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2008年05月17日
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カテゴリ:観劇♪
やばいわー、コレ。

観終わった今だからこそ言えると思うんですけど、観終わった後からじわりじわり…心の底に根強く残ってしまう。。。

正直、観る前は草なぎ君の演技に半信半疑な感じがあったんですけど、いやいやいやいやーーー。

2階席の私のところまで台詞がはっきりと力強く聴こえてきて良い意味で期待を裏切られましたー。

物語は、5歳で母親と生き別れ、12歳で父親と死に別れ、天涯孤独の身として生きてきた現代で言う“やくざ”忠太郎(草なぎ)が母親を探し求め、ついに見つけたものの、大きな旅館の女将として新しい家庭で年頃の娘も持つその母親(大竹しのぶ)からは「子供は死んだ」と拒絶され、絶望の淵に立たされ、再び彷徨いの旅へ出かける忠太郎を今度は母親と娘が探してくれるのだけど…。

最初は草なぎ君の台詞が淡々としているなーと思ったんですけど、草なぎ君の“やくざ”の役作りなのかな?

でも、旅をしている途中、様々な親子や母親と同じ位の歳の女性に出会い、益々母親への愛情を募らせる忠太郎にどこか純粋な子供としての心を取り戻してるかのようにも思え…。

だからこそ母親に会っても自分を息子と認めてくれない母に向かって「私が息子だ!」と泣き叫ぶその姿は観ていてすっっっごい痛かったー。

いえね、こんな草なぎ君の役って観たことがないんですよー。

「私が息子です!」「息子は死んだ!」と言う息子と母の掛け合いシーン、必死に追いすがろうとする息子と、それが事実だと分かっていながら世間体や娘の将来など、ついつい目の前の現実のことだけしか考えられずに拒絶する母親の台詞の掛け合いは息を止めてしまうほど緊迫していて、観ているこっちも緊張しながら見入ってしまいました。

あの時、一瞬でも母が息子を認めてくれれば、最後はお互い分かり合えたはずなのに…。

自分が長年、夢見て、やっと念願の母親に会えたというのに、想像とは全然違う状況の展開に絶望して「瞼を閉じて浮かべる母の面影で十分」という忠太郎…切なすぎる忠太郎です(;_;)

「瞼の母」というタイトル、今思うととーっても悲しい響きなんですねー。

大竹しのぶさんも、最初は「なんて冷たい母親だ」と、ホント血も涙もない母親像、今の自分が大切、今の家族しか大切にしてないように見えた女将さんだったんですけど、最後、必死になって忠太郎を探し、結局探せなかった時の悲壮感はさすがだなーと。

そして、娘役の市川ぼたんさんって團十郎さんの娘さんで今回が本格的な初舞台らしいですけど、台詞の言い方が初々しくって~~~と思っていたら、逆にその初々しさが純粋さを出してて、この娘が「お兄ちゃんを探そう!」と言わなければ母が忠太郎を探すこともなかっただろうし…。

時々、渡辺えりさんらしい演出がアクセントっぽく付けられててそういう意味では楽しかったです。

でもでも、やっぱり観終わった後にこんなに哀しい親子愛ってあるのかなー?って切なさだけが残ってしまう作品なんですよねー。

と同時に普段はあまり意識してない自分の家族愛をちょっと振り返ってみてしまったり…。





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最終更新日  2008年05月19日 00時20分12秒
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