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2010.02.19
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カテゴリ:書籍紹介 

佐藤健太郎著「医薬品クライシス-78兆円市場の激震」(新潮新書)を読んだ

医薬品クライシス-78兆円市場の激震 (新潮新書)

著者紹介:佐藤健太郎

1970年(昭和45年)、兵庫県生まれ。東京工業大学大学院理工学研究科修士課程修了。医薬品メーカーの研究職を経て、サイエンスライター。著書に「化学物質はなぜ嫌われるのか」ほか。

目次

はじめに

  1. 薬の効果は奇跡に近い
  2. 創薬というギャンブル
  3. 全ての医薬品は欠陥品である
  4. 常識の通用しない78兆円市場
  5. 迫り来る2010年問題
  6. 製薬会社の終わらない使命

おわりに

感想

「医薬品クライシス」のタイトルに気付き、ザッと目を通して即購入した。

目次を見ただけで医薬品業界で働く自分には興味津々の内容で楽しく読ませてもらった。

特に著者は医薬品メーカーの研究者で新薬の開発を仕事にしてきた人。

医薬品開発への思い入れと誇りが言葉の端々から読み取れて感動した。

現在の業界をとりまく状況や大型新薬の開発の経緯、裏話も豊富で業界人必見の一冊。

先日新書ランキングでも上位に来ているところをみた。業界人以外の人にも多く読まれているということ。

医薬品として実際に世に登場するためのハードルが考えられないほど高くなっている。

奇跡に近い確立で製品化された薬剤を、我々製薬会社の営業マンは苦しむ患者さんの手に一日も早く届けなければいけない。その思いは一層強くなった。

研究者の殆どが何十年もの研究から1剤の薬剤すら作れずに、定年を迎える。

「健康に長生きしたい」という人の願いがある限り、科学者はこれに応えようとし続ける。

人類はいくつもの問題を技術によって乗り越え、あるいは妥協点を見出して、いつか何らかの形で実現に結び付けていくだろう。

病に苦しむ人がおり、それを治したいと願う人がいる限り、医薬と医療の進歩がやむことはない。

(6章より)

 

 






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Last updated  2010.02.20 00:59:38
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