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TEA&GARDEN ちょっとひとりごと

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朝寝嬢

朝寝嬢

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March 29, 2024
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カテゴリ:美術館・博物館

​​​
去る3/7に行ってきた、


  『ブルターニュの光と風展 
​​       ~画家が憧れたフランスの異郷​​
​​​

​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​




​豊橋市美術博物館​にて開催。












豊かな自然と​
​​独自の文化持つことで知られる​​
​​フランス北西部の地、ブルターニュ。​​


本展は、
​​ブルターニュに魅了された画家たちが​​
描いた作品を通じ、​
​​同地の歴史風景、風俗を​​
幅広くご紹介する展覧会です。​







​​​深緑の海
険しい断崖が連なる海岸線、​​​

​​​平原深い森とが織りなす
固有の景観、​​​

​またそこに暮らす人々の​
​​​慎ましい生活​​敬虔な信仰心​は、​​
19世紀初め以来、​
​数多くの画家たちの関心
掻き立ててきました。​








本展では、
​​ブルターニュに関する作品を多数所蔵する​​
​​カンペール美術館の作品を中心に、​​
​​約60点油彩・版画・素描を通じて、​​
​​フランス〈辺境の地〉
ブルターニュの魅力をご覧いただきます。​​











まずは​​
ブルターニュ地方の説明​​​
をば。



​​​ブルターニュ​地方は、​​
​​フランス北西部の海に突き出た半島に位置する。​​
そこは、
​​起伏に富んだ海岸荒地が広がる土地。​​



中世のころ、​
ブリテン島(イギリス)から​
​​同地に移住した
ケルト系のブリトン人​
が、​​

独立国を建国。​

​彼らはフランス王国に編入された後も、​
古来の伝統を守り続け、​
独特の風習を守りながら、​
​慎ましく暮らしていた。​







1​​9世紀から20世紀にかけて​​​
​​鉄道網発達すると、​​
​​そんな独自の風土文化、​​
​​風習を持つブルターニュへ、​​
​​近代化の進んだパリとは​​
​​異なる情景に魅了された
多くの​画家​たちが​​

集まるようになってゆき・・・







そんな​画家たちが描いた​
​ブルターニュ​を集めたのが、
この展覧会。


作品を通して、
その​豊かな自然や独自の文化​
触れられるところが
魅力的な展覧会。



^ ^










この展覧会ね、
昨秋​静岡市美術館​でやってたのよね。


アタシ見に行くつもりでいたんだけれども、
その矢先に、
​​​3月に県内豊橋にも
巡回してくる​​​​
って知って、
遠征代もかからないし、
豊橋で見ることにしたのよ。



けど。




    ​モネの絵が
      こないーーーーっっっ。​







静岡には来ていたモネの絵が、
豊橋には来ておらず。(涙)




何よぉぅ。

​内容一緒じゃないのかよぅぅぅ。​





そーゆー情報、
どこかに明記しておいてほしかった ! !!



モネの絵が含まれてたから、
この展覧会、
行こうと思ったのに×××







豊橋の巡回、
あとから決まったっぽいし、
モネの絵が外されたのにも
いろいろ事情があるんだろーけど・・・


ガッカリ。

T_T








でもまあ、
知らない画家さんの絵画ばっかりだったけど、
確かに​ブルターニュという土地を
絵画から感じた​
というか、
その風土、歴史、人々の暮らし。

それらを感じたわね。



そういう点ではなかなか
興味深く、
いいテーマの展覧会だったと思う。





ただモネが×××



   
  まだ言ってる・・・


    ~_~;











一部を除き
写真撮影可だったので、
載せてゆきます。












​I ブルターニュの⾵景−豊饒な海と⼤地 

19世紀前半、
ロマン主義の文学者たちが
「未知なる土地」「異郷」 として描き出したブルターニュは、
多くの画家を刺激し、
彼らはエキゾ ティシズムに満ちた眼差しの下に、
その姿を捉えていきます。

多様な 風景とブルトン語を話し、
ケルトの伝統が色濃く残る風習のなかで 生きる人々に対する
関心の高まりは、
やがてサロン(官展)における
ブルターニュ絵画の流行へと繋がりました。


画家たちが最初に求めた風景は、
深緑の海を臨む岬の絶景岸壁 に打ち付ける波といった、
激しい嵐の光景です。


古くから伝わる伝説や 民間伝承は、
ブルターニュの沿岸地域
常に海の脅威と隣り合わせに あったことを伝えていますが、
サロンで活躍したアカデミスム系の画家 たちは、
厳しい自然と共に生きる人々の姿を、
確かな描写力によって 克明に描き出し、
人気を博しました。


他方、
荒野、森、耕作地などが織り なす内陸部について、
画家たちは荒涼とした大地を繰り返し描くこと で、
不毛な大地という
ブルターニュの典型的なイメージを作り上げて いきます。

急速な近代化に背を向けるかのように
素朴な生活を続け る人々の暮らしぶりや、

「パルドン祭」に象徴される人々の信仰心の 篤さも、
魅力的な画題として繰り返し描かれました。








テオドール・ギュダン
『ベル゠イル沿岸の暴風雨』




​  ・・・東映の映画のオープニングを​
      思い出したのって、
      アタシだけだろーか。

         ​~_~;​








波ザッバーン、ね。(笑)


アレ、
銚子犬吠埼っていうとこ
らしいけど。


​​​​












アドルフ・ルルー
『ブルターニュの婚礼』




生涯にわたって
ブルターニュをテーマに制作を続けた
​アドルフ・ルルー​は、
市場、結婚式、巷の喧嘩など、
人々の 日常生活の描写を得意とし、
​「ブルターニュのルルー」​と あだ名された。


ルルーサロン
ブルターニュの 作品を出品したことは、
1840年代以降のサロンにおける
ブルターニュ主題の流行のきっかけとなる。





​農民の婚礼​を描いた本作は、
フランス国家の注文により描かれ たもの。









​この絵、
人物たちが活き活きとしていていいわあ。​

婚礼の祝いで盛り上がる雰囲気が、
よく伝わってくる感じ。


^^
​​​​​​​​​​​​














アルフレッド・ギュ 
『コンカルーノの鰯加工場で働く娘たち』






この娘さんたちも活き活きしてる。​​






ちなみに
この娘さんたちが被っている帽子は、
​コワフ​といい、
この地方独自のモノらしい。




マネキンのコレ、
ソレだと思う。












オーギュスト・アナスタジ 
『ドゥアルヌネの渡し船の乗り場』









コワフ、
被ってる。
















カミーユ・ベルニエ 
『サン=タンヌの荒野』











エヴァリスト=ヴィタル・リュミネ 
『狩猟の帰途、またはブルターニュの密猟者』









これはものすごく目を引いた作品。






アルフレッド・ギユ
『さらば !』



嵐に遭遇した、
​一艘の漁船に乗った父子の別れ​​の場面を
ドラマティックに描き出している。


転覆した船体にしがみつき、
激しい波と格闘しながら
海の犠牲となった
我が子を抱きかかえる父親
は、
その額に最後の口づけをしている。


まさに​ブルターニュの厳しい自然​
​​人間との相克​​を描き出した作品。


​​​​​​​​​


ブルターニュの海では、
こういうことはよくあったんだそうな・・・



過酷なんだね・・・
















後編に続く。









​​​​​​​この展覧会、
4/7まで開催中。


お休みなし。






興味ある方は是非♪​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​






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Last updated  March 29, 2024 01:29:18 PM
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