山形達也85歳の心理学

2012/06/02(土)08:19

ここでも研究室の7割がB型です

研究室風景(181)

さえ: 日本では血液型が話題になることが今でも良くあるみたいですね。 50年くらい前に大流行で、その後も下火になりながらも、依然として話のネタ、あるいは初対面の話題にはなるみたいです。 ぼくたちの専門の糖鎖生物学では当然、血液型を支配している糖鎖構造が出てきますから、講義では、血液型と性格の話しをして、笑いを誘っています。 この間研究室のセミナーで血液型の話の時に、皆に血液型を聞いたら、70%がB型なのですよ。これには驚きました。 日本人の血液型は、ざっというとA型4,O型3、B型2、AB型1の比率ですよね。ぼくたちの日本の生化学研究室で言うと、何時もB型が2割どころか4割-5割いましたよね。それが中国では7割です。 たった4種類の血液型が性格を決めるなんてあり得ないとぼくたちは思っていますが、日本人でも、中国人でも、研究者にB型が多いのは、ひょっとすると、血液型と性格に関係があるかも、なんて思わせてしまいます。 Hommeの記事によると、「この人、B型だと思う瞬間ランキング」で: 1位 マイペース 42.3% 2位 時間にルーズ 15.6% 3位 好き嫌いがはっきりしている 14.9% 4位 気持ちの切り替えがはやい 6.6% 5位 実は甘えん坊 5.3% という具合でした。ぼくはこの2位の「時間にルーズ」ではなく時間遵守です。人にもそう要求しますが、その厳しさの裏返しは自分が実は時間にルーズであることを恐れているからかも知れませんね。 これ以外の項目は、ぼくにぴったりですよね。つまりB型には典型的なパターンがあるわけで、これは同時に他の血液型にもそれにふさわしい性格のパターンがあることを意味しています。 中国人の血液型を調べてみます。中国人の血液型は、A型3,O型3、B型3、AB型1で、日本人と比べてA型が少なくなって、B型が多くなっています。 「中国人が自分勝手なのはB型が多いから?」なんて質問が良くありますね。世の中には「B型は自分勝手(良く言うとマイペース)」という刷り込みがあるみたいですが、B型はたったの3割ですから、中国人の性格をB型で代表するわけにはいきません。 中国何千年の歴史の中で生き抜いてきた庶民の智慧が、それぞれ他人のことを気にしない生き方になったのでしょう。 それにしても、中国でも研究者の半数以上がB型というのは、何か意味がありそうですね。きちんと調べてみたいですが、馬鹿みたいと思われそう。FASEBの会員録に、それぞれの血液型が載っていれば、密かに調べられるのにね。

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