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カテゴリ:書籍紹介
島田紳助著「ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛するー絶対に失敗しないビジネス経営哲学」を読んだ最近TVで見ない日はないぐらい活躍している島田紳助。 実は出すぎていて飽きてきたという点と、悪口が過ぎる点の2点で、最近見かけるとチャンネルを変えていた。 ただ、やはりトークはとても面白く、例えばABC(関西6チャンネル)系で月曜日の11時ごろに放送の「クイズ紳助くん」。 この番組が半年に1回ほど放送する「トーク紳助くん」。これが面白い。 「クイズ紳助くん」の収録中に喋りすぎて、オンエアーでカットされた未公開トークばかりを集めて、半年に一度クイズ無しでトークだけの番組を作ったもの。 やはりクイズで珍回答した出演者をいじっているより、勝手に喋らせておいたほうがこの人は面白い。 笑服亭鶴瓶もフリートークがいい。 ダウンタウンはどっちも面白いが、明石屋さんまは司会して突っ込み入れておけばいいと思う。
さて、その島田紳助の著書だが、「自己プロデュース力」というのを読んで感動したことがある。 これは純粋に言うと著書ではなく、吉本の芸人養成所で講義した際のものを本にしたもの。 芸人の卵に向かって成功した先輩としてのアドバイスを熱い言葉で語ったもの。
今回の「大盛りオバチャン・・・」は紳助がこれまでしてきたビジネスについて解説したもの。 彼は25歳のときからたくさんのビジネスをしてきており、それぞれで成功を収めてきた。 それはいわゆるタレントの知名度を生かしたものではなく、自分のアイデアや経営のポリシーを試すといったもの。 芸人として売れたのはラッキーではなく、売れるべくして売れたんだと思いたい。 自分は他人より優秀であることを、再度自分に認めさせたい。 しかし芸人をイチから再度スタートすることはできない。すでに誰よりも売れて有名すぎるほど有名になってしまったから。 では、誰も知らないビジネスの世界で、自分がこれだ!と思う分野で起業し、分析を重ねて「商い」として成立させる。 そこにかかわるすべての人に幸せになってもらいたい!そんな熱い思いが凝縮された、かなりかなり面白い本だ。 面白すぎて朝から2時間、一気に最後まで読んでしまった。 トーク番組で垣間見せる紳助の熱い言葉、感動的なストーリーがいくつも盛り込まれており、途中から赤線を引きながら読んだ。 やはり成功する人は人の何倍も努力していて、誰がどうみても大成功をしているんだけれど、実は実は本人だけは不満足。 次から次へと新しいアイデアが浮かび、徹底的に分析し、またド真剣に取り組み自分を自分で認めてあげる。認め続け、伸び続けていかないとTV世界では生き残れないのかもしれない。 変な長いタイトルの本だが、内容はサラリーマンや起業している人など働くすべての人が読んでためになるいい本だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.04.03 07:12:23
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