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ウルトラマラソンに魅せられた自然派ランナーのブログ

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2017.11.23
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カテゴリ:マラソン
毎年勤労感謝の日に開催、スタート&ゴールは古市場グラウンド、下流側は多摩川大橋、上流側は田園都市線橋の先までの約10Kmの河川敷を2往復する大会です。
首都圏で開催される大会の中で、最も小規模で、最も心地良く、最もストレスフリーで走ることが出来る、貴重な大会であると確信しております。
これだけ交通便の良い所で開催されていて、東京マラソンには30万人を超える応募者があるのに、何故此方はその2,000分の1なのか不思議な位です。

今年は前日夜から非常に冷たい雨が叩き付け、早朝からぐんぐんと気温が下がり、スタート時には最低気温6℃を記録、荷物置き&着替えのためのテント内は既に床上浸水状態で、スタート前に靴下ぐしょぐしょ、靴中もずぶ濡れになってしまい、士気が最低の状態です。

昨年、脹脛を痛めて長期リハビリ中でしたTさんも今年は参加。昨夜、「雨にも負けず、風にも負けず、頑張りましょう」というメールを頂き、これが非常に励みになりました。

スタート地点には3分位前から三々五々ランナーが集まり、私もギリギリ2分前にスタートラインの先頭に入り込みました。
準備運動をする気力も無くなる程、士気が低下しました。

スタートのカウントダウンは「1分前」と「10秒前」のみで、9時半にスタートの号砲!!

既に古市場グラウンドは洪水状態のため、急遽、コースである河川敷の未舗装道路を上流へ少しだけ行って帰るというコース変更をしたようです。
この土砂降りの中、距離測定等大変だろうに、主催者の臨機応変な対応に感謝致します。

この河川敷の未舗装道路、既に水溜りだらけで、真っ直ぐに走れません。真面に行ったら氷水のような冷たい水溜りに足を入れることになり、場合に依っては足首まで浸かってしまいます。
タイムが狙えないどころか、余計な筋肉を消耗する上、早い段階で息が切れてしまいそうです。

下流側折り返し地点(多摩川大橋)を過ぎる頃まではスタート直後の人の出入りで、抜きつ抜かれつがありましたが、スタート地点横に戻って来た頃には前に10人位ランナーがいるという位置に落ち着きました。

上流からの向かい風はそれ程強くないですが、冷たい雨は容赦なく叩き付けます。
幸い雨合羽が今の所は防御してくれております。
空気も凍りそうな位冷たく感じます。
それ以上に水溜まり、泥濘の多さが半端でなく、前の10人のランナーが左へ右へ避けるのを頼りにこちらも連なって行きます。
それでも避けきれない水溜まりに足を何度も入れてしまい、靴の中はぐしょぐしょで、冷たい水で足の感覚が無くなって行きそうです。

寒さで尿意も増して来て、3Km過ぎの公衆便所にてトイレ(小)をして30秒ほどのロス。
河川敷の彼方此方に公衆便所があるので、トイレのストレスがなく走れます。

5Km地点を23分07秒で通過。昨年と同じタイムでしたが、既に息が切れております。

暫くして右足に違和感を感じ、足元を見ると靴紐が解けていました。
普段大会の時は、結んだ紐の「∞」の部分を「×」の中に入れ込んで解けないように防ぐのですが、スタート前の士気の低下ですっかり忘れていました。
しゃがんで結び直そうとするのですが、既に手が感覚を失っており、力が入りません。
ゆるくですが何とか結び、両足共に「×」に入れて走り出す頃には1分10秒もロスをしてしまいました。
先程のトイレを合わせて何人か抜かれ、15位辺りまで落ちてしまいました。
本日は様子見しながら走ると言われていた未だ万全の調子ではないTさんもすぐ後ろまで接近しておりました。

丸子橋の手前では雨の中、子ども達が20人程サッカーをしておりますが、泥の中なのでボールはすぐに止まってしまいます。
ただ見ていると、半分以上の子ども達は寒さで身が固まり、気持ち的に引いているように伺えます。
程々にして止めた方が良いのではと余計な心配をしてしまいます。

8Km手前にはコースを完全に塞ぐ、縦長50mはありそうな池のように大きな水溜まりがありました。
これ以上足を冷やすのを避けたかったので、横の土手の叢に上がったら、此方は深い泥の溜まり場といった感じで、踝まで泥に填まり、最早走るどころではありません。
動くのがやっとという感じで、歩いて約50mを抜けて出ました。
その間に後ろから来たランナーがジャブジャブと池に突入して先に行かれました。足冷たそう……
暫くして追い付いた時に、「水溜まりを突進されて正解でしたよ! 横の土手の所は酷い泥濘で足ずぶずぶでした」と話し掛けたら、「随分ペース落ちましたね」と返って来ました。
これだけの悪天候だと競争相手という感覚ではなく、ある種の連帯感のような気持ちの方が強くなります。

10Km地点を47分38秒で通過(此処までの5Kmは24分31秒)。昨年と比べて1分48秒遅いです。
此処の給水所では餡子の入った人形焼を2個頂き、少し腹を満たせました。

1人ぶっちぎりで速いランナー、暫く間を空けて2位~7位のランナー、また暫く間が空いて8位からランナーが続き、13位で例年より手前に置かれた折り返し地点(その分下流側の折り返し地点が伸びた)を廻ります。
コーンではなく、雨の中スタッフのおじさんが一人立って「折り返し地点で~す!」とやっておりますので、「寒い中お疲れ様です」と一声掛けてターンしました。
先程の給水所にてバナナと人形焼き2個を頂き、すぐ横の仮設便所にて2回目のトイレ(小)で40秒のロス。

風は強くないですが、僅かな追い風と下流に向かっているということと10Km過ぎて身体が解れて来たことで、此処からは気持ちスピードに乗って行こうと思います。
15Km地点を1時間11分28秒で通過(此処までの5Kmは23分50秒)。昨年と比べて4分14秒遅いです。

今年は対向ランナーがいなくなるのが非常に早く感じました。
エントリー数154名ですが、実際の出走者数は100名いるのか微妙です。

現在私は12位におりますが、前を走る11位の白い帽子のランナーの背中は中々近付きません。
そうこうしている内に、9位と10位のランナー達の背中が近付いて来て、白い帽子のランナーと共にじりじりと差を詰めて追い抜き、白い帽子は9位、私は10位になりました。
先程の大池は白い帽子のランナーと共に氷水の中にジャブジャブ入り、足首までびしょ濡れ、冷たくて冷たくて凍傷になりそうです。

白い帽子のランナーのペースは全く落ちません。付いて行くのがやっとで、少し間隔が広がってしまったような感じです。
きついですが、理想的なペースで引っ張ってくれている感じです。

毎年賑わっているコース沿いの野球場、サッカー場、ラグビー場、ゴルフ場はどこも人気がありません。
時刻は11時前、天気予報では12時は曇でしたが、少し雨脚が収まったとはいえ、未だ冷たい雨は降り続きます。気温も上がりません。
先程サッカーをしていた丸子橋のグラウンドから子ども達が居なくなっておりました。ちゃんと着替えも出来たのでしょうか?
20Km地点を1時間34分02秒で通過(此処までの5Kmは22分34秒)。昨年と比べて4分33秒遅いです。
だいぶ飛ばしたつもりでしたが、昨年の記録より更に差を広げられてしまいました。

白い帽子のランナーのペースは落ちるどころかラストスパートに入ったかのように更にパワーアップされているようです。
間隔は開きましたが、しっかり喰い付いて行き、8位のランナーを共にかわして9位になり、7位のランナーも共に抜いて8位となりました。

会場の横まで来ると、例年なら増えて来る声援が今年は聞こえて来ません。
雨の中、家族を連れて来るランナーは殆どいないようで、大会会場は淋しい雰囲気です。
その時、白い帽子のランナーがカクンと左に曲がりトイレに向かいました。
会場に最も近いトイレなのですが、どうせならもう少しコースに近いトイレに行けば良いのにと思いながら7位になってしまいました。
もう少し、あの高速ランで引っ張って頂きたかったのですが……

ハーフ地点を1時間39分01秒で通過。昨年と比べて4分38秒遅く、過去6回で最低の記録です。昨年のように此処からペースアップして行けるのでしょうか?

6位のランナーの背中も視界に入り、下流側の多摩川大橋の折り返し地点までに追い抜いて6位になりました。
今年は前のランナーの背中が見えてから追い抜くまでの時間が短いように感じます。
つまり、皆この悪路に体力を著しく消耗し、無駄な脚力を使い、早い段階で脚に力が入らなくなっているのかと思われます。
トイレ(小)で30秒のロス。

反対を向くと急に風を感じるようになりました。同時に雨も感じるようになりました。
スタート時よりは収まっているとはいえ、追い風であったために雨をあまり意識することがなかったようです。
会場に戻るまでの間にTさんとすれ違いました。
ハーフで止めるかもと言われておりましたが、今の走りと表情とこの位置にいることを考えるとハーフリタイアはなさそうです。

時折強い向かい風に煽られながら、水溜まりを避け、泥に足を取られ、余計な体力を消耗させてしまいます。

25Km地点を1時間57分12秒で通過(此処までの5Kmは23分10秒)。昨年と比べて5分59秒遅く、向かい風の影響を受けております。

フルマラソンの鬼門である25~27Kmまで来ましたが、今年は普段のマラソンでは痛くならないような箇所が痛く、息切れも例年以上に感じます。
このままのペースで進むと、3時間15分台という計算になります。
後半スパートを掛けたくても脚に力が入りません。

丸子橋手前で5位のランナーを抜きました。この辺りから追い抜く際は一声掛けるよう努めました。
更に27Km過ぎで4位のランナーを抜き、大きな池の前で3位のランナーを抜いて、再び水溜まりを突進します。未だ氷水、冷たい!!

30Km地点を2時間20分26秒で通過(此処までの5Kmは23分14秒)。昨年と比べて7分23秒遅いです。

反対側を1位のランナーが快走して行きますので、しっかりと声援を掛けました。ぶっちぎり単独首位です。
雨も小康状態になって来て、雨合羽を次の給水所で捨てて行っても良かったのですが、珍しく中のシャツがそれ程濡れておらず、防寒対策として着続けることにしました。

給水所でバナナと人形焼2個を取り、すぐに2位のランナーを抜きました。「ラスト10Km頑張りましょう!」「ありがとう!」
こう書いていると自分だけが凄く飛ばしているかのように見受けられるかも知れませんが、私のペースはほとんど変わっておらず、他のランナーがペースダウンしているだけで、皆、この悪条件下で苦戦されているようです。

2回目の上流側折り返し地点を廻ると、背中が急に冷たくなりました。
雨合羽が背中に貼り付いたことで冷たい水が背中に伝わってきたためです。
あまり体感はありませんが、折り返したことで追い風になったようです。

後半に入ってから追い抜いたランナーはしっかりと後を付けて来ておりますが、ハーフの手前で左折してトイレに行ったランナーは見えなかったので、ハーフでリタイアされたのでしょうか?
てことは、あの高速ランはハーフで終えることを視野に入れて意図的に行われたラストスパートだったのでしょうか?
そうこうしている内にTさんが現れました。スタート時は最後尾からスタートされ、20位前後でペースを抑えたようですが、脚に違和感を感じていたためハーフでリタイアするかもと言われていたにも拘らず、走り続け、既に10位辺りまで来ており、さすが底力のあるランナーです。
そのTさんに教わったラスト爆走モードに入りますが、脚に力が入りません。
気持ちの分だけ一段階ペースを上げました。

35Km地点を2時間43分24秒で通過(ここまでの5Kmは22分58秒)。昨年と比べて8分29秒遅いです。
このままのペースで進むと、やはり3時間15分台と、先程と変わりません。

例の大池が近付いて来ましたので、今度は数百m手前から土手の中段に上がりました。
此方は此方で水溜まりだらけです。
反対方向から未だランナーが続いておりますが、皆大池を避けて、横の叢に入っておりますが、皆泥濘に足を取られて苦戦しておられます。とてもロードのマラソン大会の光景とは思えません。
上を見上げるとあざ笑うかのように秋の強い陽射しが差して来ました。
この辺りまで来ると中のシャツも汗で濡れて来ました。

意識して脚に力を入れて高速ペースを維持しているつもりですが、本来のペースでは走れていないのを体感しております。
とにかく今のリズムを崩さないように走り、ゴールへ向かいます。
息遣いもかなり荒くなって来ました。

40Km地点を3時間05分28秒で通過(ここまでの5Kmは22分04秒)。昨年と比べて10分00秒遅いです。
若干爆走効果があったのか、このままのペースで進めば3時間14分台で行けそうです。

此処から更にペースを上げてラストスパート、自分の呼吸が乱れに乱れて煩くなっています。
視界の中に会場が入って来ました。
晴れて来て明るいものの、例年のような賑やかさがありません。
会場の所では未だ41Km地点なので、あと600m程下流まで行って来ないといけません。
スタッフのおじさんが、「残り2Km頑張れ!!」 えっ、違うでしょ!? と思いながら会場を通過。

山を下りて来たかのように疲れ切った重たい足を上げ、時々泥で脚を滑らせながら、気持ちの上では全力でバタバタと走ります。
折り返して再び会場に戻り、3時間14分12秒でゴール!!

前半1時間39分01秒、後半1時間35分11秒と、何とか後半尻上がりで走り終えることが出来ましたが(最後の2Kmは3分59秒/Km!!)、昨年と比べて10分33秒も遅く、今までに感じたことないような脚の疲労感を感じます。
満足の行く内容ではありませんが、唯一の救いは順位です。
総合で154人中2位、46歳~55歳男子の部で44人中1位。あれっ? もしかして表彰もあったっけ?

走り終わった時の風貌はマラソンを終えたというよりも、雨の山中をトレランして来たかのように、ずぶ濡れ&泥塗れとなっておりました。
水溜りの度に飛び跳ねたり、歩幅が変わったりと、普段使わない余計な筋肉を消耗させてしまったため、脚の疲労感倍増です。

ゴール後、すぐにシャツを着替え、セーターとウインドブレーカーを着て、更にびしょ濡れのランパンツを履き替えようとした時、大失態に気付きました。
替えのズボンを忘れた!!
今回替えの靴を持って来なかったのは意図的で此方は泥だらけでびしょびしょは覚悟の上で帰るしかないですが、濡れたランパンツのまま帰らないといけないと考えると憂鬱です(家を出た時はランパンツで出て来ました)。
後程、Tさんと共に、ご飯、味噌汁、キャベツが食べ放題のからあげとり多津鹿島田店にて昼食を食べる予定ですが、濡れたパンツで座りたくはないし、お店を汚したくはないし、バスタオルを敷いて座ろうか、周囲が不快に思わないだろうか……

給水所で氷砂糖と人形焼きを頂いたら、其処にいたボランティアのおばちゃんは昔サロマ湖も走られたことのあるランナーで、兵庫県の村岡ダブルフルウルトラランニングも走られたことあるそうで、しきりに村岡を薦められました。
色々とお話をしている内に見覚えのあるフォームのランナーが近付いて来ました。Tさんです。
爆走という程ではありませんが、しっかりとラストスパートされています。
しっかりと声援を送って見送ると、スタッフのおじさんが、「残り1Km頑張れ!!」 修正されておりました。

秋の陽ざしが燦々と降り注ぐ中、Tさんも無事3時間32分台でゴール。
このゴールシーンだけ見ると、仄々とした秋の休日のマラソン大会という雰囲気で、壮絶な走りを終えたようには見えません。
脚の違和感からピキッと切れることのないよう抑え気味に走られたのでペースも維持でき、悪条件がそれ程ストレスにはならなかったそうです。
Tさんは46歳~55歳男子の部で44人中2位で私と共に入賞となり、一緒に表彰されました。


偶然にもTさんはジャージを2本持って来ていたため、貸して頂き、中のパンツ(此方は持参した)も新しいのに履き替えてスッキリ出来、無事、からあげとり多津鹿島田店にて昼食を食べることが出来ました。
Tさん、どうもありがとうございました。
ジャージは洗濯して、晴れた週末に走って返却しに行こうと思います。





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最終更新日  2017.11.26 14:29:31
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