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テーマ:今日は何の記念日?(693)
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今日のお天気はまあまあでしたが、気温は相変わらず高くて朝でもジャケットなしの8度。
九州の親戚から来た手紙には、寒くて寒くて外出が億劫になり、家の中に閉じこもっている、とありましたが、やっぱり8度。九州の「寒い」はバンクーバーの「あったかい」 しかし、北欧とかユーコンとかのマイナス30度には参ります。想像もつきません。せいぜいマイナス15度で震え上がっているんですからね。 今日はアウシュヴィッツ開放の60周年記念日。テレビでいろいろな特集が組まれていました。アウシュヴィッツはうちのダンナの実家のわりとそばにあります。ポーランド語の地名はオシヴィエンチムといいますが、ドイツ人がつけた名前のほうが有名なんですよね。そのそばには女子収容所のビルケナウもあり、アウシュヴィッツよりおおきいそうです。ただし、博物館はアウシュヴィッツにあるののほうが大きいらしい。 私ははじめてポーランドを訪問したときにアウシュヴィッツに行ってきたんですが、いやあ、すごかったです。めがねの山、スーツケースの山、靴の山、と犠牲者たちの遺品がガラスケースの中に山と積まれているんです。めがねをかけている人は何人かに一人。めがねなんかちいさなものです。それがこんな山になる。どれだけの人がここで殺されたか、沈黙のうちにも雄弁に物語っていて、本当に胸がつまりました。 「労働は自由を生み出す」とドイツ語で書かれた有名な門、髪の毛で作った毛布やカーペット。もう、本当に恐ろしいところでした。 ナチが克明に記録を取っているので、ドイツ人はこのことがかなりのトラウマになっています。 日本軍も中国とかでけっこうひどいことしてるし、捕虜なんかもひどい扱いをしたらしいし、従軍慰安婦とかのこともあるし、古くはキリシタン迫害などの歴史も持っているけれど、私たちはあまり知らされていなかったですよね。そして、関係者の多くがすでに故人となり、証拠なども隠滅する時間をたっぷりとって、やっと最近になっていろいろ言われてきたみたいな気がします。私が子供の頃習ったことは、日本がいかに諸外国にいじめられたか(まあ、それもあながち嘘ではありませんが)、と当時の軍国政府に国民がどれだけ苦しんだか、ということがメインだったような気がします。加害者だったなんてあまり思わなかった。でも、戦争はどちらも加害者で同時に被害者なのですよね。 戦争だけはぜったいにしてはいけない、と強く思うのですが、国境をはさんで南の国では必ずしもそうは思っていないし、この国でも「必要な戦争はあると思う」と言う「善良な人々」がたくさんいます。 でもね、幼い時の兄弟げんかからはじまって、すべての争いはできればないほうがいいのです。子供たちがけんかしてたら、親は止めさせるのが普通です。 しかし実際問題として、争いを全て避けることは不可能です。だから争いに巻き込まれたり、争いが起こりそうな緊迫した状況に直面したときに、どういう行動をとるか、そこで何を最優先にしたらいいか、が分かっているか、ということで違いがでてくると思う。一番大事なのが「自分の面子」だったりすると、ちょっと困る、って思うのです。 あらら、何だか深刻な話になっちゃった。真剣はいいけど深刻はこまる。 今日は手打ちうどん作ったけど、その話は次の日記に回します。(この日記、遅れて書いてるから未来の予言ができます。私は明日、今夜のうどんののこりをたいらげまーす。)←これくらいのことなら予言でもなんでもないな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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