カテゴリ:妊娠と鍼灸
こんにちは。
TLC鍼灸院のブログです。 今日は、提携産婦人科の助産師が担当します。 私は、日ごろ産婦人科のクリニックで、 母乳相談、外来看護師業務を担当しています。 今日の話題は「完母」です。 最近のママ達は当たり前のように使っていますが、 10年前には使われてない新しい言葉です。 「完母」は、「完璧な母」ではなく「完全母乳栄養」のことです。 母乳のみを与えて育児を行っているということです。 日本の平成17年度の完全母乳率は、 生後1か月時42.4%、3か月時38%(最新の情報ではないかもしれません)です。 出典によるともう少し違うものもあります。 この数字、どう思われますか? 2008年、医学専門誌ランセット(Lancet)は、 母乳育児を受けていない子どもは、 完全母乳育児で育った子どもよりも、 生後6ヵ月間で命を落とす割合が14倍も高いという結果を報告しています。 母乳をあげるとママにも良いことが。 母体の回復は促され、 妊娠中に増えた体重が元に戻ります。 母子ともに精神的にも良い効果があります。 ・・・ということは、最低でも生後6カ月の間は 少しでも多く母乳を与えた方がいいということです。 現状では、半分以上の方は母乳だけで足りてない状況にあります。 私自身、子どもを産む前は、 「赤ん坊が泣いたらおっぱいを出して吸わせるだけ~簡単~」 と考えていました。 確かに「方法はいたってシンプル」その通り。 しかし、母乳を続けるのは大変です。 母乳には、「メモリ」がないんです。 子どもがどのくらい飲んだかわかりません 子どもは「吸ったり、吸わなかったり」 「途中で眠る」「ずっと吸ってる」と色々。 「泣いたら吸わせる」といっても、 ずーっと泣いてる赤ちゃん、多いです。 いつ吸わせたらいいんだろう?と悩むママも。 「お腹がいっぱいになったら安らかに寝る」 なんて天使な赤ちゃんばかりじゃありません。 「泣かせておけばいいじゃない」 「泣いてればそのうち寝る」 「お腹がすいたらそのうち飲む」と諸先輩方や他人は言います。 だけど、赤ちゃんとの母乳攻防戦が毎日続く…。 24時間攻撃。 ストレスのはけ口があると少しは違うかもしれませんが、 現在、多くが核家族。 出産後間もない時期は外に出られないし。 母子でこもりきっきりになっていませんか。 病院や助産師の母乳の相談は、意外と敷居が高かったりします。 (私を含め、病院での指導法に見直しが必要です(*_*)) 現状、母乳相談を利用したことのある方って少ないです。 子育てに自信がもてない時、 何を言われるか不安になりますよね。 赤ちゃん連れて出かけるのも大変。 ナーバスで傷つきやすくなっている時期。 「こうしたらいいですよ」と改善アドバイスをもらっても、 「自分は一生懸命がんばっているのにな~」って悲しくなったり。 そんな時には、 鍼灸に来てみたらいかがですか。 昔から言われている母乳が良くでるツボがあります。 鍼灸師に「ここを刺激するとおっぱいが良くでますよ」 といわれるとすごく安心します。 その安心感って育児にすっごく大事。 母乳は血液からできてきます。 鍼灸で血流をupさせると いかにもいいおっぱいがでそうじゃないですか? 鍼灸で母乳相談っていうのも「あり」でしょう。 できたらお子様を預けてゆっくり来ていただきたいところですが、 ご無理な方はお子様連れ鍼灸にも対応しています。 振り返るとあっという間の貴重な乳児期を 心穏やかに過ごしていただけるようお手伝いしたいと考えています。 ここの鍼灸院には、提携の産婦人科の助産師もいるので、 助産師のアドバイスも受けられます。 少しでも多く皆様の母乳が出るように、 子育ての不安がなくなるようにお手伝いしたいと考えています。 私どもの近くにお住まいでない方は、 ぜひ近くの産婦人科、助産院や鍼灸院にご相談くださいね。 乳腺炎の改善・予防、エイジングに良いとされているごぼう茶です。 某有名美容外科医も毎日飲んでいる、と雑誌に掲載されてました ↓ つぼ市製茶本舗 鹿児島県産 ごぼう茶 18g(1.5g×12p) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.03.06 13:45:31
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