テツの「PuraVida!」日記

2006/08/15(火)02:00

チームへと。

サッカー(64)

前日の日記で書いたように、 セニョールコーチは現在、 選ばれなかった3年生と1年生をみています。 このグループになって最初の試合の日。 やる気に満ち溢れた3年生の後の、1年生の試合。  ひ、ひどい・・・・・・・・ 審判をやりながら、何度もキレそうに。 でも、今は我慢だ我慢だ。 そして、ハーフタイム。 どうしても許せないことがひとつ。 なので、久しぶりにキレちまいました・・・。  「お前らさ、本気でやってんの?   本気で勝とうとしてやってねえだろ!   本気でやってるって言いきれるやついるか?」  「何でパスがこないやつは   “ここに出してくれ”って言わないんだよ!   何でコンビネーションが合わなかった時に、   “今のとこ俺はこうしたいんだけど”って言わないんだよ!」  「何をしたいかってことを話してんのかよ!   ブツブツ文句だけ言ってて、解決されんのか?」  「技術とか戦術以前の問題だぞ。   味方が何したいかわからないで、   相手に勝てるわけねえだろ!」  「怖がらないで、自分を出せ。   そのことからは絶対に逃げんな。   間違ってたって別にいいんだから。」 てなことを、 もうちょい過激派な感じで(笑)。 高校に入ってから、まだ約4ヶ月の1年生たち。 3年生のように人間関係も構築されてなく、 おそらくまだ表面上の人間関係なんでしょうね。 それを解決しようと してなかったことが許せませんでした。 翌日の試合。 挨拶をしてくる顔は生気に満ちてます。 ああ、これは何か変わるぞ。 試合開始。  前日ブツブツ文句を言ってたやつは、  周りに「こうしてくれ」って要求をしてました。  前日黙ってプレーしてたやつは、  パスが欲しい時にデカイ声で呼んでました。 それぞれの間にコミュニケーションが生まれました。 心がつながり始め、動きもつながり始めました。 ハーフタイム、俺は必要ありません。 ああだこうだと勝手に話しまくってるんだからさ(笑)。 後半開始。  交代してベンチに座ってるやつらが、  出てる選手に指示を出し、励ましてます。  怪我で出来ないやつが、  同じポジションの選手の修正点をメモしてます。 そうだよな、チームだもんな。 自分に出来ることをして、補い合うのがチームだもんな。 実力で劣る彼らは、この試合勝つことは出来ませんでした。 それでも、充実した顔をしてます。 終わってからもまだ試合について何やら話してます。 俺にとって、人間がさらに好きになる瞬間です。 本当にありがとう、ありがとう、ありがとう。 明日からも、頑張っていこうな。 『孤独に挑戦し、  かけがいのない自己を生かす生き方を  責任をもって選択する者には、  そうした同じ生き方をつらぬく人々の、  孤独を超える連帯の道が開かれるものだ。』               PHP副社長・江口克彦

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