BRING　YOUR　OWN　CIGARS

今日は、先のトースト女に加え、子なき婆もバスに乗って来た。

この女性も強烈である。歳は40代後半、多分独身。
先ず、外見的に特徴がある。子なき爺に似ている。
そして、髪が腰より下まで伸びているのだ。自分の前に立った時にその毛先が自分の膝に触れるのには閉口する。たまに常軌を逸した長さの髪をした女性がいるが、髪を乾かすのに何分かかるのか、とかトイレで髪が便器の中に入り込んでウォシュレットで洗われたりしないのか… と他人事ながら気になる。

この子なき爺に似た女性には幾つか特徴がある。
パスモの時代にバスの回数券を毎回、バリバリ切り取って運賃を払っている。
何か良いことが有るのだろうか?　バスカードの方が便利だと思うが…

日記を付けている。また、その文字が小さく整然と並んでいる。
何故知っているかと言うと、この女性はよくバスの中やホームの電車待ちの際に自分の日記を読み直しているのを目撃したからだ。一度、ホームで電車を待っている時に偶然この女性が前に立ってその日記を読み返しているところに遭遇して、つい後ろからチラ見てしまった。内容は日常を淡々と綴ったものだが随所に自分の感想が折りまぜてあり、とても興味深かった事を記憶している。是非お金を払うから一冊全部読ませてください、って感じである。

緑が好き。いつも持っているバッグは緑色。服の中にも緑を取り入れてある事が多い。

この女性はどんな仕事をしているのだろうか… 同僚からの感想を聞いてみたい。

余計なお世話でした。