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ウルトラマラソンに魅せられた自然派ランナーのブログ

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2018.05.26
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カテゴリ:マラソン
本日は、第2回横須賀・三浦100Kmみちくさウルトラマラソンの日です。
横須賀中央駅から徒歩圏にある旅館で4時に目覚め、支度をして、荷物を背負って出発、走って5、6分の所にある会場の横須賀ヴェルニー公園には4時半前に到着。
既に多くのランナーが集結しておりました。皆、前泊されたのでしょうか?


とはいえ、100Km参加者は237名で、二分割された65Kmの総参加者数973名と比べると遥かに少なく、やや淋しさを感じます。
都心から1時間で辿り着ける立地条件でありながら、100Km参加の場合前泊を余儀なくされるという点が、100Km参加者数を少なくしているのでしょう。
そういう私も来年は開催日が変わらない限り、前日夜遅くまで仕事が既に入っておりますため、来年は65Km参加者となる予定です。

本日の天気は曇時々晴、26℃/21℃と既に早朝の今、寒さは感じません。
ゴールのソレイユの丘に運んでくれる荷物を預け、

健康保険証等の入ったカード入れ、カメラ、コース略図、スマホを入れたウエストポーチだけを身体に着けて5時にスタート。
約237名のランナーが一斉に横須賀市内の国道16号の歩道を蟻の行列の如く埋め尽くしました。
早朝にも拘わらず、沿道の何人かから声援を受けます。
裸足ランナーも走っております。100Kmも行けるのでしょうか? 小江戸大江戸で見掛けたランナーも含め、裸足で何処まで走れるのか気になります。

猿島へ渡る桟橋である三笠公園内をぐるりと回り、

交通量の少ない横須賀海岸通りに入ると、早くも第1ASポートマーケット(1.7Km-5:09着)が現れ、
ゼリー、菓子、漬物、ディップ一口パン等が用意されておりましたが、殆どのランナーは通過して行きます。
未だ何も欲しくない状態ですが、早朝から働いている子ども達からも「食べて行って下さい」と声を掛けてくれるので、取り敢えず、カップゼリーとカナッペを頂きました。
1人途轍もなく早いランナーがだいぶ先の方に行ってしまいましたが、第2集団は約15人程、同じ信号のタイミングで待たされて渡る形になります。

猿島、横須賀、千葉方面が望める眺めの良い馬堀海岸の海沿いの遊歩道の所まで来ると、5Km地点を29分で通過。
昨年は距離表示が適当でしたが、今年は正しく表示されている感じです。

国道16号を渡るタイミングで第2集団は分かれ、私は後の方になり、

第2AS馬堀エイド(5.8Km-5:33着)には白玉お汁粉、どら焼き、ウィンナー、フルーツポンチ、杏仁豆腐、マンゴープリン、パン、卵焼き、ポテトサラダ等が用意されていましたが、塩分補給のため塩昆布入キャベツだけを頂きました。


国道16号を戻るタイミングで再び赤になってしまい、第2集団と第3集団の間隔は更に広がってしまいました。
海が見える高台から時々写真を撮りますが、遠くの方は霞んでいて、横浜港まで見えた昨年の風景とは見映えが違います。

観音崎辺りまで来ると海水が透明になっており、夏には泳ぎに来たくなりました。


第3AS観音崎エイド(9.7Km-5:55着)では、刺身蒟蒻に酢味噌を漬けて食べ、更にフランスパンとバナナを頂きました。

フランスパンは特に美味しく感じました。
早朝から準備して頂き、スタッフやボランティアの皆様には頭が下がります。
エイドだけでなく、分かり難い所では必ずと言って良い位、ボランティアの人がおり、結構年配のおばあちゃんとかであったりもします。

観音崎の眺めの良い遊歩道を走ります。ウィーキングしている人達からも声援を貰います。

トイレ大に立ち寄っている間に第3集団のランナーは次々と走り去って行きました。他のランナーと競い合っている訳ではないですが、次々と外を走り去る足音が聞こえていると焦ります。ロスタイム2分半。

因みに今回の私の目標タイムは南伊豆町みちくさにて、97.5Kmをギリギリ「サブ10」で走れましたので、南伊豆より遥かに高低差の少ない三浦では100Kmを「サブ10」を目指します。

ここから浦賀駅へ向かう道中、部活に通う中学生、通学する高校生、土曜日ですが通勤する人達を沢山見掛けました。
15Km地点を1時間27分で通過します。ギリギリ「サブ10」ペースを維持しております。
浦賀の渡し船(7時~12時、13時~18時運航、運賃200円)を眺めながら進み、

沿道の声援を受け、燈明堂へ向かう対面通行に入り、

折り返して来る第2集団のランナー達にしっかりと声を掛け、第4AS燈明堂(17.0Km-6:37着)に着きました。

麦茶と稲荷寿司しか置いておりませんでしたが、丁度身体が最も麦茶を欲しており、稲荷寿司は寿司屋が作る特製品という事もありとても美味しく、十分に満足できました。

この後には、くりはま花の国急坂が控えております。
久里浜の市街地に入るとスタッフがおり、右折の指示をされました。まだ直進かと思っていたため、不思議に思っていると、「昨年とコースが変わっていますので」との事。
信号待ちをしていた第2集団のランナー3人に追い付きました。

地元久里浜在住のTKさんより、「今年からくりはま花の国には行かなくなりました」との事で、「ラッキー!!」と思いつつも、その分何処で距離の補正があるのでしょうか?
あの急坂で脚を使い、その先の武山トレイルで脚を使ったら、100Km走るどころではなくなってしまうのではと思っておりましたため、一つ心配事がなくなりました。
TKさんは、この界隈は普段のランのホームグラウンド、トレイルランナーでもありますので武山も自分の庭のような感じで走り尽くしておられるそうです。
私にとってトレイルランは苦手な領域です。マラソンを始めた頃、トレイルランの大会に参加したことがありますが、普通のマラソン大会では大抵上位1割に入れるのですが、トレイルではそれなりに頑張って走ったつもりでしたが、中間値よりも遅く、結構ショックでした。以来、トレイルも山登り系大会も参加しておりません。

未だ6時台だというのに、小学校の運動会の場所取りのための行列を横目に見ながら、20Km地点を1時間57分で通過。
テントの入った大きな袋をキャリーカーで転がしている大荷物のお父さんで一杯でした。
娘が小学生の頃、確かにテントを持って来ていた人達もおりましたが、極少数派で、校庭の隅っこの方に30張り程立てられていた位で、多くの人達は御座を敷いただけの所で観戦しておりましたが……

第5AS神明公園(21.4Km-7:02着)では、胡瓜&パプリカ浅漬、合鴨ロース、ミートボール、レモン、オレンジ、林檎、カステラ、プチ大福、カリカリ梅が用意されており、

浅漬、レモン、プチ大福、梅を頂き、4人で海外沿いの県道212号を進みます。時々雲の合間から5月の太陽が顔を出し、容赦なく紫外線を降り注ぎます。

25Km地点を2時間23分で通過。
すれ違った散歩中のおじさんより我々4人に対して、「12番、13番、14番、15番!」と言われました。思ったより前にランナー達がいるようです。

TKさんロードはフルマラソンが標準、100Kmは初参加、それ以上に丹沢を拠点とした彼方此方のトレイルランに出ておられ、今年は信越五岳も試みたもののエントリー漏れしてしまったため、ペーサーを務められるそうですが、それはそれでやはりハードであると思われます。
此方も超長距離の話をしたりすると、「100Kmを走り切るコツはありますか?」と訊かれたので、「60Km過ぎでいかにペースを落とさずに走れるかがポイントです。そのためには今この瞬間に突っ込まないこと、力七分で走る事でしょうか?」といった会話を楽しみながら走っていると、あっという間に第6AS野比海岸に着きました(26.0Km-7:29着)。
此処では楽しみにしていた横須賀海軍カレーパンを4切れと、飲み物はコーラを頂きました。塩揉みキャベツは未だ準備中でした。



海岸通りから右折して、上り坂に入ります。
運動会場へ向かう小学生達を次々と追い越しながら、校庭が難民キャンプのようにテントだらけの小学校の前を通り、今度は小学生達とすれ違い、暫くすると第7AS武山に到着(28.9Km-7:48着)。
スニッカーズの塩チョコレートが疲れた身体に非常に美味しく感じられました。

武山への登山道に入り、三浦の野菜畑の中をじりじりと駆け上がって行きます。
TKさんを含む2名が先に進み見えなくなり、私ともう一人がそれを追う形となりました。
30Km地点を2時間54分で通過、道はどんどん急な上り坂となって行きます。
私と一緒にいるランナーは緩やかでも上りは歩き、平地と下り坂ではしっかりと飛ばしますので、抜きつ抜かれつを繰り返す感じで進みます。

横須賀警察犬訓練所を過ぎると完全に山道に入り、トレイルランとなりました。
とはいえ、山上りがきつ過ぎて、ランは出来ません。
時折、三浦海岸を見下ろせる所で景色を楽しみながら、歩いたり、軽ジョグしながら進みます。
そんな中、背後から凄い勢いで駆け上がって来るランナーがおり、あっという間に抜き去られました。
背中に「へべれけ」と書かれた黒シャツを来たランナーですので、この後は「へべれけさん」とさせて戴きます。
折角上ったのに、また下ったりと繰り返す内、最後のキツイ上りを進み、武山山頂には8:16着。
山頂到着直前にスタッフが山から下りて来て、「山頂広場に出たら左に進んで山を下りて下さい。もう案内のスタッフはおりませんので……」と言われたので、迷わずに進めましたが、我々まだ200名の内の15人目位なのですが、「もうスタッフはいない」ってどういう事でしょうか?
山頂広場に左折を示すみちくさの赤矢印もなく、これから来るランナー達は大丈夫でしょうか?

山を下りるとへべれけさんがこちらを見て立ち止まっております。「どちらに行けば良いでしょう?」と。
此処からは舗装道路、みちくさの案内板がありません。左折の方が緩やかに下り坂になっているので、「下りましょう!」と言って、左折しました。
結論として合っておりましたが、案内が欲しかったです。
へべれけさんは山道だけでなく、舗装道路でも速い!! とても付いて行けず、どんどん間隔が広がって行きます。

第2集団から零れて来たランナーを二人で抜き去ります。
山で脚を使い切ってしまったのでしょうか? 私も人の事は言えない位、脹脛、大腿部前後が痛いです。

海岸沿いの国道134号には8:36着、信号待ちでへべれけさんに追い付いたものの、すぐさま引き離されてしまいました。

トイレ大のため公衆トイレに入りましたが、紙がなく小だけにしました。

第8AS三浦海岸(38.8Km-8:47着)では、野菜塩揉み、魚唐揚げ、卵掛けご飯(TKG)が用意されておりましたが、軽い内臓疲労で重たい物の食欲が沸かず、TKGは諦めました。

自転車道で休憩しているライダーたちが、みちくさの幟を見て、「TKG食べたいなあ」等と話しております。私が食べられなかった分どうぞと心の中で言いながら、その場を去りました。
もう一度公衆トイレを覗くと、今度は紙が備え付けられており、しっかりと大をして身体を軽くしました。ロスタイム3分でしたが、スッキリ感の方が上回ります。
40Km地点を3時間59分で通過。登山した割には6分/Kmを維持できております。

県道215号を海岸沿いに進み、その先には松輪の高台に上る長い坂が待ち受けております。

三浦半島は隆起地形であり、台地の高さは約50mと言われておりますが、此処からはその上り下りに因るアップダウンが続きます。
心臓破りの松輪の坂、脚に力を入れて、手を振って、しっかりと刻んで行きます。
視界にTKさんの背中が入り、近付いて来ました。
しっかりした歩みを刻んでいるようですが、少しずつペースダウンして来た感じでしょうか?

塩分濃度の濃い汗が目に入り、暫くの間目が沁み過ぎて、目を開けられない程でした。
とは言え、昨年程の暑さはなく、風も涼しく、気候には恵まれております。

漸くガソリンスタンドとコンビニが現れ、眺めの良い松輪台地に辿り着きました。
此処からは毎夏娘と友達家族と一緒に来ている大浦海水浴場への道です。
キャベツ、大根、スイカ畑の中の道を少しずつ下り始めると、TKさんに追い付きました。
毎年海水浴に来ている話をすると、「大浦を知っているとはツウですね~ 僕はメロン農家の友達がこの先に住んでいて、子どもの頃から夏に自転車で遊びに来ては、自転車でどうやって持って帰るんだという程沢山のメロンを貰っていました」との事。

会話をしながら急坂を下ると松輪港、右折して再び急坂を歩いて上り切ると、誘導員がいました。
TKさんより少し先に出た私に対して、「5人目で~す」との事。いえ、そんなに前にいるとは思えませんが……、少なくともトップのぶっちぎりランナーは見られていないのではと思ってしまいます。

対面通行となり、へべれけさんを含む3人のランナー達にしっかりと声を掛けます。
45Km地点を4時間30分で通過。

第9AS剱崎(45.8Km-9:32着)では塩キャベツ、胡麻プリンを頂き、内臓疲労の身体には麦茶が美味しかったです。

少し休憩をされるTKさんより先に出て進むと、3人のランナーとすれ違いました。
野比海岸辺りで前後していたランナーです。

県道215号に戻り、長い坂を下り、再び松輪港。
小学校の運動会場横を通過、毘沙門トンネルを潜り、暫くすると二人のランナーの背中が近付いて来ました。
後ろを走るHTさんと思われるランナーが給水のため歩き始めたので、その横を一言声を掛けて先に行かせて戴きました。
高台に上る長い坂を走り続けると、OMさんの背中が近付いて来て、風力発電のある所でコーラのみの私設エイドが現れ、そこで北海道から来られたというOMさんに追い付きました。

前に出ましたが、背後に間を空けて付いて来られる気配を感じます。

50Km地点を4時間59分で通過。ギリギリ6分/Kmを維持できております。

城ヶ島大橋の手前から対面通行となった直後に折り返して来たランナーとすれ違いました。
トップのぶっちぎりランナーでしょうか?
体格も見るからにアスリートで、非常に速いペースで走られております。
あのペースで進めば8時間台も可能かもしれません。

時々雲の合間から太陽が顔を出す程度の明るい曇空の下、城ヶ島大橋を渡りながら島や海や三崎港を見下ろします。
遊覧船が走っており、娘が幼児の時に家族で油壷港から城ヶ島まで乗船したのを思い出しました。私にとって運動など縁の無かった時代です。

城ヶ島公園に入り、暫く進むとエイドがあるのですが、公園内至る箇所で観光客から「頑張って下さ~い!」と沢山の声援を受け、力を貰います。
第10AS城ヶ島(53.9Km-10:22着)では、パウンドケーキ、クッキー、ラスク、マロウ&ミントティーが用意されており、パウンドケーキ以外のものを一通り頂きました。ハーブティーは3杯も飲みました。

エイドスタッフから「4人目です」という言葉を頂きますが、45Kmの誘導員の言葉が正しいとすると3位になっている訳で、恐らく多く数えられている4位の方が正しい情報かと思われます。
エイドではOMさんと一緒になり、其処を発ち公園内を走っていると、HTさん、復活したTKさんと立て続けにすれ違います。
皆、しっかりした足取りで走られております。

散策用遊歩道に入り、ウミウ展望台、馬の背洞門展望台を眺め、間もなく城ヶ島灯台という所まで来ると、「折り返し点」という立札を持った誘導員がおられる所を折り返します。

この遊歩道でも多くの観光客が道を空けて下さり、大きな声援を頂きました。

すぐにOMさんとすれ違い、暫くして、HTさん、TKさんとすれ違い、遊歩道走行中更に、剱崎エイドを出てすぐに対面した3人のランナーとすれ違いました。
この間隔では油断しているとすぐに追い付かれます。
とは言え、この大会では順位の事は意識しておりません。
全行程を楽しみながら、且つ、ベストを尽くせればと思っており、意識しているのは時間のみです。
55Km地点を5時間30分で通過。
城ヶ島大橋を渡っている最中も、渡り終わった後もランナーとすれ違います。上位15名位まで対面できたでしょうか?

坂を下り、三崎の市街地に入り、右へ左へと複雑に進み、観光客で一杯の散策路の一本海側の道を進み、第11AS三崎港(60.3Km-10:56着)に到着。
此処ではみたらし団子、あんこ玉、濡れ杏、和三盆クッキー等甘い物が沢山揃っているのですが、内臓疲労の所為でとても胃袋内の錘となるものを食べる気にはならず、麦茶とスポドリを各2杯ずつたっぷり飲ませて頂きました。
氷が容器に入っている所為か、今までのエイドにはない冷たさがあり、美味しく咽喉を潤すことが出来ました。
暫くしてOMさんも現れ、冷たい飲料を「美味し~い!」と言って飲み、「今までのエイドは何処も温い飲み物しか置かれていなかったので、非常に美味しく感じます」と言い、お手伝いをしている子ども達にも例を言い、冷たい飲料で疲労回復して其処を発ちました。

今度は油壷方面への西海岸の道を走ります。
此方は観光客が来ないため、急に静けさを感じますが、湾の水は透明度が高く、澄んでおります。


三崎口駅と三崎港を結ぶ県道26号を左折すると、長い上り坂に入ります。
道中一人のランナーが歩いておりました。
城ヶ島手前の高速アスリートでもなく、へべれけさんでもありません。この時点で前に3人はいた事は確実となりました。
一言挨拶して此方は走り続けます。急坂を除き、仮令上り坂でも脚力がある限り、走り続けないと、どんどん時間に置いて行かれます。
65Km地点を6時間31分で通過。

第12AS引橋(66.7Km-11:37着)では天草ゼリーと林檎を頂きました。
他にもお握りが用意されていました。
エイドスタッフに4番手である事を言われましたので、更にあと一人いるのでしょうか?
程なくして、先程上り坂で追い抜いたランナーが入って来ました。
引橋の交差点は歩行者の青の時間が短く、赤が異常に長いので、チラチラと50m先の信号を見ながら補給に努めます。
飲料は三崎港程冷たくはなかったですが、氷を沢山用意して下さり、結果、やかんの麦茶を冷たく頂きました。
そろそろ青に変わるタイミングでプラコップに沢山注いで、エイドを去りました。
今回から、エコの観点でマイカップ持参が義務付けられており、ウエストポーチに付けたフックに吊り下げて走っており、カランコカランコ騒がしいのですが、エイドを発つ時、最後に飲料を入れて歩きながら進めますので、数秒の時間短縮にはなっているかも知れません。

緩やかな坂をだらだらと下ります。疲労した身体には最もありがたい地形です。
ハイキング集団となっているおじさん中心の高齢者達を追い抜くと、また温かい声援を頂きました。
既に元気はなくなっていますが、声援を受けた時は元気に御礼を言って立ち去ります。

京急電車でやって来て、京急バス待ちの長い行列を横目に三崎口駅前を通過し、更に下って行きます。
暑さはそれ程ではないにせよ、それでも疲れた身体には堪え、じわじわと内臓疲労度合いが増し、最早何も食べたくない気分ですが、食べないとハンガーノックになるし、難しい所です。
70Km地点を6時間59分で通過、辛うじて6分/Kmを保てておりますが、そろそろヤバいかも知れません。

この大会のゴールはソレイユの丘ですが、100Kmランナーの72.5Km地点(此処から距離補正済み)も同じ場所で、一旦ゴール横の小さなエイドに立ち寄りますが、再び其処を発って残り27.5Kmを走る必要がありますが、想像するに多くのランナーが此処でリタイアしそうな気がします。
ゴールし終えた65Kmランナーが達成感に浸り、鮪漬け丼等を食べているのを横目に、更には、「これを持って温泉に入って下さい」と言わんばかりに自分の預けた荷物が10m先に置かれている訳ですから……
100Kmを初挑戦するランナーにとって、この「72.5Km地点=ゴール横」は鬼門かも知れません。
そういえば8年前、サロマ湖初参加の自分を振り返ると、73.5Km地点の鶴雅リゾートを過ぎてから「誰が100Kmなんて距離を作ったんだよ! 此処がゴールでいいじゃないか!」と叫びながら走っていた自分がいました。
同じ気持ちになるオレンジランナーがいたとしたら、この環境下では簡単にリタイアしてしまいそうな気がします。

第13ASソレイユの丘(72.5Km-12:14着)では、ランナーの荷物の仕分けで忙しいスタッフを横目に水を頂きました。
身体が求めているのはひたすら水ですが、このままでは脚に力が入らなくなりハンガーノックになり兼ねません。
糖分のあるものを摂取するべきであったかも知れませんが、何を見ても食欲が沸きません。
エイドの子供から「アイスはいかがですか?」と言われ、3種類くらいメニューを見せてくれましたが、ごめんなさい、もう気持ち悪くて……、昼食時のスタッフに食べて頂ければと思います。

ソレイユの丘から国道134号に戻るまでの間に、引橋手前で抜いたランナー、OMさん、HTさん、TKさん、NKさん(剣崎の3人のランナーの1人)とすれ違いました。
TKさん、100Km初参加にしてはしっかりとした脚取りでペースを維持されております。

国道を左折し、残り26Kmの長い旅に出ます。
最早脚はカチカチ、しかも慣れないトレイルラン(登山?)をしたため、右脚の脹脛が破裂しそうです。
大腿筋の裏側もカチカチになっており、おまけに川の道以上にしんどく感じる内臓疲労とハンガーノックの初期症状と、満身創痍状態です。
75Km地点を7時間28分で通過。

普段三崎口ランで何度も通っているすかなごっそ、長井、陸上自衛隊武山駐屯地、林交差点、横須賀市民病院前を通過します。
コンビニに入って、内臓疲労時に咽喉を潤せるオロナミンCでも購入しようかと考えますが、この国道134号はコンビニが尽く道路の東側にあり、西側がコースとなっている今、道路を渡って戻る必要があり、それもまた億劫です。

佐島へ行く県道213号を左折する所にいた誘導員は朝の久里浜と道中もう一箇所と見覚えのある女性でした。
早朝から本当にご苦労様です。
「3人目です」というまた違った言葉が返って来ました。「途轍もなく速いランナーが先頭で言っている筈ですが……」「その人入れても3人目ですよ」との事。

佐島に入る峠を越え、坂を下り、蛸を買い付けに来ている観光客を横目に進み、佐島マリーナの方へ入って行くと、右側に湘南レストランMarine & Farmがあり、外のテラス席はびっしり埋まっており、老若男女問わず美味しそうにランチを満喫されている家族連れやカップルが見えました。
今、何も食べたくないですが、気になるので一度は昼食で来てみたいです。
因みに、サラダ&フォカッチャ付でピッツァとパスタとカフェデザートセットを頼むと5,000円+税となります!!

その先に見えて来ましたのが、第15AS佐島公園(79.8Km-13:00着)。
到着するなり、トイレ小を済ませ、体重を減らしましたが、身体が楽になった感じはありません。
これならハンガーノックは防げるかなと考えながら、オレンジジュース、コーラ、オレンジゼリー、コーラ、オレンジジュースと頂きました。
内臓疲労で川の道初夜のように全て戻してしまわないかなとか考えてしまいます。
「どうぞパンや漬物も召し上がって下さい」「………」「キャンディとかラムネもどうぞ」「………」
会話が成り立っておりません。固形分を咀嚼する力もなくなっております。
御礼を言って、フラフラとその場を立ち去り、暫く歩きながら進みます。
排水溝とか戻しても大丈夫そうな所をチラチラと見ながら進んでいる自分がおり、再びテラスでランチを楽しまれている人達から見たらやはり変態ランナーなんだろうなと考えてしまいます。

県道213号に戻り、脚に力を入れて何とか走り続けます。
薄日が差しており、暑いと感じる一歩手前ですが、一刻も早く走り終えたい気分です。
しかしながら、あとハーフマラソン分の距離を進まねばなりません。

佐島も何十回も走っており、いつも北側に抜ける時は住宅街の中に入って大楠幼稚園の前を通り、距離・高低差共にショートカットするのですが、そのまま県道を進み、おまけにしっかりと上らせられ、国道134号に出ました。
秋谷、立石を過ぎ、そしていよいよ湘南国際村へと続く地獄の長~い上り坂の県道217号に入りました。
程なく、トップぶっちぎりの超アスリートさんが下りて来ました。「お疲れ様です。ラスト頑張って下さい!」
このペースならサブ9.5は行けそうです。城ヶ島大橋のペースよりは落ちているようですが、力強い走りを見せてくれております(結果、9時間23分34秒でゴール)。

84Km地点を8時間32分で通過しましたが、此処からの上りは完全に歩きとなりました。
脚よりも身体が付いて来ません。息切れが激しくなります。
一刻も早く止めたい気分で一杯です。
坂が緩やかになったら軽ジョグしてゴールに近付きます。
歩いている時間が長かったですが、漸く正面に湘南国際村が見えて来て、突き当りを左に行った所にオレンジ色のみちくさの幟が見えます。
着いた着いたとエイドに近寄ろうとすると、スタッフから「帰り用のエイドになっておりますが、立ち寄られますか?」と言われました。
「へっ!? 此処折り返し地点ではないのですか?」
「折り返し地点はこの先更に上って、ファミリーマートを右折して、突き当たるまで行った所にあるロータリーが折り返し地点です」
「じゃあこのまま行きます……」
どっと疲れが出て来ました。

先程より緩やかな坂となりましたので、今度はしっかりと走って上ります。
途中、10台ほどライダーに追い抜かれますが、向こうも辛そうです。
程なく見えて来たファミマを右折、緩やかではありますが、まだまだ上ります。

湘南国際村どんだけデカいの!? いつまで経っても道の果てが見えて来ません。
国際センターという中心になる建物の前を通り今度は下り坂、つまり帰路上らなければいけません。
散歩中の夫婦から「頑張って下さい! 何処まで行かれるのですか?」
「この先のロータリーがある所のようです」
「でしたらもう少しですよ」と力になる言葉を頂きました。

そして、ロータリー以外何もない所をぐるりと一周し(87Km辺り-13:56着)、
今来た道を戻ります。
先程の夫婦に御礼を言いながら追い抜き、ファミマを左折、第17AS湘南国際村西公園(88.6Km-14:06着)では、レモン風味炭酸水とスポドリを頂きました。

南伊豆町の残り10Kmのラスト爆走が出来ればサブ10も望める訳ですが、今の身体ではとても無理です。

坂を下り始めると、引橋手前で抜いたランナー、OMさん、HTさん、TKさん、NKさんと立て続けにすれ違いました。
TKさん、NKさんは走って上っております。
「凄い!! 走って上られているんですね」と声を掛けて声援を送ります。

脚がカチカチで下り坂と云えどもペースアップ出来ない状態で、再び国道134号に出ます。
蒸し暑さは常に付き纏いますが、正面の海からの涼しい風に少しだけ疲労感が消え去りました。
第16AS立石は道路の西側の公園内にあり、此処は東側通行のため、道路を渡る手間が煩わしく、通過。
いざとなったら今度こそコンビニに入ります。
とは言え、何も食べたくない気持ちの方が上回ります。冷たい水か麦茶が唯一身体が求めている物になります。

時々ランナーとすれ違います。「お疲れ様です。ラスト頑張りましょう!!」とお互いに声援を掛け合います。
秋谷を過ぎ、今度は佐島に寄らず、国道を直進。
一人のライダーが私を追い越した先の信号で止まって此方を見ております。
暫くしてまた同じ感じで今度は信号でない所で止まって此方を見ております。
私の知人ではないと思います。きっと向こうも誰かランナーを探しているのでしょう。

思ったより長く掛かったように感じましたが、先程佐島へ向かって入って行った道に合流、其処からはこれから佐島へ向かい最後の踏ん張りを見せているランナー達が次々に正面からやって来て、声援を送ります。
女子ランナーも頑張って力強い走りを見せています。

94Km地点を9時間42分で通過。下り坂を含めても、5Kmに36分掛かっております。
先程見た風景を巻き戻しながら、横須賀市民病院前、林交差点、陸上自衛隊武山駐屯地、長井、すかなごっそと南下し、どんどんゴールへと近付きます。
身体が更に重たくなり、脚が更に硬くなり、脚の可動域がかなり狭まっております。
塩分濃度の濃い汗が目に入り、暫くの間目が開けられません。
漸く見えて来ましたソレイユの丘へ向かう交差点が徐々に近付いて来ます。
早く終わらせたい……

右折すると黄色ゼッケンのランナーが半分以上を占める中、速度を上げます。
黄色は8時にスタートした65Kmランナー、次に多いのは未だ72.5Kmに向かうオレンジ色の100Kmランナー、その中時々目にするのは青色の9時にスタートした65Kmランナーの上位の人達です。
此方もペースアップで息が切れますが、一声掛けてながら皆を追い抜いて行きます。
ラスト爆走とまでは行きませんが、5分台/Kmは維持できております。
そして、次々と反対方向から現れるオレンジ色のランナー、そう、残り27.5Kmを走り切る覚悟でソレイユの丘を出て来た100Kmランナー達で、一際格好良く見えます。
敬意を込めて一際大きな声で声援&拍手を送りました。
向こうからすると此方は100Km間近のランナーなのか、彼らより後ろにいるランナーなのか判別が付かない筈ですが、大抵は声を返してくれます。
中には私のゼッケンを覗き込むように近付くランナーも居ました。
1回目のソレイユでは、ちっちゃなシールをゼッケンに貼られますので、それを確認したかったのでしょう。

ソレイユの丘に上る心臓破りの最後の上り坂もしっかりと走り続け、いよいよ息が激しく、喋れない程になりました。
観覧車が見えて来て、斜度も緩くなり、一気に加速した時でした。
交差点で目の前を両手で塞ぐスタッフがおります。
「!!! えっ!? 何ですか???」
「此処右折です」
「ゴール真っすぐではないのですか?」
「(くりはま花の国ショートカットに因る)距離補正です。この先の折り返し点まで一往復願います」との事。
一気に疲労感が倍増しました。

大幅にペースダウンしてしまい、何処まで続くか分からない対面道路を進みます。
ゴールを目前にラストスパートして来たランナーにとってこの仕打ちは非常に辛いものがあります。
500m程走り、見えて来たスタッフの手前に置かれたコーンを回り、今度こそと思い、再び爆走します。
あまりにも疾走して来るので、先程のスタッフから「気を付けて渡って下さ~い!」と手前から声を掛けられます。
何人かのランナーを牛蒡抜きし、ゴール前の下り坂で更に加速し、左折してゴールに入る所で勢い余って遠心力でコースを外れてしまい、「エイドは此方です」と未だ1回目のソレイユと間違えたスタッフから声が掛かるのを他所にゴールテープに向かって突き進み、10時間18分49秒でゴール!!

完走証を受け取ると、2位(暫定)/237人(エントリーベース)!!
「あれっ!? 途轍もなく速いランナーとへべれけさんが入っていると思ったのですが……」
「良く分かりませんがあなたが2人目です」
そう言えば、湘南国際村往復でへべれけさんとは対面しませんでした。
対面コースですれ違わなくても、トイレやコンビニに入る事もある訳で、きっとそういう事なのだろうと思います。
尚、当大会は順位による表彰はありません。

ゴールの先で黄色のランナー達に拍手で迎えられ、お互いの健闘を称えた後、その場に仰向けになって倒れ込みました。
心拍数が更に上がり、再びハアハアと荒い息遣いになりました。
目標の10時間切りが出来ず、悔しい思いが少なからずあるものの、此処が体力の限界なのかもと納得している自分もおります。

ゴール後、食欲ゼロでしたが、辛うじて咽喉を通りそうな甘夏と麦茶のみを頂き、キャベツ塩もみと、ゴール後の最大の楽しみでした鮪漬け丼は来年までお預けとなりました。


トイレにから戻って来ると、丁度へべれけさんがゴールした所でした(10時間38分12秒)。
「お~、お疲れさまでした~!! なんで私の後ろにいるのですか??」
「ロータリーが折り返しと知らなくて更に山道を進んでしまい、ゴルフ場の下まで行ってしまいました。ガーミンも110.XKmを示してます。でも10Km得して楽しめました」と至って前向きでした。
あのロータリー、何も矢印案内がなく、これは絶対に改善すべき案件だと思いました。
事実上、110Km走ってしまった彼の方が2位になるべきですので、私の順位は「3位」に修正ということにします。

へべれけさんは北海道出身のSHさんで、「また来年も来ますので」と言われるので、
「その前にサロマに出られますか?」と訊いたら、「勿論出ますよ。地元ですから……」との事。
サロマでの再会を願って、別れました。

三崎口までの送迎バスはあったのですが、もう暫くゴールに向かって来るランナー達を応援したかったので、歩いて国道134号まで行きました。
黄色、時々オレンジ色、稀に青色ゼッケンのランナーに拍手と声援を送りながら歩いて進みます。
オレンジ色のゴールに向かうランナー達には一際大きく拍手で迎えました。
引橋手前で抜いたランナー、OMさん、NKさんとすれ違いました。
TKさんは少し遅れてしまったようですが、あの湘南国際村の長い坂道を駆け上がっていたので、大丈夫かと思われます。
西の前バス停に16:10頃に到着、遅れていたバスが丁度やって来て、三崎口までバスに揺られて約10分、本来ならコンビニで缶酎ハイを購入して京急で飲みながら帰る予定でしたが、何か身体に入れたら立ち処に戻してしまいそうな雰囲気でしたので、電車に乗ってひたすら眠って帰りました。

17時20分に帰宅後、すぐに入浴し、夕食は要らないと言って18時に就寝し、20時に一旦起き、一時テレビを観て過ごした後、再び21時半に就寝、翌朝5時半まで深い眠りに落ちました。







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最終更新日  2018.06.08 06:29:07
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