フィリピン旅行2日目
7月29日(日)ホテルで朝ごはんを食べて、やしの木に上っているオジサンを観察してから、いよいよシパライへ出発です。私たちは前の晩にホテルから、車の予約をしてもらっていました。「朝9時にフロントで」という約束に、運転手のオジサンは9時10分前にやってきました。フィリピンの人は、時間にも正確なのかな~という印象を持たせました。最初は、よく東南アジアで見かける、窓がないジープみたいな・・・けっこうガタガタの車を想像していたのですが、(街中にはそういう車がたくさん走っていたので)運転手のオジサンの車は、ナニがナニが!!!エアコン付き、やわらかい座席の立派なバンでした。この旅行、行く前は、結構サバイバルするのかな~ なんて思っていたのですが、全然!!かなりハイクラスな旅行となりました。道路の両脇にはちらっと見えているように、サトウキビ畑。または、バナナや椰子の畑。プランテーションのような大規模な栽培は行われていないような印象でした。平地では、サトウキビやバナナ。山地へ行くと、米の田んぼが多く見られました。前の日から、私はフィリピンへ昔来たことがあるような・・・懐かしい~~~~ という感覚をずっと抱いていたのですが、途中で通り過ぎた地元のお墓を見たときに分かりました。 沖縄だ!!と。石かセメントかよく分かりませんが、白くて丸く囲うような独特の形のお墓。沖縄のお墓ととてもよく似ていたのでした。そういわれてみれば、道の両脇の景色とか、葉の緑の濃さ、日の光など、なんとなく沖縄を思わせるのでした。私が沖縄に住んでいたのは、5歳から6歳にかけての1年間だけですから、もちろん沖縄に関する私の記憶はかなり実物とは違うと思います。私の遠い昔の記憶のなかで、美化され作られた沖縄と、フィリピンはとてもよく似ていたのでした。バンはずーーーっと南へ下り、「山を越えるところに絶景ポイントがあるから、そこで一度車を止めましょう」と、運転手さんが言ってくれました。そこが、これ。本当にきれいな場所でした。そして、この日はとてもよく晴れていました。それでも、日本の夏のほうが暑いかな・・?というぐらいでした。絶景ポイント、本当に海と山がきれいなコントラストだったので、いい写真が撮れそう!と思って撮りまくっていたら、ここ、山の上から、海にかけて、結構な崖だったんですよ。その崖の茂みからおばあさんと女の子が!!!けっこうびっくりしました。しかも常来福なんて、1分前に立ション(禁止!緑を返せ!)してた場所だったので、ものすごくびっくりしたことでしょう。「タッションしてるときじゃなくてよかった~」と本人もつぶやいていました。でも、こんなところでヘラヘラ写真なんか撮っている外国人たちにも、このおばあさんと女の子は笑顔を向けてくれました。女の子に手を振ると、手を振り替えしてくれました。バコロド市は、町の看板に「City of smiles BACOLOD」と書かれていましたが、ネグロス島全体、Island of smilesでした。旅行の間中、このフィリピンスマイルにどれだけ癒されたことか。そして到着したシパライ、残念ながら雨でした。山を越えたら、天気が変わるってこと、よくありますよね。シパライからは、さらにボートで迎えに来てもらって、目的のビーチコテージまで行きます。そこへは車では行けないと言われました。こんなボートに乗って、シパライから、私たちの泊まるシュガービーチへ。ボートを操縦してくれた親子。私は左の男の子に恋をした常来福に「ね、あの男の子、かわいいよね!?超タイプなんだけど!!」と浮かれて話したら、「あの子は若すぎるだろーーーーー!!」と言われてしまいました。別にとって食おうってわけじゃないのに・・・。ボートで10分ほど。山から直接続いた岩の続く海岸先に、私たちのビーチが開けてきました。もう、私たちの興奮伝わりますか!?全部回りは岩。そこだけぽっかりと白い砂浜があって、しかも黒い雨雲の隙間からそのビーチだけに陽光が差してたんですよ!!!そして到着したリゾートロッジ。続く。