若いシニア

「私の若かった日々」

私の若かった日々は、体重が何キロか少なく、ベルト付きのズボンをはくのに、腹を押さえる必要がありませんでした。

然し、今や私も年を取り、体を自由にする為、腰ベルトの代わりに伸縮性の掛けベルトを使っています。

ハイヒールの靴の発明者は、私の足を許してくれません。　昔は７番を穿いていたのですが、今は９です。

さて、それではあのパンテイホースはどうでしょう？　

これは体重で決められます。　それでは、はいた時にどうしてまたぐらが膝の位置なのでしょうか？

眼鏡をかけなければなりません。　印刷の文字はだんだん小さくなり、私の背が高い事を知るのは大分前ではありません。

私の髪の毛は灰色になり、皮膚は以前のようにスムースではありません。　

体の内部は同じ年寄りで、外側が少し変わっただけです。

「最高の射手」

ＦＢＩの最高の射手の一人が小さな町を通り過ぎていました。　

その町で、とても不思議な光景を何処でも見ました。　樹の上、壁、フェンスに、沢山の牛の目があり、そのど真ん中に銃の跡があります。

ＦＢIの男は街の人に、この素晴らしい射撃の持ち主に会いたいと尋ねました。　

その男は村でも馬鹿な男でした。

ＦＢＩの男は、“私が今まで見た最高の射撃だ、どうやってやれたのかね？”と訊きました。

その馬鹿者は、“別に何でもないよ。　先に弾を撃って、その後に丸を描くのさ”と返事しました。