カテゴリ:日本の政治
昨日驚きの記事を見た。悪夢の民主党政権の3年間と評される内閣の最初の首相だった鳩山由紀夫が「米軍がいて当然の世の中は異常」と話したというのだ。
南日本新聞の記事は以下のとおりである。 https://social-plugins.line.me/lineit/share?url=/_news/storyid/165980/ ーーー ーーー ーーー ーーー ーーー ーーー 「米軍がいて当然の世の中は異常」 鳩山由紀夫元首相が米軍依存からの脱却訴え「武力による平和はもろい」 2022/11/13 07:30 鳩山由紀夫元首相は12日、鹿児島市で講演した。西之表市馬毛島への米軍機訓練移転と自衛隊基地整備計画などに触れ「米軍がいて当然の世の中になっており、世界の歴史から見ても異常。米軍依存を減らす努力が必要だ」と述べた。 台湾情勢を巡る米中の緊張関係を念頭に「米国が中距離弾道ミサイルを配備するとなったとき、日本は米国の言いなりにならずに断れるのか」と強調。「武力によってつくる平和はもろい。北朝鮮や中国、ロシアといった周辺諸国と仲良くし、日本の安全保障の考え方を根本的に変えていくべきだ」と指摘した。 来年4月の県議選立候補予定者の後援会が主催する集会で語った。 ーーー ーーー ーーー ーーー ーーー ーーー 戦後77年経ったが、今まで「米軍がいて当然の世の中は異常」というような発言が首相或いは首相だった人によって為されたのは初めてではないだろうか。考えてみれば至極まともな意見である。 「武力によってつくる平和はもろい」というのも真である。ドキッとするほど真っ当な見解であり、Loopy(クルクルパー)の鳩山が述べたなんて信じられない。 これ以上の詳しい発言は手に入らないが、彼の文脈は次のように続くのだろう。 (米軍が支配している日本だから) 「米国が中距離弾道ミサイルを配備するとなったとき、日本は米国の言いなりにならずに断れるはずがない」 (したがって米軍基地のある日本は危険に晒される) 「米軍依存を減らす努力が必要だ」 「武力によってつくる平和はもろい」 (軍備を強めて日本を威嚇し、脅威を与えている隣の3カ国に対抗して武力を強化しても平和にはならない) (それよりも) 「北朝鮮や中国、ロシアといった周辺諸国と仲良くし、日本の安全保障の考え方を根本的に変えていくべきだ」 日本は日本の隣の3カ国とことを構えたくないはずだ。日本は今までその政策でやってきていると言っていい。 でもそれにもかかわらず、隣国からの多数のミサイルが日本を狙っている。この状態で日本が仲良くしようとするなら、無抵抗を示す犬みたいにお腹を晒して地面に仰向けに寝てみせるしかないではないか。 もう今では、お互い、懐に隠した短刀を握りしめながら、表面はニコニコと付き合うしかない状態になってしまったのだ。日本も、自分の懐に隠す短刀を用意しなくてはならないはずだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.11.14 13:20:05
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