2019/06/15(土)05:00
山中伸弥先生に、人生とips細胞について聞いてみた
山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた【電子書籍】[ 山中伸弥 ]
山中先生の3つの教訓とは
APOBEC-1遺伝子を治療に使うなんてとんでもないことでした。
この経験はぼくにとって大学院の最初の実験で学んだ3つの教訓の復習になりました。
つまり科学は驚きに満ちていること。
新治療法と新薬はいきなり患者さんに試さず動物実験で安全性と効果を十分に確かめること。
そして先生の言うことをあまり信用してはならないことの3つです。
ということだそうだ。
そりゃあ科学は驚きの連続でしょうが、世の中も驚きの連続であります。
新治療法とか新薬を、読む本、に置き換えれば自分にすぐ試すなよ、とでもいう教訓になりますか。
本を読んだらそれを実践しなければ何も意味がないなんて論法も結構多くの人が発信していますが私は経験上そう思わない。
これはぜひとも成功した人をみてから、つまり、山中先生の言う、動物実験を経てからで結構かと思います。
このことは第3の、先生の言うことをあまり信用しない、にイコールになりますね。
今まで多くの本を読んできましたが、そのとおりやって成功した経験が私にはありません。
したがって本は読んでもすぐには実践するな、多くの論を読んで比較すべし、というのが私のポリシーであります。