ツイッター小説の技法
ツイッターにサブアカウント tcross0816_twnovel(@Ttwnovel) を作成して、ツイッター小説を書き始めた(今月2日に書いた通り)。で、取り敢えず1ヵ月、1日1篇書き続けることができた。まぁ正直、今後も続けられるかは判らないが、やれるだけやってみようと思う。書いてみると想像以上に面白いし、書きたいネタや構想も幸いまだ尽きていない。この1ヵ月に書いた作品をジャンル別にまとめてみると、以下のような感じになる。恋愛モノ…13独白系…3ファンタジー…2ミステリ…2コメディ…2DQのオマージュ…2学園モノ…1ホラー…1SF…1その他…4私、恋愛小説家になりたかったワケじゃないのに!寧ろホラーやファンタジーを書きたいのだが…でも恋愛という題材は書きやすいというのはある。それをまず、以下の技法にまとめよう。【技法0:執筆の基本は「妄想5割・経験4割・創作1割」】まず、何故ゼロ番から数え始めるのかと思われるかもしれないが、ある種のプログラマは数をゼロから数えるし、物理にだって「熱力学の第0法則」があるからだとだけ言っておこう。で、さっきの恋愛という題材についてだが、これは妄想と経験だけで書ける。妄想も経験も脳内で記憶となり強化され美化されて、何とも呼びようのない状態になる。これにほんの少しの創作を加えればとりあえずはお話になるのである。逆に言えば、人間は記憶以外をベースに書くことは難しい、ということ。【技法1:最後の1文・1台詞から書き始める】しょうもない【技法0】だけ書いてもホントにしょうもないので、私が見つけた技法らしい技法を。自ずと文字数制限との戦いとなるツイッター小説で、前から書いていくと字数オーバーになることはよくある。でも、「最後はこの台詞で締めたい。ここは文字数を絶対に削りたくない」ってのがある場合、その台詞をまず書き、その前の1文を書き…と後ろから逆に書いていき、文字数制限に当たりそうになったら、そこを話の起点にするというやり方がある。けっこう実用的だし、頭の中でシミュレートするだけでも使える。これをやると話が途中から始まる感じになることもある。だが、それはそれで副次的な効果を生む場合も。例えばカフェで隣の席の話が聞こえてしまう場合、これはどうしても話の途中からになる。何かそんな効果というか印象を持たせられるのだ。【技法2:タイトルはつける】【技法1】と順番が逆になった気がするが…文字数制限ゆえタイトルをつけていないツイッター小説も多くあるが、私はタイトルはつけたほうがいいと思う。タイトルの印象を作品で裏切ったり、意味深なタイトルを回収しない伏線みたいに使ったり、あとはタイトルだけ有名作品に似せてみたり、タイトルがあるといろいろできて楽しめる。そして何より、古来タイトルのない小説というのはないと思う。タイトルをつけることで作品が作品らしくなる。正装する感じ。ただし、文字数はあまり使えない。5文字くらいが妥当なところか。とまぁ、1ヵ月という短期間ではあるがやってみて感じたことをまとめてみた。また機会があれば、自作解説なんかしてしまうかも!?