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テーマ:自己分析(159)
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問題の整理に、感情を感じ切るという方法があります。 ACRのセッションを受けている方々の中には、お分かりの方々も多くおられると思います。 気持ちが楽になるときに、「触れてこなかった、なかったことになっている、今までは見えなかった繊細な感覚」を感じ取って、「そこにくっついている思考」をはがしていく、という作業をしています。
ここをご自身で、一人でもどうにか味わいたい方々が多くいて、そして質問も受けますし、何とか一人でもできるようにはしたいのですが、 でも、個々人には別のやり方をお伝えしている、と思います。
それはまず。 最初、その感情を誤ってとらえているから。 だから大切な最初の一歩を間違えてしまうことが多く、そこを感じ切ろうとしても無理があるということ。 それから、感じ切るということに誤解がある、この2点からです。
別の作業をお伝えした時に、どうしてもそれがつまらないことに思えて、しない方々もおられるんですが。 案外とてもその感じ切ると近いことはお伝えしています。
それで今回は、感じ切るということについて、すこし質問が重なったのでお伝えしますね。
まず、すごーく楽になってほっとする時。 それも、別に大騒ぎをしたり、自覚がない何かに触れている時です。 (かえって自覚している、とても触れたい、深いこだわった気持ちでは解放が起きないので)
今回はそれぞれ、怒りや悲しみなどそれぞれ違うテーマがあるので罪悪感で扱います。
まず感じ切るためには、下地を知っておくことが大事です。 (セッションの場合は私の方で知らなくても入れるように工夫しているので大丈夫です)
罪悪感というのは、その人が、その人であってはならない。個性を出してはいけないという深い人類の、周りから浮いてはならないという恐怖心が根底にあります。 その恐怖心から、世間一般で言われているような、偽の正義感に縛られて、かえってほかの人に苦痛をもたらす行動をさせているものが罪悪感です。
例えばなんですが、 母親に「こんなお母さんでごめんね」と泣かれるとですね。 ろくなことにならないんです。 「泣かれた相手が物凄いつらさを負わされる」か、 泣かれた相手に、そういった相手と依存する傾向があれば「すごく変な喜びがわいて、ずっと相手に悪いと感じてもらうことでしか人と関われない」といったような問題が出てきます。
まあどちらにしろ、本当の愛情からはかけ離れ、もともとある愛情が信じられなくなるし、厄介なこと、この上ないです。
で、罪悪感が酷い方々の場合、大きくそのタイプはいくつかに分かれます。 一つは、一見(事実は別として、頑固な面があるかもしれないけれども)とてもやさしく弱弱しくなる場合です。 自分の意思を主張しない、ということですね。
もう一つは、自分はひどい攻撃をされたと言い返しているだけなのですが、相手からすると普通のことを言っただけなのに、酷いことを言ったと騒がれている気がして、とても相手が傷つくような言い方になってしまう場合です。 ご自身にとっては、攻撃的になっているつもりはないけれど、攻撃的だと誤解される、ということですね。
いずれにしろ、罪悪感が酷くなると「自分がわるい」か「人が悪い」か、二つに一つになります。 「ここは私がこう改善すればいいか」とか「あ、ここはお願いします」とか、気軽にどちらかに責任を振り分けること。 あるいは、物事を分けて「ここは私が悪く、でもさー、こっちはそっちがこうしたら?」といった切り分けが瞬時にできなくなります。
感情の問題を整理するととても聡明になるのですが、それは「瞬時の判断」がとてもクリアに出来るようになるからですね。
で、こういった下地を知ったうえで、感じ切る方法ですけれども。
罪悪感の場合は、「ああ、私がこんなことをしたら怖い、悪い、こんなことをするものか、絶対に自分はしない」というふうに 「無意識に決めている自分自身が頑なに絶対にしない何かの気持ち」にどうふれるか、です。
ここは、絶対に最初は感じ取ることができない、言われてもわからない部分でもありますから、私はここに言葉は使わないです。 そうではなくて、幼少期の言語ではない、何らかの感覚で理解してもらうようにしています。
セッションではそういった作業をしているわけです。 怒りには怒り、悲しみには悲しみといったようにですね。
ですから、まずしてほしいのは、「そこの感情で考えている」たとえば怒りであれば 「相手がこうして、ああして、こうしたからこうなって、で、こうであるべきでこうだからこうすべきで」といったような頭の考えではなくて (そこをいくら感じ切ろうとしても結局は誤った考えから誤った感情がどんどん湧いて止められなくなります)
自分の根底にある、「もう絶対にこういう生き方意外しないぞ」という部分にふれることが大事です でもそこは絶対に最初はわかりません。 それどころか、潜在意識が触れるのを禁じているので、何も感じていないと麻痺のところでもありますから、
観察がとーっても大事になります。
「理屈」ではなくて、「私」は常にどういう行動、考え方をしているのか。 一体なにを避けているのか。 ああ、ここを避けているんだな、というところを見出さないとなりませんし
そこには、思いもしなかった、
「自分がそういった生き方を通さない限り、絶対に価値がないと思っている部分、こだわるんだ」と気張っているなどの根柢があるのです。
続く!! 明日は観察した後の感情を感じる作業についてお話します
あなた自身を深く知ることで、 あなたも知らなかった自分自身の魅力に出会う扉がここにあります。
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最終更新日
2022.02.08 19:16:15
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