日本版レコンキスタ宣言 旅立った孫と子孫への私の人生卒業論文

2020/10/25(日)09:54

今回菅首相初外遊は国内向けである。

菅首相が初外遊先として何故ベトナムとインドネシアだったかを私なりに分析して見る。一時でも尊敬していた小沢一郎さんのコラムにはがっかりしたが(笑) 小沢一郎氏のTwitterより 小沢一郎衆議院議員が24日、ツイッターに新規投稿。菅義偉首相について「朗読が多すぎる」と批判した。  小沢氏は、菅首相が初の外遊先にインドネシアとベトナムを選んだことに「外務省が、総理が行きやすい所を選んだ豪華旅行のような初の外遊」と指摘。「やったことといえば、感情の全く伴わない原稿の朗読の繰り返し。税金は総理の自己満足のためではなく、もっと有効に使うべきである。とにかく朗読が多すぎる。朗読は原稿があれば誰でもできる。国会答弁も全て朗読するつもりだろうか」と危惧した。 世界情勢が見えていないというか、端的に言えばもうろくしたとしか私には思えない(笑) 菅首相が何故ベトナムを選んだか、私は二つの理由がある。 1.サプライチェーンでの中国からベトナムへのシフトチェンジを加速させろという経団連や同友会へのメッセージとして私は受け取った。私の会社のお取引先は3年前チャイナリスクを回避する目的で製造を中国からベトナムいわゆるチェンジした。今後Made in ChinaからMade in Vietnamに変わるものが出てくると思う。製造のタグを見てMade in Vietnamになったら菅首相の外遊成果になると思う。 2.米国次期大統領へのメッセージ、米中貿易戦争において、日本国は米国を支持しますというメッセージ、特に南シナ海で中国と領有権を争っているベトナムに日本は肩入れするとこれは世界に向けて発信したのと同じ効果がある。それともうひとつ対韓国へのけん制にもなる。今韓国は米中の挟間で神経を使っているが、ベトナムとはいわゆるダイライハンという問題があり、菅首相が一番最初にベトナムを訪問したということは応募工問題で日本企業の資産現金化を容認しようとしている韓国政府への圧力でもある。 次に何故インドネシアだったのかを考察してみる。今インドネシアで起こっていることはあらゆる分野での中国企業の進出である。インドネシアの本音としては金は欲しいが中国人労働者はいらない、そしてこのコロナ感染、経済への中国への影響力の大きさから、インドネシアはアセアンでもコロナによる死者が最多となってしまった。そして現在反中へと大きく政策転換しようとしている。そこに菅首相が乗り込んで経済協力を提案したということ、インドネシアの親中から反中への転換は中国の太平洋進出への大きなブレーキの役目を果たすことになる。同時に経団連や同友会へインドネシアとは話をしてきたから、サプライチェーンをインドネシアにも移転しなさいというメッセージでもある。またインドネシアが計画した高速鉄道建設は中国企業が落札したがトラブル続きになっており、改めて日本企業に依頼するという流れになっているからその後押しを菅首相がインドネシア政府に要請という目的もあったろうと推測する。 まさに策士菅義偉首相の真骨頂かなと私は評価する。タイとマレーシアはこの次だろうと、恐らくではあるが米国の大統領選後どちらになっても真っ先に会うのは日本の菅首相ではないかと私は思う。

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