バベルの図書館-或る物書きの狂恋夢

2011/12/28(水)01:43

『建築、アートがつくりだす新しい環境―これからの“感じ”』展@東京都現代美術館、行ってきました。

アート(102)

 三連休は天気もよかったので、今度は東京都現代美術館に。ここは、自宅から車で10分くらいの場所なので、アクセスもよく、フラリと遊びにいけます。割と賑やかな街中にポッカリと所在する美術館ですが、その分、広い空を背景にして、とても美しい建物です。  この日の特別展は『建築、アートがつくりだす新しい環境―これからの“感じ”』展。なぜか、ゼネコン、インテリア・コーディネーター、建築士、など建築関係に縁の深い家族や親戚が多いのですが(苦笑)、私自身は現代建築についてはあまりよく分からないのです。ただ、大づかみには、現代建築というのはコンセプチュアルアートだな、と。いや、コンセプトというものが、逆に建築からアートに援用されていたような面があったのかな、なんて想像を巡らせるばかり。  そもそもコンセプチュアルでなければ住空間にはなり得ない訳ですが、機能性、環境配慮、ということ以上に、今後は空間としての居心地の良さのカタチ、というものがどんどん変質し、多様化し、問われていくのだろうな、つまり「建築は徹底的にソフト回帰する」のだろうな、という予感がバシバシしました。  さりげに、ヴィム・ヴェンダースの3Dインスタレーション《もし建築が話せたら…》が観られたりします(w)。配布されているスクリプトに、本展のヒントのいくつかがあるのかも。年明けて1月15日までの開催です。(了)

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