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テーマ:家庭菜園(58949)
カテゴリ:コミュニティ・ガーデン
今年はローマトマトがたくさんなったので、畑に行くたびに袋一杯取ってくるんですが、今ダンナはいないので、どうしても余ってしまいます。私はトマトはあまり食べないんですよね。 だけど、これは酸味が少ないので、わりと食べられる。もともとトマトソースなんかを作るのに使う品種で、ふつうにある丸いトマトだと、あの真っ赤な色は出ないみたいですね。 生食用と調理用にわけて使えばいいんでしょうけど、今年は畑にこれしか植えなかったので、こぼれ種で育ったチェリートマト(ミニトマト)を別にすれば、これしかない。息子はローマトマトを生で食べています。 私は生食するなら、トマトには何もつけないで食べます。でも、ふとニュージーランドにホームステイしていたときのことを思い出しました。あの時はトマトをたくさん生で食べさせられたのでした。はっきりときらいなわけではなかったから食べてました。塩と胡椒があらかじめかけてありました。 今思えば、それは私の好みではなかったのですが、その時はいつもそうして食べていたんですね。で、もう一度塩と胡椒をつけて食べてみました。そうしたら甦る、あのニュージーランドの日々。 トマトにはもう一つ別の食べ方があります。これはあまりやりたくないんだけど、めったにやらないとなると、タイムマシン効果は大きいかな。 私の母方の祖母は大の甘党だったようで、トマトに白いお砂糖をかけて食べていたのです。私もそうしてもらって食べていました。そういうもんだと思っていたのかもしれませんね。母は気持ち悪い、と言います。でも私は「おばあちゃん、おいしいね」と言って食べていたらしのです。 母は父方の血を引いたのか、辛党で、お酒は飲みはしないのですが、冠婚葬祭などで出されれば焼酎でも平気で飲みます。熊本の出身なので、球磨焼酎が出ることがよくあったようなのです。でも、お酒を飲んでも面白くもおかしくもないから、と言って飲みません。酔うということがないし、おいしいとも思わない、というのです。だけど辛いものが好きで、料理にも砂糖は全く使いません。 母は祖母の甘いもの好きが理解できなかったようで、よく気持ち悪い、と言ってました。私は小さいとき、ピンクのでんぶをご飯に掛けたものもよく食べさせられたし、砂糖をかけたのはトマトだけではなく、そうめんやひやむぎの水気を切ったものに砂糖を掛けていたのを覚えています。 これも祖母との日々がよみがえるのかもしれないけど、やっぱりちょっと躊躇しますよね。今の私は自分の好きなものと嫌いなものが当時よりはっきりわかっているので、そうめんはめんつゆで食べたい。 山岸涼子さんのまんがで、「恐怖の甘いもの一家」というのがあって、これは自伝なんですが、自我が目覚めていない、という状態が恐ろしいものである、というのをギャグタッチで描いているものです。これをもっとシリアスにしたのが「天人唐草」なんですけどね。でも、二頭身でも、ギャグでも、「恐怖の甘いもの一家」のほうがこわかったなあ。なんたってリアルですもんね。 その漫画、読みたい!と言う人はこちら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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