マクソニック カタログ
マクソニック スピーカーのカタログです。昨日、部屋の中の探し物をしている時に偶然見つけました。現在、私は左ページのD101(102)ドライバーと右ページのA125ホーンの組み合わせをメインシステムの中域として使用しているのですが、以前は、HS-401、HS-301を中域に用いたシステムを使用した事があります。それらのドライバーには、JBL375、2440、2441、TAD4001等を組み合わせて、その違いを聴き比べましたが、非常にリニアでナチュラルな再生音と思われたのは、HS401ホーンとJBL2441との組み合わせに、アルテック828エンクロージュー、515Bウーファーというものでした。その401から301という一回り大きくて重量のあるホーンに換えてみると、今度は中域が厚い申しますか、人間の声等が、前の物よりもかなり太く感じられたのです。HI-FI的な面からすれば、その様な傾向性のある音質は望ましくない筈と思えるなのですが、聞いた人の好き好きはあるにしても、その厚い音の方を良しと評価する方が圧倒的多数という結果に成った事は結構意外に思える事でした。特に、キャサリンバトルのオンプラマイフは好評で、私としても、その後のより大きなA125ホーンによるシステムでも、その時の背筋がぞくぞくする様なキャサリンの歌声を超える事は出来なかったという現実もありました。スピーカーユニットの選択や、エンクロージャーとの相性という事もあり、その他にもスピーカーシステムを設置する部屋の環境条件や、スピーカーシステムの音響特性に大きく関わって来るその他の要素が多く存在する事が分かってからは、音の反射、吸音、輻射や回り込み、残響特性といった部屋自体の音響特性にも目が行く様に成って行ったのです。