黎明アナリシス~茜さや篇・その2~【写真集の完成を祝して!】
茜さやさんの「1st写真集×セミヌード」制作プロジェクトで制作された写真集が数日前ようやく届きました。で、その感想を書きたいのですが…この写真集は出資者に対するリターンでもあり(勿体ないから書きたくないという気持ちもあり)、内容にはできるだけ触れずに、私の思ったこと・感じたことを中心に書きたいと思います。まずはここまでの道のりを振り返ってみると…クラウドファンディングのサイトに最初に書かれていた文章、そこに込められた思いやコンセプト、その背後にあるこれまでの経験、そういったものを読んでシンプルに「共感できた」というのが私が参加(出資)を決めた理由です。そして、出資応募期間のラスト2日前くらいに行われたツイキャスでの経過報告、これも楽しかった。ファンのみなさんがとても温かい!さやさんとの関係はまさに「相思相愛」という感じでした。私の記憶が確かなら、この時点では1100%くらい(それでも凄い)だった出資額が、このツイキャスの影響もあって最終的には1438%に。まさにこのツイキャスがラストスパートの呼び水になったと思います。そして出資期間が終わって制作段階へ入っても、随時経過報告が。中でも特筆すべきは、不測の事態への対応です。遅れが発生しそうになったらそれをちゃんと報告してくれて、しかも「〇日くらい遅れます」という具体的な日数を示してくれていたので、安心して待つことが出来ました。(話は逸れますが)私自身もプロジェクト型の業務が多い職種なのですが、これが出来ないマネージャの多いこと!まず「遅れを隠す」、そして「遅れの原因を分析しない」、最悪なのが「いつまでに復旧できるかを示せない」、こんなマネージャが多い。でもそこは流石、バーのマネージャでもあるさやさんは、自然とそういうことができるのですね。ホント、こういう人の下で働きたいものです(マジで!)。そしてそして、最後の梱包&発送。おそらくこれ以上遅らせてはいけないという思いからの徹夜作業だったと思いますが、その一方で、さやさんとカメラマンの山中さんが2人で合宿的・女子会的ノリでワーキャーしながら梱包をしている画がどうしても頭に浮かんでしまいます。2人自ら最後の梱包をされたというのは、それだけ思いを込めた作品だということが伝わってきます。で、この先は内容に関することなので、書きたくても書けないこともありますが…。私の手元にあるのは(緊縮財政の都合上)「黎明-花-」のみです。なのでこの1冊の感想ですが…勿論パッチリ瞳の笑顔が印象的な「いつもの」さやさんの姿もありますが、全体的な印象を一言で言えば「キレイ」の一語です。ホントにキレイです。思わず息をのむほどです。しかも、飾ったり作ったりしたものではなくて、内面から出てくるようなキレイさを感じます。それから、山中さんがこだわった「紙質」、これも(素人ながら)こだわりの理由が判る気がします。何というか、少し「フィルム写真」に似たような印象を受けます。おそらく、最初の思いやコンセプトを実現するために、どういう撮影をして、それをどういう紙に載せるか(勿論その間に更にいろんなプロセスがあるわけですが)、そういうことが全てきちんと1本の軸で貫かれているという気がします。なので、写真を観ていると最初のコンセプトにあった「ありのままの自分」が「こういう形になったんだ」ということがちゃんと伝わってきます。そしてもうひとつ。これも当初のコンセプトにあった「女性にも見てもらえる作品にすること」、これも見事に成功していると思います。それは単に「一般の女性に見てもらえる」だけでなく、「こういう写真を撮ってもらいたい」と思う女性アイドルもいるのではないか、というところまで含めて。多少大袈裟ですが、この写真集制作プロジェクトはグラビアの既成概念に挑んで、グラビアの更なる可能性を切り開いてくれたと思います。さやさんと山中さんの信頼関係・絆もバッチリだったと思います。経過報告ではいつも「なっちゃん」と呼ばれていた山中さん、それは単なる友人関係の「ちゃん」ではなくて、あたかも長年一緒に仕事をしてきたかのような感じですらあります。これ以上書くと内容に触れてしまいそうなので止めますが、私はこのプロジェクトに参加して良かったと思うし、何より今手元にある「黎明-花-」の内容の充実ぶり、表現の豊かさ、コンセプトの実現度…どれをとっても予想のはるか上をいく満足感を覚えます。さやさん、山中さんをはじめスタッフのみなさま、本当にお疲れ様でした&素敵な写真集をありがとうございます!