826870 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

バベルの図書館-或る物書きの狂恋夢

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Profile

快筆紳士

快筆紳士

Calendar

Recent Posts

Category

Archives

2024/06
2024/05
2024/04
2024/03
2024/02
2024/01
2023/12
2023/11
2023/10
2023/09
2006/01/08
XML
カテゴリ:映画/エンタメ
 この三連休は、DVDに録りためていた(といっても、2、3本ですけど)お正月番組を見ました。その一つが、SMAPの稲垣吾郎氏が主演した、横溝正史原作のミステリードラマ、金田一耕助の『女王蜂』。
 稲垣氏はこれまでも何度か金田一に扮していますが、今回の『女王蜂』ではなかなかの金田一ぶりを見せてくれました。私は金田一=石坂浩二氏のイメージが強いのですが、その後は豊川悦司氏の金田一が出色だな、と感じていました。その後稲垣氏の金田一を見て、「原作のキャラクターには、あるいは近いも知れないが、どうもミステリアスな雰囲気がないな」「ちょっと軽いな」という気がしていました。とにかく、やり過ぎなカンジ。
 それが、今回『女王蜂』では、やや抑え気味に転じてなかなか飄々としたところを見せ、グッと巧くなっていました。
 それとこの『女王蜂』の良さの最大の要素は、映像。あえてCGを使いながら、レトロな色味を醸し出し、思い切りダークでどろどろとした陰翳を演出するのに成功しています。で、テレビを見ていて「そうか」と膝を打ったことには、金田一の世界観は、あの空の色!!
 例えば、暗い洋館。逆光になった窓枠の向こうに、シアンの混じったような、不吉な、不安定な空の色。紫のような、ピンクのような・・・。このイヤ~なコントラストです!!これこそが金田一(というよりは、あまりに有名なアノ文庫の表紙画家)の世界観なのです。
 このカオティックな色相に、栗山千明氏のお人形の如き顔が映える映える。漆黒の髪、陶器のような白い肌。そして果てしない虚空のごとき大きな瞳。栗山氏は、あんまり方向転換しないでこのまま追求していくと、もしかしたら日本でも唯一無二の存在になれるかも、なんて思いました。雰囲気ありますよね。ちなみに、私、高橋昌也氏も大好きです。
 テレビドラマという枠を感じさせないスケール感と丁寧な映像美。『女王蜂』、久しぶりに“金田一”の世界を堪能させていただきました。(了)

*元祖・女王蜂!!
 ↓
女王蜂 ◆20%OFF!
女王蜂 ◆20%OFF!

*これこれ!!この色遣い!!
 ↓
金田一耕助the complete
金田一耕助the complete

*不肖ワタクシが描いた稲垣吾郎氏版金田一耕助です。ファンの方、ご容赦を。
 ↓





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2006/01/09 12:22:50 AM
コメント(3) | コメントを書く


Comments

プラダ バッグ@ gpzqtt@gmail.com 匿名なのに、私には誰だか分かる・・・(^_…
バーバリーブルーレーベル@ uqafrzt@gmail.com お世話になります。とても良い記事ですね…
バーバリー マフラー アウトレット@ maercjodi@gmail.com はじめまして。突然のコメント。失礼しま…

Favorite Blog

ドワーフの革人形に… New! 革人形の夢工房さん

暑さ対策フェア エン… New! 楽天アフィリエイト事務局スタッフさん

フランス、大統領が… 賢犬さん

新・さすらいのもの… さすらいのもの書きさん
価格・商品・性能比較 MOMO0623さん

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.