こんにちは。今日は私の人生の師匠の紹介です。2002年の4月に私はカナダの東の外れのHalifaxという街に単身、留学をしました。その時はまさかHalifaxでお世話になったホストマザーが私の人生の師匠になるとは夢にも思っていませんでした。私がカナダに着いたのは4月、しかしまだ雪が降るような冷たい季節でした。日本から18時間かかってHalifaxに到着し、知り合いも0の状況でホストハウスに着きました。どんな人が住んでいるのか心配でしたが、住んでいたのは写真のアンジーでした。歳は秘密?^^おそらく60歳くらいのおばあさん。歳を聞くのはご法度なので。^^ものすごく優しくて面倒見が良い人でした。このアンジーは娘さんと息子さんの子供二人がいますが、二人とも独立していてアンジーは一人暮らし。旦那さんとは離婚していました。私のルームメートが韓国人一人、三人での暮らしがスタートしました。アンジーは家の中でベビーシッターをして、夜は教会で聖書を教えています。とても毎日、忙しい人です。ほとんど家にいない人でした。教会では悩んでいる人がたくさん来るらしくアンジーは毎日相談にのっていました。私の相談にものってくれました。笑 本当に色々なことを話し合いました。人生、結婚、友達、お金、愛情。一番印象深かったのは、「愛情は信頼と尊敬からしか生まれない」と言われたことでした。深い話を色々としました。私はカナダに着いた時には英語は全然、しゃべれませんでした。1ヶ月くらいは本当に辛かったです。友達とのコミュニケーションが取れない。友達も作れない状況。でも1ヶ月もするとだんだんと慣れてきました。耳が慣れてくるんです。初め、全然聞き取れなかったのが単語を拾えるようになり、単語と単語をくっ付けて推測して会話が少しづつできるようになりました。2ヶ月くらいするとだんだんと暖かくなってきてテニスができるうようになりました。そこでクラスメートを集めてテニスをみんなでやるようになり、友達もあり得ないほどたくさんできました。語学学校なので中国人、韓国人、台湾人、メキシコ人など。毎週末、テニスコートにみんな集まってバスケットボールをしたり、テニスをしたりして交流をしていました。Halifaxという街は田舎町なので遊ぶところがない!だからみんな集まってきて30人くらい集まっていました。^^アンジーとは今でもたまに連絡を取り合っていますが、毎日、おそらく生徒のために祈っていると思います。アンジーは毎晩、自分の部屋にこもってお祈りをする人なので。^^この師匠はよく私にこう言っていました。「enjoy your life」その時、私は「この人は何を言っているんだ?人生は辛いもので楽しめるわけがない。苦しまないと人格は磨かれないんだ」と本気で思っていました。私の周りの大人は「人生は苦しいものだ。耐え忍ばないといけないものだ」と言っていました。だから、その時はアンジーの言葉を信じることはできませんでした。でも今は彼女が言った意味がものすごく分かります。^^人生は自分自身が楽しまなければ損だ。と思えるようになりました。私は5ヶ月間このHalifaxで過ごし、その後、カナダの西の外れのビクトリアに移り住みました。なぜなら5ヶ月間でものすごい、たくさんの友人ができて、他の土地で自分を試したかったからです。どれだけ自分ができるのか?試したかったのです。ビクトリアでの生活も楽しいものでした。海外の多くの友人に会えましたし、今でも連絡を取り合っています。HalifaxからVictoriaに移り住むときに友達が8人、ホストマザー、ホストマザーのお孫さんが空港まで送ってくれました。また会えると思っていましたが、やはり別れは辛いものです。空港までの車の中で友達が泣いている姿を見てもらい泣き。^^そして、出発ロビーでみんなと別れる時にアンジーから「最後に抱きしめて良い?」と言われ泣きそうになりながら抱き合ったのを覚えています。(アンジーは別れるのが辛くなるのでドライに生徒との別れを今までしてきたそうです。)本当に良い思い出でこれからも師匠、友達を大事にしていきたいです。5ヶ月しかいなかったのに、おそらく10年間くらいの体験をしたと思います。それだけ色々なことがありました。本当に書ききれないくらいの体験をしました。みんなに感謝、感謝です。今日は私の師匠の紹介でした。^^