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今朝、仕事に行く前にお袋と久しぶりに話しした。
何を話そうか僕が話題を探している最中も一方的に小言ばかり呟いていた。 やれやれ。 まぁ僕は彼女にとって何時までも子供のわけで、多少のことは我慢して聞いてやれるようになったのも僕が年をとったせいなのだろう。 朝陽に照らされた彼女の顔はどにでもいる普通の老人だ。 若者が着るようなトレーナーといっぱしのジーンズを履いていても年はごまかせないのか。 そんな彼女がいつも作ってくれた苺ジャムを思い出した。 傷んだ苺を箱ごと買ってきて、じっくり煮詰めて作るのだ。 苺と砂糖だけ。あとは一切使用しない本物の味だった。 小学生の頃、担任の先生に聞かれたことがある。 「みなさん、お母さんの得意な料理はなにかな?」 「苺ジャム」僕は胸を張って答えたものだ。 他の子供達はハンバーグとかシチューと答えるなか、僕の発言はいささか変わっていたようだ。 この夏、作ってもらった苺ジャムがあるはず。仕事に行く時間は刻々と近づいてきたのだが、 また2階に上がって冷蔵庫を探してみた。 あった! 塩辛の空き瓶に入っていたそれは、紛れもなく彼女が作った苺ジャム。 森の奥でハチミツを見つけた熊のようにうれしかった。 それは、半年過ぎた今でも充分に食べることができる。 甘酸っぱく去年の夏の香りを感じた。 そして彼女の優しさと温もりに溢れていた。 彼女のことばを思い出した。 「充分煮詰めるの。そうすれば半年以上は楽に持つよ」 苺ジャムを作る彼女は若くて自慢の母であった。 最近、朝食を食べていないことに気付いた。 こんがり焼いたトーストにバターと苺ジャムをたっぷり載せて食べようかな。 そう思ったのだが、 ・・・既にタイムリミット。。。 昔じゃ考えられないほど、ジャムの種類も増えました。。 このジャム、いろいろと応用が利きます。 お試しあれ 牧場のミルクジャム・140g(十勝しんむら牧場)☆とっても味が濃いのに甘ったるい後味がいっさ... お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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