テーマ:キャンプを楽しむ方法
カテゴリ:職人の技
![]() 強風の安達太良山 天候が厳しいと山登りも楽しさが半減しますね。土砂降りも嫌ですが、強風も嫌です。 こんな時、下山してからの骨休めに湯治場への行く事は格別な感があります。 ![]() 不動湯温泉 昔ながらの玄関と時間の泊まる部屋 以前八ヶ岳の温泉の話をしました。 先日福島の安達太良山に行った帰りに「不動湯温泉」に寄りました。 現代では数少ない本物の秘湯の一つ。行かれたことがない方はぜひお試しを、、、 「不動湯温泉」は福島の東、吾妻山東麗の谷にある。有名な土湯温泉から森の中の散策を楽しむこと一時間。森の木々に包まれながら建つ不動湯温泉の宿が見えてくる。森の中にぽつんと宿の一部が見えてくると特有のゆっくりした時間の流れに変わる。入り口は昔ながらのただずまいの玄関でこれだけでも心が休まる。 嵐山光三郎も多くの温泉に関わる本を出している。著書の中の「奥の細道 温泉紀行」に不動湯温泉が紹介されている。名文に思わず納得する。 ![]() 味のある湯殿 泊まった部屋は、それこそ時間が止まっているように感じる和室。この部屋は昭和8年に高村光太郎、智恵子夫妻が泊まった部屋。すぐ隣が谷底まで続く80段を超える階段がある。 3種の源泉(単純泉・単純炭酸鉄泉・硫黄泉)に合わせて、3ヶ所の湯殿があり湯治客を楽しませる。中でも最下部(谷の底)に位置する露天風呂は圧巻。部屋から時間をかけて階段を下りると扉があり一度外に出る。また屋外の階段を下りていくと3人ほど入ることができる森に囲まれた岩風呂がある。 ![]() 源泉ごとの温泉とお約束のケロヨン すぐ横に川と小さな滝があり、川音と鳥の声が重なり情緒豊かな場所。渓谷の中での岩風呂での入浴は時間が止まり別世界となる。数多くの日本の温泉の中でも不動湯温泉はトップクラスと思う。 部屋で夕食をとる。先代?のご高齢のおかみが挨拶に来る。温泉の話をされていたが、おかみの作った手作りの漬物など数種類の料理のほうが記憶に残る。 翌日は、ゆっくり出発し福島を後にした。久しぶりに家族へのお土産を買っていく。心の贅沢をした良い旅だった。 ぜひ皆さんも、下山した時の湯治場めぐりもお試しください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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