこの段階で試みられ

のが「ラジオ波焼灼療法」であった。医師団によるコンファレンスの結果きめられ、本人も了解した。

 これは肝癌に刺した針の先端からラジオ波を出し誘電過熱する事により癌を壊死させる方法

である。周波数は450khz,MRIとエコーにより、患部の位置を正確に観察しながら針を刺し

ラジオ波を患部に直接照射する。3cm位の肝臓癌で5回ぐらい照射する事により完全に癌細胞

は壊死する。このRFA療法は6年ぐらい前から医療現場で使われ始めたが、まだ一般的ではな

い。然し治療の難しい肝臓癌や膵臓癌の治療の主流になる事は間違いない。柳原さんはRFAの

選択と素晴らしい医師との出会いによって現在も元気に執筆活動や講演会に参加している。

癌死は今後も高齢化によってますます増えると思うが、絶対にあきらめないことが肝要である

難しい癌を治すには、先ず患者が積極的に病気を研究し、多くの医師の意見を聞き、納得した

上で治療を開始すべきである。最近までは癌は不治の病で、外科手術のみが治療の本流と考え

られてきたがそれは大きな間違である。また癌は疼痛との闘いとも言われてきたが、今は

大きく様変わりしている。今はモルヒネを積極的に、しかも科学的に研究された療法で、上手に

使って疼痛から患者を救っている。昔の医師や看護士はモルヒネの使用を忌避してきた。患者も

モルヒネを使うと、最後だと思っていた。そして医師は患者に死の苦しみに耐えるよう

指示した。これらは完全な間違で、今は緩和ケヤーが一般化している。新療法に積極的に

対応している医師と病院を探す事が、患者の大事な仕事である。死は必ず訪れるが、それまで

悔いのない闘病が必要であると思う。







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Last updated  2007.03.07 15:47:19



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