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カテゴリ:旅行@海外
5日目は、今回の旅行の山場だ!
3年前の雪辱を果たすべく、私たちは朝から再び電車でケミを目指した。 あ、余談だけど、このホテルに置いてあったハガキを使って、母に手紙を書いた。 フロントに預けて切手代を払おうとしたら、 「このホテルのハガキだから、切手代はサービスしますよ」 と言われた。 良いホテルだ~。(ロバニエミの「シティーホテル」です^^) また来ることがあったら、利用するからね 駅からは、タクシーに乗って乗船場まで移動。 タクシーの運転手さん、「ここから乗船場までは3kmくらいだよ。」 なんて言ってたけど、実際は10km以上あった。 どうして地元の人って、こうも距離感が無いのかね・・・ 乗船場に着くと、すでに船が待機していた↓ すでにお出迎えの体勢。 寒いところ、ご苦労様です。 さて、サンポ号とはどういう船か? 最初にちょっとだけ書いたけど、これは砕氷船である。 が、ただ氷を砕いて遊覧するだけではない。 私たちがわざわざフィンランドの、それも小さな田舎町までやって来てたのは、 凍ったボスニア湾の海水に浸かり、浮遊体験をするためだ。 真冬に北極圏近くの海で泳ぐなんて、正気の沙汰じゃないと思われるかもしれないけど、 特別なスーツを着用するから大丈夫。 それに後から分かったけど、 ここはボスニア湾の最深部に位置するため、塩分濃度が低く、 海水の温度がマイナス2度~0度で凍結するらしい。 つまり、比較的温かい(?)ってことなのね。 船内に入ると、すぐにスケジュール表が渡された。 ランチは2交代制で、私たちは最初のグループだから時間厳守で来るようにと言われた。 こんなに人が少ないのに分ける必要があるのかな・・・?と思ったけど、 後からラテン系の団体が加わって、船内はあっという間に所狭しとなった。 入ってすぐ目にしたレストラン↓ 売店↓(こことは別に、大きい売店もあった) ラウンジ↓ ここは程なくして、ラテン系御一行様に占領されてしまう 私たちはしばらく船内を見学した後、ランチの時間5分前に食堂へ行った。 あれほど時間厳守と言われていたにもかかわらず、 空席だらけのテーブル・・・。 私たちのテーブルにも、向かいに香港人カップルが来る予定になっていたんだけど、 彼らが現れたのは、ランチ開始後15分ほどしてからだった。 あらら・・・こりゃ船員さんも大変だわね。 トナカイのスープ↓と サーモンのスープ↓ メニューは上記の2つしかないけど、どちらも美味しかった。 しかも、スープは後からお代りもできたし♪ このアクティビティー、結構お高いので出費が痛いなぁと思っていたけど、 こんなに美味しい食事まで付いてるなら納得 食事の後は、船内見学の時間となった。 本当に上から下まで全部見せてくれたので、 返って「こんなコトまで見せていいの?」と気になったほどだ。 船長さんと仲間たち↓ 位置を示すレーダー↓ 救命ボートも積んでるから、もしもの時でも大丈夫↓ 外を見ると、大音響とともに氷が砕けていくのが見えた。 「ゴゴゴゴゴーン」(← 氷が砕ける音) 一度で砕けない時は、後退しては再び角度を変えて進んだ。 絶景!圧巻!面白いっ!! お次は地下のエンジンルーム↓ 緑の背景に、鳴り響く不気味な機械音・・・ 一人じゃ絶対に来たくないな。 と思ったら、ここで作業している方々が↓ 彼らは窓も無い地下の一室で、一日中機械のデータとにらめっこしているらしい。 脱帽ですわ・・・。 そしていよいよ特殊スーツの試着室へとやって来た。 顔以外は全部スーツで覆われているので、寒さは別に感じないんだとか。 スーツを着ると動きにくくなるので、階段の昇降時の注意や、 カメラの撮り方、交替の時間などについて説明してくれた。 私は第一グループの1番だ。 スーツ姿のちたぁ↓ うまく階段が上れない 自由に動けないので、すぐに疲れる↓ しかも顔の部分がぶかぶかして、鼻まで覆ってしまうから息苦しい 私がぜいぜい言いながら座り込むと、ダンナが大ウケで写真に収めていた。 「笑ってるのも今のうち・・・君も後から同じ運命になるのよ。」 と言ったが、口が塞がっているから自分に反響しただけで、ダンナには届かなかった 何かと不便だ・・・。 しばらくすると船が止まり、第一グループが入水となった。 仲良く浮遊↓ 気持ちいいですか・・・?↓ どこまで行くんですか~?↓ 浮いている間は、全く寒さを感じなかった。 それよりプカプカ波に揺られて気持ち良く、思わず居眠りしたい気分になったほどだ。 手をバシャバシャしながら、あっちこっちに動いてみた。 たまに知らない人とぶつかる 何せ上を向いてるから、誰がどこにいるのか状況把握できないのよね。 私の足にも、何人もの人が頭をぶつけていった。 漂流すること約15~20分、交替の時間になったので、 陸地に向けて手を漕ぎ漕ぎし始めた。 その頃から、何気に違和感を感じ始める。 水が・・・スーツの中に入ってきたのだ。 たぶん顔の隙間から入ってきたのだろう。 背中にツー・・・っと、冷たいものが流れる。 もう上がるから良いか・・・と思ったけど、このスーツは次の人に渡された。 たぶん第3グループのお客さんだ。 かわいそうに・・・私の後とは、運が悪かったわね 船の反対側には、スノーモービルが↓ ちょっと視線をそらすと・・・何も無い↓ ひえぇぇ~、ここで迷子になったら絶体絶命だね ところで希望者は、帰路をスノーモービルに変更できる。 私たちは普通に船で帰ることにしていたけど、 もし次に機会があったら、スノーモービルにしたいと思った。 湖は良くあるけど、海の上を走る機会なんて滅多にないもんね。 こうして、サンポ号のリベンジは無事果たされた。 今日もとっても満足な一日だった お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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