2022/11/14(月)11:37
『シダネルとマルタン展』。
去る10/25に行ってきた、
美術館「えき」KYOTOにて開催の、
『シダネルとマルタン展』。
JR京都駅隣接の、
伊勢丹7階に美術館はあり。
京都駅
構内
『シダネルとマルタン展』
伊勢丹に美術館が入ってるのは
知ってたけど、
行ったのはこれが初めて。
また、
伊勢丹の上階に昇ったのも、
これが初めて。
^ ^;
いつもは
食品のデパ地下しか行かず・・・苦笑。
伊勢丹って、
エスカレーターが
斜めの吹き抜けなのよ。
ずーっとひたすら、
前進して昇ってくの。
ちょっと小洒落てて、
斬新。
19世紀末から20世紀前半にかけて、
フランスで活躍した
アンリ・ル・シダネル(1862-1939)と
アンリ・マルタン(1860-1943)。
共に印象派、新印象派の流れを汲みつつ、
象徴主義など
同時代の表現技法を吸収しながら
幻想的な主題を扱ったほか、
生活の情景や身近な人々を
親密な情感を込めて描く
アンティミスト(親密派)としても
知られています。
2人は1891年の最初の出会い以降、
生涯にわたり親交を深めましたが、
シダネルは
北フランスで薄明かりに包まれた穏やかな光を、
マルタンは
南フランスで陽に照らされた明るい光を描き出し、
それぞれ独自の画風を築きました。
本展では、
これまで日本で紹介される機会の少なかった
2人の画家の画業を
9つの章に分けてご紹介します。
光と色彩に彩られた作品を
ぜひお楽しみください。
シダネルもマルタンも、
全然知らなくて。
でも最後の印象派と言われるだけあって、
色彩のやわらかで、
鮮やかで、
そして美しいこと ! ! !
出展作品すべてに
魅了されてしまったわ。
ホント、よかった。
綺麗だった。
≧▽≦
※追記
この展覧会で、
シダネルの絵、
見てたわ。
;・∀・
『印象派への旅 海運王への夢 ーバレル・コレクション 展』 | TEA&GARDEN ちょっとひとりごと - 楽天ブログ (rakuten.co.jp)
撮影可の作品が3点。
マルタン
『二番草』
マルタン
『ガブリエルと無花果の木
(エルべクール医師邸の食堂の装飾画のための習作)』
シダネル
『ジェルブロワ、テラスの食卓』
シダネルは
食卓の絵をよく描いたとか。
以下、
ポストカードより。
シダネル
『薔薇に覆われた家』
これもそうよね。
食卓の絵。
シダネルは1900年以降、
親しい人たちを素画で描く以外に
人物を描くことはほとんどなくなっていて。
でも食卓の絵を見ていると、
誰もいないのに、
人の気配を感じるというか、
不思議なのよね。
なんか好きだわ。
シダネル
『ブリュッセル、グラン=プラス』
夜のグラン=プレスの景色。
この色彩、
なんか心に響いたのよねぇ。
家に灯った窓明かりが
なんとも言えない感じ ?
どこか人間のぬくもりを感じさせるような ?
これもねぇ、
人は描かれてないのに、
人の気配を感じるのよ。
これって
シダネルの絵の魅力かもしれないわねぇ。
マルタン
『マルケロス、テラス』
さっきまで雨が降っていた、
と分かる描写。 テラスの床が
雨で濡れている感じが
なんとも。
花たちも、
雨水に濡れて、
しっとりと。
みずみずしく、
鮮やかに咲いていて。
あの花、
ゼラニウムよね ?
てなところが気になったり。 ^ ^;
↑
ガーデニング好き。
マルタン
『コリウール』
シダネルもマルタンも、
印象派の技法を用いているところは
共通しているけれど、
シダネルの方が静。
マルタンはより明るく情熱的な色彩で、
どちらかといえば動。
結構対照的。
アタシはシダネルの方が好みかな。
^ ^
この伊勢丹の美術館、
フロアがあまり広くないのか、
狭い通路状態に仕切られていて、
あまりバックして見られないのよね。
対面に展示されている絵にぶつかっちゃうから。
印象派の技法は、
遠くから見た方が美しいので、
ちよっと離れて眺めたいんだけどなあ。
印象派の絵画の展示には、
ここは向かないなあと思ってしまった×××
^ ^;
この展覧会は
11/6まで。
そのあと、
三重県菰野のパラミタミュージアムへ巡回。
12/3~1/29まで。
興味を持たれた方はいずれかへ是非。
^ ^