113.ザ・ジャガーズ(文中敬称略)このメンバーの中に後に、ジャガースに参加する宮崎こういちやスパイダースに参加する井上 順もいた。 その後メンバー編成を行い、ダンディズとバンド名を変えエレキ・インストを中心に活動を展開するものの、再びメンバーを一新し、'64年4月に宮 ユキオとプレイ・ファイブを結成する。 更に、この後もメンバーの入れ替えを行い、'66年にザ・ジャガーズと改名し、'67年6月1日に日本ビクターからリリースした「君に会いたい/ビート・レイン」でレコード・デビューする。 メンバーは、宮 ユキオ(Ds)、宮崎こういち(Sg)、沖津ひさゆき(Lg)、森田己木夫(Eb)、佐藤安治(Or)、岡本 信(Vo)の6人。 '68年3月にリーダーの宮 ユキオとメンバー間で金銭問題で対立し宮 ユキオが脱退し、後任としてピーナッツのドラマーの浜野たけしが加入する。 '69年には沖津ひさゆきが病気療養のため脱退、'70年には佐藤安治、浜野たけしも相次いで脱退する。 サマーズで活動を行っていた橘 アキラと牧 ツトム、P.Sビーナスの石井芳夫が参加するも、'71年7月に活動を停止する。 ザ・ジャガーズはデビューから解散までに、次の8枚のシングル・レコードをリリースした。 「君に会いたい/ビート・レイン」'67年6月1日発売、「ダンシング・ロンリー・ナイト/若いあした」'67年10月5日発売、「マドモアゼル・ブルース/哀れにジョン」'68年1月25日発売、「二人だけの渚/キサナドーの伝説」'68年6月15日発売、「星空の二人/恋のパスポート」'68年9月25日発売、「恋人たちにブルースを/恋するまゆみ」'69年12月5日発売、「二人の街角/愛の夜明け」'69年5月25日発売、「いつか誰か/フェニックス(不死鳥)」'70年4月25日発売(全て、フィリップスより) なお、'68年にジャガーズを脱退した宮 ユキオは、全国からメンバーを人選し'68年9月に宮 ユキオとニュー・ジャガーズを結成 メンバーは、宮 ユキオ(Ds)、深沢ジョー(O)、片岡二郎(Lg)、原 浩(Bg)、阿久戸けんじ(Vo)、山崎こうじ(Vo)の6人。 '69年1月15日にコロンビアからリリースした「愛のアルツァート/薔薇のレクイエム」でレコード・デビューする。 '71年7月にザ・ジャガーズ解散後、ヴォーカルの岡本 信は、ソロ・シンガーとして'72年4月25日にフィリップス(日本ビクター)より「遠い愛の日を夢みて/僕のエルビラ」をリリースした。 この「遠い愛の日を夢見て」は、ザ・ビーバーズに在籍していた成田 賢の作曲・作詞で、成田 賢のLP盤「汚れた街にいても」に収録されていた楽曲をカヴァーしたものである。 '81年に開催された最後の日劇ウエスタン・カーニバルで再結成(宮 ユキオと和解)され、断続的にオリジナル・メンバーで活動を再開している。 ザ・ジャガーズの再結成後、'82年4月21日にラジオシティーから「はつらつ30才/漂泊の旅」をリリース。 ザ・ジャガーズのヴォーカリスト岡本 信は、'09年4月19日に自宅の風呂場にて逝去 4月20日が60歳の誕生日で、その前日に岡本 信の還暦パーテイーをメンバーが横浜で企画していた。 心からご冥福をお祈り申し上げます 合 掌 '09年4月20日現在
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