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2005年02月22日
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カテゴリ:ビジネス
人生は失敗の連続である。しかし失敗から何かを見つければいいのだ。
そう言い聞かせて生きてきた。


過去の職場で何人かの直属の部下がいた。
 
最初の部下はとても頭の切れる女性だった。
年も2歳しか違わず仲の良い兄妹のような関係で、理想の上司と部下だと人には言われた。
彼女は仕事もできることから、彼女の意志に全てをまかせて自由にやらせた。
しかし自由にやらせるには所詮若すぎた。未成熟だった。
徐々に組織としての秩序が乱れてきた。確かに仕事は責任を持ってこなすことは認める。
しかし無断欠勤、遅刻が庇いきれないほど多くなってきた。
僕からの提言は、小姑の嫌みとしか思ってくれなかったのだろう。

まもなく彼女は会社を辞めた。

最後のことばは

「○○さん(僕のこと)、昔とは変わったよね」でした。


二人目の部下は温厚で育ちの良さが垣間見える男性だった。
親御さんが会社を経営しているという彼は良く言えば上品、悪く言えば世間知らず。
そんな彼をどのように育てようか悩んだ。
色々な人と相談した結果、こと細かに叱咤激励し厳しく対応していくことに決めた。
順調に育っているかに見えたが、二年目のある日から会社に来なくなった。
突然の出来事で驚愕した。どうやら過度の期待感にストレスを感じていたようだ。

まもなく彼も会社を辞めた。
お別れの飲み会の際に、彼は僕にこう言った。

「期待に応えられなくてゴメンナサイ。すごく良くしてもらったこと一杯思い出します」

僕は人目をはばからずに泣いた。
何故こんなことになったのだろう。

僕自身が会社を辞めたかった。


明らかに自信を失っていた。
会社としての成績は充分に上げてきた。
でも人を育てることに関しては全くの落第点だった。

そんなある日、直属の部長から呼ばれた。

「どうだ、お前の仕事も大変だろうし、下でも付けるか?」

「いえ、自信がないので遠慮します」

「なぁ○○、お前は良くやっていたよ、確かにそれは認める。
 でもなぁ相手の資質を見抜かないとうまくいかないもんだよ。
 まぁ失敗したと思ってるならば、それを糧にして頑張ってみろよ」

結果的には部長に押しきられる形で部下を持つことになった。


当日、僕の前に現れた新入社員は、
六本木から直接やってきたようなキャピキャピの小柄な女性。

やられた。と思った。部長に嵌められた気がした。
実際話してみると、タメ口。態度がでかい。その他諸々。
仕事を覚えていく過程でもなかなか理解してくれない。

どうしたらいいのだ。

と思い3ヶ月が経ったときあることに気づいた。

彼女の仕事は時間が掛かるけど、ミスが少ないのだ。確実にこなしてくれる。
おまけに人前にでても決して物怖じしないクソ度胸がある。

僕は彼女を徹底してお客さんの前に連れていった。
そして積極的にプレゼンテーションさせた。

なおかつ褒めた。褒めて褒めて褒め続けて、彼女に大きな自信を与えた。
失敗した過去の部下達のためにも人智を尽くして対応してきた。
ときには怒鳴り、大喧嘩。それでも本音でぶつかってみた。
これが大切だったのだ。このとき初めて気が付いた。

実は既にこのとき決まっていた。
この会社を諸事情で辞めなければいけないこと。
そして彼女が最後の部下になることも。

一年後、新人発表会において最優秀賞に選ばれ、
光輝くステージの上、自信に溢れた彼女の姿があった。
僕は一つの責任を全うした気持ちで一杯だった。


二ヶ月後、僕のお別れの飲み会では、
彼女が人目をはばからず大泣きしていた。
誰かが支えなければいけないほど崩れた。

「○○さんは私の恩人です・・」

こんなに嬉しいこと言われたのは生まれて初めてだった。



数年後、彼女から手紙がきた。

「本当にありがとうございました。
 ○○さんのお陰でここまでやってこれました・・・・
 ・・・・母になります。そのため会社を辞めることになりました」

このような内容だ。
最終的にはプロジェクトリーダーにまで登りつめた。
キャピキャピの六本木のネーチャンがである。



つまりは人を育てるということは、

その力を認め信じて、絶えず励ましてやること。
それは子供の場合でも大人の場合でも、相手の才能を伸ばし、
永続的な人間関係をつくるための最も有効な手段であろうか。

僕は失敗したなかからこのことを学んだ。










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最終更新日  2005年02月22日 19時12分37秒
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