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「頑固力 ブレないリーダー哲学」 岡田彰布 角川新書 を読んだ。 著者は今シーズンまで我らが阪神タイガースの監督を5年間務めた、岡田彰布だ。 1957年11月25日、大阪府生まれ。北陽高校→早稲田大学→1980年ドラフト1位 阪神タイガース→94年オリックス移籍→95年引退→2004から30代阪神監督。 普段、試合後のインタビューでも長くは語らず、選手が主役とばかりに目立ったパフォーマンスも控え、選手の気持ちを考えた選手起用・采配。何よりも自他共に認める大大阪神ファン。 純粋な性格・野球へのまっすぐな取り組み方、人間らしい一面や星野監督・野村監督・掛布雅之や故仰木監督への思いなど今まで阪神ファンも知らなかったエピソード満載で非常に面白かった。 選手の育て方はあまりイジクらずに、長所を探して伸ばしてやる。今岡も関本も多くの選手が2軍監督時代の岡田さんにお世話になり慕っている。 阪神の監督と言えば、星野仙一氏曰く「巨人の監督よりもある意味プレッシャーはきつい。命を刷り削りながらやらないといけない」の言葉通り、毎日毎日スポーツ新聞、TV、ラジオで批評される。まともに聞く耳を持っていたら、振り回されるだろう。 5年も本当によくやってくれたと思う。 阪神ファンは岡田さんの人柄を少しづつ理解し、本当に年々人気の上がった監督ではないだろうか。 選手からもファンからも愛された岡田さんは、優勝を逃がしたのに胴上げされて見送られた。日曜朝の張本さんには「渇っ!」を頂戴したが、まあいいではないか。選手に泣きながら声をかける岡田さんの姿にはもらい泣きだった。 話し言葉で一気に読める面白い内容なので、阪神ファンはアニキの書いた「覚悟のすすめ」とこの本の2冊は必読だ。 阪神の選手や球団関係者、真弓新監督にも是非読んで欲しい。 最終章より 「さて、5年間に及ぶ闘いが終わった今、これから先のことは、何も考えていない。しいて言うなら、海外に妻と一緒に言って、ゴルフ三昧の生活でも送ってノンビリとしたい。毎年、2、3月は、プロ野球キャンプの時期で旅行などしたこともなかったから、札幌雪祭りでも見に行ければいいかなとも思っている。妻にはずっと苦労をかけてきたのだから、そのくらいのサービスはするべきだろう。」 お疲れ様でした。ゆっくり休んでいつの日かまたタテジマ着てください、ありがとう! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.11.21 05:11:59
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