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Apr 9, 2005
テーマ：☆詩を書きましょう☆(8531)
カテゴリ：刺繍
迷い込んだ迷宮は、二人だけの世界。 人気のない地方都市の山間部の彼女の部屋は、 虜を閉じ込めてしまう愛の拷問の部屋だった。 二人は何度も何度も愛し合った。 空腹に感じると山をいくつか越えた集落のメロン畑からメロンを持ってきた。 彼女はスイカのようにメロンを食べる。 皮の部分を窓から放り投げる。 窓の下には夥しいメロンが堆積されていた。 彼女はメロンだけで生きていた。 男達はそこで死ぬまで彼女に愛された。 男が死ぬと彼女は救急車を呼び、保険会社に電話した。 今度の男のそれは、2500万円だった。 彼女は納屋からジャガーを出すと空港に向かった。 彼女が東京に現れたのはその夜のうちにうわさになった。ドンペリがなくなった。 彼女の定宿になじみのホストを呼んで宴会は10日間続いた。 彼女はそのなかの１９歳の高志を手篭めにして、件の納屋に連れ帰った。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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