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2004年12月18日
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12月7日の日記で、問題を出したのですが、まったくの反応なし。ははは。そんなもん。
でも、正解を言ってなかったので、一応出します。この日記の最後に出しますから、いまからチャレンジしてみよう、という方は、さきにその問題をやってみてください。
ヒントは主題となる文が最初にきて、結論を最後。真ん中には説明(supporting detail)が入ります。

さて、今日で日本語学校も2学期が終わり、冬休みになる。とはいっても25日と元旦が休みになるだけで、たったの2回だけ。それも両方とも祝日。なんかフェアじゃないけど、しょうがない。そして、宿題もけっこうでている。
この宿題がなんとも困りモノなのですよ。
これがいい、もっと出して、というお母さんもいらっしゃるようですが、私は日本の教育の悪いところが最近やたら目に付きます。
先生のやり方とかではなく、日本で出版されているものを使っているので、これはもう、どうしようもないことなのです。

以前は日本はすばらしい、と思ったのです。3年生くらいまではたしかにすばらしい。特に生活科の教科書には感心しました。今でもこちらにはない、家庭科の教科書なんかとってもいいです。
でも、今は5年生で、なんだか「暗記」中心になっていていやだな、と思うようになってきました。でも、カリキュラムを決める先生方やお役人方はきっとどうやったらいいのかわからないんだな、とも思います。
子供がどうやって成長していくのか、現在通っている現地校のディスカバリースクールではかなり違った視点を持っているな、と思うのですよね。こういうことを言うと、日本で選択の余地のない人たちに対して失礼になるかもしれないのですが、だからといって誰も言わなかったら日本もかわらないだろうな、と思うので、やっぱりちょっと言いたくなってしまいます。

問題集やドリルは別にいいと思うのですが、問題の作り方がちょっと問題。国語と社会がなんだか納得できません。
どうしてこの答えでバツになるんだ、というのが多すぎ。正解にもうちょっと余裕をもたせるとか、子供たちで話し合って正解をみつけることができるものをどうしてつくらないんだろう、と思います。現地校ではそういうのが多いですよ。

上に書いた英語の問題はそんな問題のいい例です。こちらのものは正解と、ほぼ正解と、別解と、それもありかも、の正解と、というふうにいろいろです。
わたしも教えるときに、いちおうの目安としての正解は言いますが、子供の出した解答を尊重したいと思うので、頭ごなしにそれは違う、といわないようにしています。

もちろん誤答はあります。間違いは間違い。そしてその理由を言ってあげないと意味がない、という場合もかなりあります。特に上級生になってきたら、自分なりの考えが出てきますから、教師が間違っている、と思っても、よくきいてみたらかえって考えさせられたりすることもあるのではないでしょうか。
それから、目前の小さなことにこだわりすぎて、子供が実際に何を習っているかということに目が向かない。解答はちょっと変わっていても、その子供はその子なりに大人の想像もしなかったすごいことを、この瞬間に学習してることもあるのですよね。それなのに、答えあわせで間違い、って切り捨てていいんでしょうかね。

今日は5年生のクラスがお楽しみ会というのをやりました。いつもなら料理自慢のお母さんの多いこのクラス、手作りのお菓子がとっても楽しみなクラスパーティーです。でも、今年から来られた校長先生が、毒入りカレー事件のようなことが起こっては、とご心配くださり、バザーでも業者以外の食品販売を一切許可しなかったくらいですから、今回も市販の食品のみでのパーティーとなりました。世界一安全な学校にすることが第一の目標だそうです。

だから何も作っていかなくてよかったのですが、子供たちのほうではいろいろと企画していてくれて、環境問題についての発表会をしてくれました。23人の子供たちは班にわかれてそれぞれ工夫をこらした発表をしてくれて、親はとても楽しめました。さすが、現地校でも教えておられるベテランの先生です。子供たちも現地校での経験を生かすことができていたのか、かなりユニークな発表となりました。

うちの子の班はテレビのニュース番組のような構成で、地球環境の変化、特に温暖化のことやリサイクルによる環境保護のことなどを「レポート」する形でやっていました。言葉も大きな声ではっきりと発音しており、ばっちりでした。準備も大変だったことでしょう。こういう授業はとってもよかったです。先生、ありがとうございました。

さて、冒頭に書いた英語の問題の解答です。

1)Pizza

Pizza is a good food. Pizza has a bread crust. The crust is covered in sauce. The toppings go on top of the sauces. There are many toppings of all different kinds. Vegetables, meat and fish are favourite toppings. There is even fruit pizza. Cheeses goes on the top. A pizza can have food from all the food groups. Pizza is a good food for people to eat.

主題と結論は入れ替わることもできますが、この方がバランスというか、文章としてはより美しいかと思いますので、このようになります。で、あとの部分ですが、台からはじまって、ピザを作る順になっています。そしてバラエティ(フルーツピザ)も入れています。この文と次のチーズの文が入れ替わってもOKだと思います。また、全ての食物のグループをカバーする、というのを主題のすぐあとに入れると、ちょっと言いたいことが違ってきます。つまり、ピザのいいところは、栄養のバランスがとれるからだ、ということが強調されるのです。だからそれもOK。上の文はいちおうは目安です。でも、間違いの可能性もなくはないです。たとえば、主題と結論をまんなかへんに入れるとか、ピザの作り方の順を無視してしまうとか。そういうのは文章として出来が悪い、ということになります。ここで目的にしているのは、あくまでも「上手な文章の書き方を習う」ことなので、何をもって、上手と言うのか、を教えることが大事です。したがって、読みやすく、わかりやすく、言いたいことが伝わる、ということを重視することになります。

2)Bees

No bee is allowed to enter the hive unless it is a member of the group. They stand on guard duty for about four days, like soldiers in front of a camp. Bees guard their honey from other bees who try to steal it from them. If a stranger tries to enter, the bees will sting it to death.

これはむずかしかったようです。たったの4つしか文がないのですが、どれを主題と認識するか、によって変わってきます。いきなりTheyときてもわからないので、最初の文はNo bees の文か、Bees guard の文かのどちらかです。しかし、蜜を守る、ということを主題としてしまうと、他の文がちょっとぴったり来なくなる。というか、もうちょっとぴったり来る内容に変えたほうがいい、と言う感じになります。なぜ蜜を守るのか、盗られたらどうなるのか、どんなものが盗りにくるのか、等を書いた方がいいわけです。でも、蜂の巣にはよそ者は入れない、というのが主題なら、どうやって入れないようにするか、なぜなのか、入ろうとしたらどうなるのか、というふうに、きれいにつながってくるわけです。これはこどもたちはいろいろな解答を出しましたが、なぜか全滅でした。これは別解はないと思います。少なくとも、私の感覚ではこれ以外は不可、と思えます。 








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Last updated  2004年12月22日 08時02分49秒
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