天然仙人とその世界

『京都府と神奈川県で今年１月、親せき２人を相次いで殺害し現金などを奪ったとして、強盗殺人罪に問われた住所不定、無職の松村恭造被告（２６）が１０日、京都地裁（増田耕児裁判長）の初公判で「殺人を完遂した自分をほめてやりたい」などと話し殺害を認めた。さらに「強盗目的ではない」と起訴事実の一部を否認、弁護側も殺人罪だと主張した。検察側は冒頭陳述で、松村被告が養豚場で働いていた時、ブタを殴って解雇された過去を暴露。暴力的な性向を指摘した。』（スポーツ報知）

今日は、彼を占ってみたい。

昔から、よく坊さんが、子供の名を聞いて、「末は博士又は大臣か大泥棒、ヤクザの親分になるやも知れん。」と話すくだりの話がある・・・

彼の姓名の中に、それほど強烈な運勢を感じる。

私は、何度も言っているが、強烈な運勢を持っている人間ほど、犯罪において加害者になってしまうのである。


それでは、彼の姓名を全体的に観て見ると、、

天地人三才の調和において、天格と人格（大吉）、人格と地格（凶）。音韻五行のバランスは大吉、陰陽の配置も大吉である。

これほどの姓名を持っているにもかかわらず、今回のような犯行に及んだのは、彼の両親の姓名がかなり不運・悪運に満ちた姓名と思われる。

まず、彼の姓名の総画は、３９画で姓名学では大吉の部類に入ると言われているが、若年時代は、波乱や変動に満ち試練が絶えない数理なのである。

その上、名の部分に２４画という、犯罪に巻き込まれやすい数理があり（総画の３９という数理との調和が凶）、そして外格に２２画（凶数）という人に迷惑や苦労をかけられる数理もある（人格の１７という数理との調和が凶）。

外格の２２画という数理は、職業選択において華やかな職種（芸能界や飲食接待業）で成功しやすいのであるが、職業として選んだ親戚の養豚業という地味な職業では、かなりのストレスを感じても仕方がなかったと感じる。

また、同格（同じ性格の数理がお互いに影響し合う関係）が３つ以上あり、凶行に向かわせる原因とも感じさせる。

ひとは誰でも、調和の欠いたバランスの悪い姓名を一部は持っているが、極端な場合を除いて忍耐できるものであるが、彼の場合は少し自己コントロールが難しかったのであろう。


姓名以外の要因として、彼は彼の母親が親戚中から、よってたかって苛められたと話している。

これが本当なら、子供の頃から親戚に対する憎悪を溜め込んだに違いない。


人間は、”環境の動物”とよく言われる。

育った環境によって、その人間の人生が大きく左右されるのである。


全てが、姓名の数理を原因としてあげるわけではないが、命名には十分注意して欲しいし、大人は子供を育てる環境において、十分注意を払う必要があるとつくづく感じる。