ハードダーツをアキュートに改造!
ハードダーツをアキュートに改造!上の図はダーツの断面図です。青い部分が金属でオレンジの部分が樹脂でできています。金属の部分を「バレル」 樹脂の部分を「ティップ」 と呼びます。アキュートタイプは図からもわかるとおり重心が前方よりで、樹脂部分の付け根が細くなっています。<アキュートタイプのダーツの利点> ・前重心なのでぶれたときの先端の振れ幅が少ない。 ・バレル(図の青い部分)を細く設計出来る。<アキュートタイプのダーツの欠点> ・値段が高い。そう!せっかく高性能なアキュートを使いたくても、買うと 1万円~2万円もかかります。 中には7千円くらいのものもありますが、種類が少ないです。好きな設計のものを選ぶとなると、1万5千円くらい出さないと選択肢が少ないです。じゃあ作ってしまおう!ていうか実際は作るわけではなく、改造となります。改造のベースとなるハードダーツ→ Hi-Tec Vice 20gこれは全面シャークカットのストレートダーツです。全面シャークと言えば、真っ先に思い浮かべるのがDMCのリザードか、アラングレイザーか、 今回使用したHi-Tec Vice ではないでしょうか。先端の針を抜いて、その穴を2.6mmの幅に広げます。タングステンの穴あけは大変なのでこんなタフそうなドリルがお勧めです。 マーベルコバルトドリルステンレス・難削材用 2.5価格:406円(税込、送料別)バイスレンチで固定し、M3のタップでねじ加工。「荒タップ」、「中タップ」、「仕上げタップ」の3つのタップでねじ切りを3段階で行えます。不安なタングステン加工を比較的安全に作業できました。 めねじ切り 3本組タップISOM3×0.5価格:480円(税込、送料別)加工終了。 ステンレスのねじをねじ込みます。出来上りバレル先端部は、細くて大好きなドルフィンティップの幅に合わせています。アキュートはティップの選択肢が少ないと言われていますが、ドルフィンティップやアキュートリップなどは、かなり高性能なティップだと思います。 ドルフィンティップを使う事が出来るというだけでもアキュートを使う意味があるのではないでしょうか。別アングルソフトダーツの規格の壁、20g以内に納めなくてはなりません。バレル重量20gのものを使用したので、シャフトやフライトを装備すると当然20gを大きく超えてしまいます。今回はバレルの後方をカットし、ねじを切りなおして19.9gに収めました。Hi-Tec Vice Acute 20g タングステン85% ¥3,500